声優
鈴木愛奈1stツアーライブBD発売記念インタビュー

鈴木愛奈さん1stツアー『Aina Suzuki 1st Live Tour ring A ring – Prologue to Light – LIVE Blu-ray』発売記念インタビュー! 初日の横浜公演+映像特典には故郷の北海道千歳公演の模様も収録!

鈴木愛奈さんの1stライブを映像化した『Aina Suzuki 1st Live Tour ring A ring – Prologue to Light – LIVE Blu-ray』が10月13日リリース!

2020年6月開催予定だった初のソロライブが中止になりましたが、2021年2月から全4公演にツアーにスケールアップ! 本作はツアー初日の2月11日、パシフィコ横浜公演を収録! デビューアルバム『ring A ring』を軸に全20曲を熱唱。

更に映像特典には、メイキングに加えて、ツアー最終日、4月3日に行われた北海道・千歳市民文化センター公演の模様も一部収録! 

鈴木さんにとって初ライブ映像作品であり、想いが詰まった全力パフォーマンスをぜひ体感してください!

 

 

1stライブ中止から自分を磨いて準備。パワーアップした鈴木愛奈をお見せして何かをお届けできるように臨んだツアー

──まず1stツアー『Aina Suzuki 1st Live Tour ring A ring – Prologue to Light』が決まった時の感想をお聞かせください。

鈴木愛奈さん(以下、鈴木さん):まずはやっとできるんだなと。2020年6月に1stライブをする予定が中止になり、ソロとしてどうパフォーマンスを磨いたらいいのかと考え、前向きにとらえてできることに取り組んで、来るべき日を待っていました。

そして1日限りのライブではなく、ツアーができることになって嬉しかったです。たくさんの方たちとの出会いや支えのおかげと感謝しています。パワーアップした鈴木愛奈をお見せし、何かをお届けできるように全力で頑張ろうと思いました。

──1stライブ中止から2枚のシングルがリリースされて、ライブのセットリストにも厚みが増えたのでは?

鈴木:曲数が増えたことは大きかったんですけど、まずはデビューアルバムであり、伝えたいメッセージが詰まっている『ring A ring』を軸にしたくて。どうしたら想いが伝わるライブになるのか、スタッフの皆さんと話し合いを重ねてセットリストを決めていきました。

序盤の「Coccon」、「Butterfly Effect」では繭から蝶になって飛び立っていくという流れがきれいだよねとか、今回はバンドさんと一緒ということで、楽器の持ち替えがスムーズにできるような順番がいいかなとかいろいろ考えて。

でもセットリストが決まって、バンドさんとのリハーサルが始まってからも変更したり、最後の最後にやっと決まりました。

──プロローグとなるインスト「The Start of Phoenix」から「ヒカリイロの歌」、本編ラストは第一楽章と第三楽章の間に歌の第二楽章がある壮大な「Eternal Place」は、『ring A ring』と同じ流れで。アルバム制作時からイメージされていたような。

鈴木:「The Start of Phoenix」から「遙かなる時空-そら-を翔ける 不死鳥-とり-のように」で始まる流れもきれいという意見もありましたが、第一声となる曲は「ヒカリイロの歌」がいいだろうと。

──『ring A ring』はいろいろな鈴木愛奈を見せるというコンセプトもあり、多種多様な楽曲が入っていることで構成が難しかったと思います。

鈴木:「アイナンテ」はアイドルソングっぽい曲だったので、中盤のアコースティックコーナー前に。アコースティックコーナーでは肩の力を抜いて聴いていただけるように「antique memory」と、「繋がる縁 -ring-」を歌いました。

 

 

ジャンルが違う曲ばかりで対応するのに苦戦。直前のMCとラストの「今日のわたしをこえて」は皆さんの心に刺さればと

──前半は「ヒカリイロの歌」から「Butterfly Effect」までカッコよく、「やさしさの名前」と「はつこい」は温かい雰囲気で、「Happiness」はR&B風のリズムにのせて、そして「アイナンテ」とアコースティックコーナーとかなり目まぐるしいですね。

鈴木:ジャンルや雰囲気が違う曲ばかりだったので対応するのが大変でした。

──後半は真っ赤な和風と洋風をミックスした衣装に着替えて、和ロックの「玉響」と、ご自身のルーツである民謡調の「祭リズム」でまさにお祭り気分で。

鈴木:盛り上がりセッションと設定していましたが、この2曲がとにかく強かったですね。

炎の演出など攻め攻めな曲が続いたのですが、声が出せなくても応援してくださる皆さんのすごい熱気を感じられました。また今回のBDでは収録されていませんが、アニソンカバーも歌わせていただけたことも嬉しくて。

──「Eternal Place」で本編を終えた後のアンコール1曲目は2回目となる「ヒカリイロの歌」でした。

鈴木:私も正直、皆さんがどう受け止めてくださるのか想像がつかなくて(笑)。盛り上がることは間違いないけど。でもデビュー曲であり、ここから始まったと言っても過言ではないし、「むしろこの曲しかないでしょ!」と言ってくださって。

ライブ序盤で歌った時は1人で旅立っていこうという感じだったのに対して、アンコールでは皆さんも一緒にいてくれる心強さも感じたし、緊張も解けている状態でのびのびと歌えたので、表情も含めて違って見えると思います。

──ラストの「今日のわたしをこえて」はご自身の半生を振り返るような曲で、エンディングを飾るにふさわしい曲ですね。

鈴木:「ヒカリイロの歌」の後にMCがあって、そこで初めてお話ししたことにショックを受けた方もいらっしゃるかもしれませんが、辛かった時のことをお話しすることで、いかにアニメやアニソンに救われたのか、どのような思いを持ってこのステージに立っているのかを知ってもらいたくて。

そして同じような経験をした方を少しでも勇気づけられたらと。その後に私の過去や現在、未来への想いを綴った「今日のわたしをこえて」だったので、皆さんの心にも刺さるものがあれば嬉しいなと思いながら歌っていました。

──ライブで歌った中で印象に残った曲や演出は?

鈴木:すごいなと思ったのが「繋がる縁 -ring-」の「広がっていき 大きな愛になるよ」で、背後で中心だけ交わっていた青と赤のリングが1つに重なった演出は素敵だなと思いました。歌っている時は見られなかったけど、後日映像で確認したら「すごくこだわってくださっている!」と思って嬉しかったです。

 

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