『やくならマグカップも 二番窯』本泉莉奈さん＆内田彩さんインタビュー｜第2期ももっとかわいらしく！『やくも』の魅力が止まらない！

実写パートでの4人が地元のスターに？ 2人の推しのカップリングは？

――第1期を経て、改めて陶芸の魅力を教えてください。

本泉：　この番組でやらせていただいたくらいの経験なんですけど、陶芸って言葉に表せないくらい深いんだな！と思いました。第1期ではマグカップとお皿を作ったんですけど、第2期は自由になんでも、私たちが作りたいものを作っていいですよ、ということになったんです。

アニメの作中でも、専門用語とか陶器に塗る釉薬（ゆうやく）の話や歴史を学んでいて、なおかつ第1期の経験があったので、第2期は集大成感もあったんです。でも、何でも作っていいと言われると、みんなすごく個性的で、本当に自由に作るんですよ。そういう面白さがあるし、こういうものを作りたいと思っても、思い通りにいかないことが多いんです。

でも、失敗かな？と思ったことも含めて、すべてが味になるんですよね。釉薬も好きな色を選んで、そのサンプルもあったんですけど、サンプル通りの発色にならなかったり、逆にこんな色になるんだ！という発見があったり、もっと作りたい、もっとこんなことがしたい、今ならマグカップやお皿ももっとよく作れる気がして、欲が出てきて大変なんです。そういうところが魅力だし、本当に楽しいなと思います。

内田：アニメで見たものが、そのまま実写でもあるので、実際はこんな感じでやっているんだろうなっていうのが分かりますよね。そうやって陶芸というか、ものを作ることが身近に感じられるところは、いいなぁと思いました。

――今回、再び多治見市を訪れて、いかがでしたか？

本泉：　多治見陶器まつりとロケが被りまして、移動の空き時間に寄らせていただいたんですけど、買い物をするつもりでバスを降りたら、きゃーってなったんです（笑）。そんなこと初めてだし、「『やくも』の方ですか？」って声をかけてくれたりするんですよ。私たちスターみたいだねって勘違いしそうになりました（笑）。そのくらい地元の方に応援されている作品なんだなと感じることができました。

私たちも微力ながら、素敵な多治見市の魅力を伝えていきたいと思いましたし、また素敵な買い物ができて楽しかったです。おいしいグルメのお店に行っても、そのたびにお店の方が声をかけてくださるので、東京に比べると、心の距離が近いなぁと感じて癒やされました。

――また、陶器を作りながらも、いろいろなところで食レポをしていたのですね（笑）。

本泉：　第1期で行っていなかった（三の倉市民の里）地球村でみんなでBBQをやりたいとずっと言っていたんですけど、今回そこに行かせていただいて！　地球村は原作にも登場していたので、すごくうれしかったです。自然に囲まれてBBQもできたし、ラジオで若井友希ちゃんが言っていたご当地グルメの「けいちゃん焼き」も、わかちー自身が調理してくれて、おつまみにもご飯にもなる万能な料理だなと思いました。第2期も良い思いばかりさせていただきましたね（笑）。そんな私たちが自然体に楽しんでいる様子を、今回も楽しんでいただければと思います。

――再びアニメの話ですが、この作品はいろいろなカップリングがあって、その関係性が良いなと思っているのですが、推しのカップリングなどはありますか？

本泉：　一番分かりやすかったのは、姫乃ちゃん（CV.田中美海）・直子ちゃん（CV.若井友希）と三華ちゃん・十子ちゃんで、第2期だと、やっぱり十子ちゃん・松瀬さんじゃないでしょうか！（笑）

あと、お父さん（豊川刻四郎／CV.石川界人）とおばあちゃん（土岐川幸恵／CV.真山亜子）もすごく良くて、真山さんのネイティブな方言が優しくて温かくて、なんて良い家族なんだろうと毎回感じていました。刻四郎さんとママの姫菜さん（CV.小澤亜李）も良かったなぁ。過去の回想シーンもあって、草野智也先生（CV.梅原裕一郎）の若い頃の会話とかも見られて良かったです。

内田：いろんな人たちの切なさもある関係性が良いよね！

本泉：　そうなんです！　人間関係が良くて、ほのぼのとした日常を描いた作品なんですけど、ほのかに香る切なさと考察が捗る表情やセリフ回しがあるんですよね。お芝居の距離感とかは聞く人によって印象も変わると思うので、それを考察しながらニヤニヤしてほしいです。

――個人的には姫菜と姫乃の関係性も好きなんです。お母さんに導かれるように陶芸にのめり込んでいく姿がいいなぁと。

本泉：　姫菜役の亜李ちゃんのお芝居を聞いたとき、姫ちゃん味がすごかったんです！　母と子だから順番が逆ですけど、亜李ちゃんの演じる姫菜ちゃんの姫乃感がすごくて、このお母さんから姫乃は生まれているわ！って思いました。そのくらい語尾の感じとか声の成分が似ていて鳥肌が立ったので、そこは注目していただきたいところです。

――内田さんはいかがですか？

内田：個人的には三華ちゃん・十子ちゃんのエピソード（第1期第3話「おさななじみだもん…ね」）が好きなんです。信頼関係があるからこそ、いい意味で三華ちゃんが十子先輩に甘えているんですよね。十子先輩はストイックに陶芸に向き合っているけど、三華ちゃんは楽しい気持ちでものを作りたい。それぞれ全然違うんですけど、きっとこの2人だからこそ、お互いを尊重し合って高め合うことができているんですよね。

