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アニメ
初のASMR＋アニメ作品『180秒で君の耳を幸せにできるか?』澤家月光役の三上枝織さん&澤家陽光役の和氣あず未さんの姉妹対談をお届け！二人が好きなASMR音は〇〇？
むしろリップノイズを要求される斬新な収録!? 1人の収録のため、お互いの演技は想像で
──今回はどのように収録されたのでしょうか？
三上：このアニメの収録に先駆けて録った音声作品シリーズではダミーヘッドマイクを使っていましたが、アニメでは普通のアフレコマイクでの収録でした。ただ「リップノイズを気にしなくていいよ」とおっしゃっていただいたり、息をマイクに吹きかけたりしたので、普段の収録とは違うなと思いました。
いつもなら服や飲み物などノイズが出ないように意識していますが、今回は「リップ音が鳴ってしまったな」と思った時でもOKで。
私にとって未経験なことばかりで、どんな形で皆さんの元に届くのかが想像つかなくて、毎回、自分の中で正解を探りながらやっていました。でも何年経っても新たな挑戦ができるのが声優というお仕事のおもしろさで、楽しみながら収録させていただきました。
和氣：（通称）ヨーコーちゃんを演じる際、ささやくセリフがあった時、普通のアフレコでは、マイク前にノイズよけのフィルター（ポップブロッカー）をつけるんですが、今回はフィルターもはずして、むしろ「めちゃめちゃ息を吹きかけてください」と言われて。
通常、息をふきかける演技をする時はちょっと音をのせないと聴こえないので、息に自分の声を若干のせながらやりますが、今回は「声はまったくいらないので。息だけでボボボボという音がほしいです」という今まで聞いたことがない新しいディレクションをいただいて。
呼吸音1つにもこだわられていたので、息を多めにして、生々しい演技になったのではないかなと思います。
──お互いに掛け合いをされたりは？
三上：残念ながらアニメも音声作品も1人ずつの収録で……。想像で「ヨーコーちゃんはこんな感じかな？」とイメージしながら収録していました。
和氣：私も枝織さんだったらたぶんこんな感じかなって。
三上：最終話付近になってヨーコーちゃんと（伊藤）かな恵さん演じるママの雨読さんが2人で「バブバブ」言っているのを聞いたことがあって。「ヨーコーちゃんは母性本能が強いのかな？」と思いながら収録しました（笑）。
和氣：音声作品よりも先にアニメの収録が終わったんですけど、一番先に収録したので誰の声も知らない状態でした。その後の音声作品で秋水ちゃん（しゅうすい CV：三森すず子さん）とママの声を聞くことができたんですけど、この取材の時点でもまだ（通称）ゲッコーちゃんの声を聞いたことがないままで。
三上：そうなんだ！ 掛け合いするシーン自体もほとんどなかったしね。
和氣：でも公式サイトに上がっているPVを見て、「ゲッコーちゃん、イメージ通りだ！」と確認しました。「あなた」への掛け合いが一番大事だろうなと思っていたので、それほど難しさは感じませんでした。今は完成版を見るのが楽しみです。
月光は人見知りで内気だけど、好きな人のためにASMR収録に励む一途な女の子
──三上さんが演じる月光の印象とご自身との相違点をお聞かせください。
三上：私が演じるゲッコーちゃんは内気で友達がいない女の子です。悲しいんですけど（笑）。そんな彼女が好きなあなた（視聴者）がASMRに興味を持っていることを知って、自分でASMRを収録するために100万円もするダミーヘッドヘッドマイクを手に入れて、日々、いいASMRを収録するために練習しています。
そこまで好きな人のために頑張れてしまうゲッコーちゃんは私とは違うなと。注ぐ方向が勉強や仕事であれば、私も一生懸命にやれるけど、好きな人のためにそこまでできる愛の力はすごいなとゲッコーちゃんを見ていて思いました。
──好きな男子がASMRを聴くのが趣味だったら、普通は同じようなものを聴くところを、自分でダミヘを買って、いいAMSRを録音しようという発想はかなり斜め上ですよね。
三上：作品のタイトルにも『180秒で君の耳を幸せにできるか?』とありますが、あなたの耳を、自分の手で幸せにしてあげたいという願望が強いんでしょうね。
ゲッコーちゃんは好きな人への気持ちは一途だし、彼のためだったらどんな苦労も惜しまないので、私がもし男性だったらこんな女性が慕ってくれたらいいなと思います。
──三上さんは「奉仕する」よりも「されたい」？
三上：されたいですね！ ゲッコーちゃんみたいな子がそばにいたら素敵だなと思うし、めいっぱい尽くされたいです（笑）。
陽光はふわふわした優しそうなお姉ちゃん。日常では部屋が汚かったり、ダメな一面も
──続いて和氣さんが演じる陽光の印象は？
