『やくならマグカップも 二番窯』本泉莉奈さん&内田彩さんインタビュー|第2期ももっとかわいらしく!『やくも』の魅力が止まらない!
2021年10月より第2期テレビ放送開始! 最高気温40.9度、陶芸の町、多治見を舞台に繰り広げられる青春群像劇。
第2期では、自称十子のライバル・松瀬理央が登場したり、メキシコから陶芸好きのヒメナ・バルデスがやってきたり、物語的には、主人公・豊川姫乃の母親・土岐川姫菜のエピソードが語られるなど、目が離せないものになっている。実写パートももちろん継続! メインキャスト4人が再び岐阜県多治見市を巡って、グルメを楽しんだり、陶芸をしているので、そちらも注目だ。
アニメイトタイムズでは青木十子役の本泉莉奈さんと松瀬理央役の内田彩さんの対談を実施。作品や多治見市の魅力を語ってもらった。ちなみに第1期の予告で登場したマスコット真土泥右衛門は第2期でも登場。演じるのも引き続き内田彩さんなので、それについても話してもらっている。
キャラクターの役作りと演じるときに心掛けたことは?
――第2期の制作・放送が決まったときの気持ちを教えてください。
本泉: 第1期でも、アニメと実写で多治見の魅力がぎゅぎゅっと詰まっていたんですけど、もっと素敵なところがたくさんある! 私たちもまだまだ楽しみ足りない!という気持ちがあったので、うれしかったです。それだけ多治見市の皆さんに支えられていたし、たくさんの方が応援してくれていると感じられたので、心が温かくなりました。
内田:アニメと実写で焼き物や多治見市の魅力を知れる番組って初めてで、私も温かい気持ちになりました。いち視聴者として楽しく見ていたんですけど、実写パートでは次にどこに行くのか、何を作るのかを楽しみにしていたので、すごく自然に「また見られるんだ、やった!」という気持ちでした。そのくらい心に寄り添ってくれていた作品なんです。
――第2期で新たに内田さんが演じる松瀬理央のライバル(自称)が、本泉さんが演じる青木十子なのですが、それぞれのキャラクターの紹介と、演じるにあたって意識したことを教えてください。
本泉: 青木十子は、陶芸部では1年先輩の2年生で部長なので普段から教える側で、わちゃわちゃしている久々梨三華ちゃん(CV.芹澤優)を注意したりするカッコいいポジションなんです。陶芸に対しては内に秘めた熱い思いがあって、とてもストイックなところもあります。
ただ、第1期で陶芸部のみんなと過ごす中で、徐々に柔らかくなっていることも感じていました。第2期では松瀬理央ちゃんが登場するんですけど、松瀬さんに対しては、すごくスンとしているんですよね。その温度差が面白いと思ったので、私自身は「松瀬さんかわいい!」と思っているんですけど、その気持ちを鎮めて演じていました(笑)。
内田:第2期でも真土泥右衛門をやる気持ちでいたので、松瀬理央ちゃんも演じさせていただけることに驚いたし、原作は読んでいたので「あの子か!」って思いました。理央ちゃんにとって十子ちゃんは、一方的に憧れていて、ライバルでもあり目標でもある、ある種ファンのような特別な存在なんです。でもなかなか交われない存在でもある(笑)。そんな十子ちゃんに勢いよく行ってしまうんですけど、理央ちゃんは、気持ちの表し方や持って行き方がパワフルになってしまうだけで、実はすごく愛がある子なんです。
第1期は、みんなと収録が別だったんですけど、実写パート「やくもの放課後」でチャレンジする姿を見ていたから、みんなのことはよく知っていたんです。知っているのに交われないもどかしいところは、理央ちゃんを演じるときの気持ちと重なるものがありました。だから第2期でみんなと交えることがうれしかったんですけど、そのうれしさや愛を、いい意味で押し付けがましく届けていければなと思っています(笑)。彼女なりのかわいさと不器用さ、でも情熱があるところを愛らしく演じていけたらいいなと思いました。
本泉: 今回も収録は別になってしまったので、ブースで声は聞けなかったんですけど、収録中の音声をブースの外で聞くことはできたんです。そこで松瀬さんの声を聞いたとき、原作でももちろん魅力的でしたけど内田さんが演じられることによって、めちゃめちゃかわいらしい子になっていて、これは十子も頑張らないと!と気合いが入りました。
内田:真土泥右衛門は予告だけの登場だったのでずっと1人で収録していたんですけど、今回は(松瀬として)ほかのキャラクターとの絡みがあったので、台本を読んでいるだけでうれしかったです(笑)。一緒には録れなかったですけど、第1期をずっと見ていたこともあって、勝手に声を脳内再生しながら演じることができました。
前室でみんなには「人間になって登場しますので、よろしくお願いします」と挨拶をしてしまったんですけど、改めて振り返るとちょっと恥ずかしかったなと思いました(笑)。
――また、第2期では真土泥右衛門の誕生秘話も見られるそうですね。
内田:アニメを見ていた方は、予告に出てくるマスコットの真土泥右衛門って何ぞや?と思われていたと思うのですが、なんと第2期の第4話で、その正体が明らかになる話があるので、それを見たらさらに愛着を感じていただけるのではないかと思っています。
ちなみに第1期の真土泥右衛門のキャラクター作りのとき、ものすごく渋い感じの声を持っていってしまったんです。でも「もっとかわいらしいマスコット感満載の声でいいので」と言われて、今の形になりました。