そういう意味では、第2期からの松瀬さんも十子ちゃんに自分にないキラキラを感じて惹かれているのかもしれないですね。

――では最後に、放送を楽しみにしているファンへメッセージをお願いします。

本泉：　第1期の魅力もひっくるめて集大成感を楽しみにしていただきたいです。十子先輩はみんなと過ごすうちに柔らかくなって、等身大の女子高生らしくなったと思うんです。なので第2期は第1話から朗らかで表情が柔らかいということを意識して演じていました。あとはなんと言っても新キャラクターがたくさん登場し、新しい風が吹くので、その子たちと陶芸部のみんなでどんな化学反応が起こるのかを楽しみにしていただけたらうれしいです。

内田：第1期は見守る気持ちが強かったんですけど、本編に登場する機会も増え（笑）、より作品に関われていることがうれしかったです。第1期で「誰が好きですか？」と聞かれたときに「十子先輩」と答えていたんですけど、そのくらい自分を重ねたり憧れる要素があるキャラクターなんです。そんな十子先輩に愛をぶつける松瀬さん役ということで、新たな嵐を巻き起こせるよう、パワフルに演じたいなと思います！

第1期では陶芸への導入、みんなで引き込んでいく感じでしたけど、第2期は部員たちが陶芸とは何か、自分はどうしていきたいのかみたいなところまで見られるようになるので、そこは見どころかなと思います。私は賑やかしポジションを頑張りたいと思います（笑）。

TVアニメ＆実写「やくならマグカップも 二番窯」作品情報

イントロダクション

最高気温40.9度！焼き物の町多治見市を舞台にした、“アニメ×陶芸”の物語はまだまだ続く！

地元IT企業の株式会社プラネットが2012年より発行のフリーコミック「やくならマグカップも」。
2021年10月より第二期『やくならマグカップも 二番窯』のTV放送がスタート！

本作を彩るキャスト陣は、一期に引き続き豊川姫乃役に田中美海、久々梨三華役に芹澤優、成瀬直子役に若井友希、青木十子役に本泉莉奈。

さらに新規キャストして、姫乃の母親役・土岐川姫菜に小澤亜李、松瀬理央役には今回も真土泥右衛門を演じる内田彩、ヒメナ・バルデスを天城サリーが演じる。

スタッフ陣は、監督に神谷純（「キングダム」「ヒカルの碁」）、シリーズ構成・脚本に荒川稔久（「キングダム」「この美術部には問題がある」）、キャラクターデザインに吉岡彩乃（「劇場版はいからさんが通る」）、アニメーション制作に日本アニメーション（「ちびまる子ちゃん」「劇場版はいからさんが通る」「世界名作劇場シリーズ」）が引き続き担当。

地元の人々に支えられ誕生した『やくならマグカップも』はまだまだ続く！

ストーリー

みつけたよ！私だけの素敵。

伝説の陶芸家である亡き母・姫菜の影響で陶芸に出会った姫乃。美濃焼コンテストに出品し、作品を通して“自分の気持ち”を伝えることができた姫乃は “もっと素敵なもの”を作ると意気込む。一方、コンテストで最優秀賞を逃した十子はめずらしくうわの空で…

陶芸が繋いだ新しい仲間との出会い。三華が作った“あの作品”の誕生秘話や、姫乃と直子の絆、そして十子の秘めた願い。たくさんの事を経験する姫乃達は、自分が本当に作りたいものを探し始める。

陶芸に魅せられた女子高生たちによる、「昨日よりちょっとだけ胸を張れる」陶芸ストーリー！ まだまだ続く、『やくならマグカップも 二番窯』！

放送情報

CBCテレビ：10月1日（金） 毎週金曜日　25:55～26:25
MBS：10月2日（土） 毎週土曜日　27:38～28:08（深夜3:38～4:08）
TOKYO MX：10月4日（月） 毎週月曜日　22:30～23:00
BS11：10月4日（月） 毎週月曜日　23:00～23:30
AT-X：10月5日（火） 毎週火曜日21:00～21:30
※リピート放送：10月7日(木)　毎週木曜日9:00～9:30/10月11日(月)　毎週月曜日15:00～15:30

■配信
先行配信（dアニメストア）：10月1日（金） 毎週金曜日 26:25～
その他配信サイト：10月6日(水)　毎週水曜日　22:30～

TVer、MBS動画イズム、GYAO!、ニコニコ動画、ABEMA、ビデオマーケット、Music.jp、DMM.com、バンダイチャンネル、Amazonプライムビデオ、ひかりTV、Hulu、TELASA、スマートパスプレミアム、JCOMオンデマンドメガパック、milplus、U-NEXT、アニメ放題

キャスト

豊川姫乃：田中美海
久々梨三華：芹澤優
成瀬直子：若井友希
青木十子：本泉莉奈
豊川刻四郎：石川界人
土岐川幸恵：真山亜子
小泉真美：小川真奈
真土泥右衛門／松瀬理央：内田彩
青木十兵衛：鈴木勝美
草野智也：梅原裕一郎
大沢由香里：諏訪彩花
ヒメナ・バルデス：天城サリー
土岐川姫菜：小澤亜李

スタッフ

原作：プラネット・日本アニメーション
監督：神谷純
シリーズ構成・脚本：荒川稔久
キャラクターデザイン・総作画監督：吉岡彩乃
音楽：長谷川智樹
アニメーション制作：日本アニメーション
協力：岐阜県多治見市／一般社団法人多治見市観光協会／「やくならマグカップも」活用推進協議会
製作：やくならマグカップも製作委員会

【実写パート】
田中美海 芹澤優 若井友希 本泉莉奈
構成：間マサムネ
演出：清水優司
制作プロデューサー：鎗水貴史／水野知歌／佐藤晴美
制作協力：イースト・ファクトリー
制作：ＭＡＨＯ ＦＩＬＭ／ＣＢＣテレビ
協力：岐阜県多治見市／一般社団法人多治見市観光協会／「やくならマグカップも」活用推進協議会
　
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