和氣：ヨーコーちゃんはゲッコーちゃんのお姉ちゃんです。ふわふわした、優しそうなお姉ちゃんですが、見た目的にはヨーコーちゃんと似ていないなと。
三上：確かに！
和氣：ゲッコーちゃんは黒髪・ショートで、ヨーコーちゃんは茶髪のロングで。ゲッコーちゃんがインドア派で、ヨーコーちゃんはアウトドア派で元気に見えるけど、実はヨーコーちゃんもインドア派で寝るのが大好きなんです。
また「あなた」を「弟君」としてかわいがっているけど、時々子供っぽいしゃべり方をしたりして。「〇〇でちゅね」とか言うのを見るともはや弟というよりも赤ちゃんをあやしている感じで、演じていてもちょっと不思議だし、おもしろいなと。
でも普段はひとり暮らしをしているシーンもあって、その時は完璧すぎない、人間味あふれる感じがあるのはリアルだなと思いました。
こんなにきれいなお姉さんだから実生活でもきちんとしているんだろうなと意外と部屋が汚かったり、ラーメンを食べていたり。そこまでしっかりしていないところが私と似ているなと思いました（笑）。
──和氣さんは男兄弟に囲まれて育ってきたので、妹が欲しいのでは？
和氣：妹は欲しいですね。ゲッコーちゃんは「あなた」のことが好きで、ヨーコーちゃんは「弟君」として好きだけど、1人の男性の話題で盛り上がれたら楽しそうだなと思います。
お二人が好きなASMRとは？ そしてもし姉妹だったらしたいことは？
──ASMRで好きな音はありますか？
三上：やっぱりそしゃく音かな？
和氣：私もそしゃく音は好きなんですけど、この作品の収録でそしゃく音があったら嫌だなと思っていました。
三上：えっ!? どうして？
和氣：だって自分のそしゃく音を聴かせないといけないじゃないですか！
三上：そういうことか！
和氣：人のそしゃく音の動画はたくさん見るんですけど、自分のそしゃく音を聴かれるのはちょっと……。ラーメンをすするシーンはあったけど、その後に「ぐちゃぐちゃ」とかむシーンがなくてホッとしました。
三上：あと以前、特番でやらせていただいた炭酸水と氷の音がとても心地良くて。あれを極めたらもっとゾクゾクしそう。
和氣：炭酸水もいいんですけど、紙袋を頭からかぶされる時の音も気持ちいいんです。
三上：紙袋自体の音もいいけど、かぶさるとどうなるの？
和氣：ちょっと厚手の紙袋だとそうでもないんですけど、ファーストフードなどのくしゃくしゃする紙袋をかぶせられた音を聴くだけで、ゾクゾクするんです。
三上：そんなASMRもあるの？
和氣：はい。
三上：おお！ やっぱりプロはすごいね。
──お二人は今回、姉妹役ですが、もしお互いが姉妹だったらしてみたいことはありますか？
三上：一緒に遊びに出かけたいです。いろいろな場所に連れまわしたいですし、和氣ちゃんはどんなお洋服でも似合うと思うので、いろいろなお洋服を着せて愛でたいです。
和氣：枝織さんも家族は男性兄弟だけですよね。
三上：うん。
和氣：私も姉か妹が欲しくて。おそろいのお洋服を着たいです。
三上：姉妹コーデだよね。わかる！
和氣：二人で洋服も共有したいし、「あれ、着たかったのに、お姉ちゃんが着ていっちゃった！」というのもやってみたいです（笑）。
三上：私がお姉ちゃんだと想像したら、そのセリフを言われるだけでゾクゾクしそう（笑）。和氣ちゃんが妹だったら甘やかしちゃうと思う。ご飯もいいお店にたくさん連れていきたいし、とにかく喜ぶ顔が見たい！
和氣：妹っていいですね。得しちゃいますね。
三上：この作品をきっかけに、私たちの姉妹企画をぜひ！
和氣：お待ちしています。
アニメではお耳の幸せ気分をご堪能ください
──本作の見どころや注目ポイントのご紹介、そして皆さんへのメッセージをお願いします。
三上：アニメではそれぞれのキャラクターの特徴がハッキリ描かれているし、音へのこだわりもすごくて。ASMR初心者の方も入門しやすい作品になっていると思います。ハマってくださった方は音声作品シリーズも全12本あります！
音声作品でこんなに長く関わらせていただくこと自体ありがたいですし、ASMR関連の作品としてもこんなに長いシリーズは珍しいと思います。各キャラクターについて深く知っていただく機会にもなるし、より濃いASMR体験もしていただけると思います。
セリフもかなり濃厚でした。「こんな体制でマッサージしちゃうんですか？」みたいな（笑）。「あなた」に気持ちよくなって欲しくてゲッコーちゃんも頑張らせていただきました。まずはアニメを見て、たっぷりお耳の幸せ気分を堪能してくださいね！
和氣：ASMRをメインテーマにした作品はアニメ界では初めてとのことで、ASMR好きな方はもちろん、未経験な人にも見ていただきたいです。180秒間なので気軽に見られますし、アニメならではの音＋映像で、更に癒し効果が増していると思います。
アニメでASMRにハマったり、各キャラクターに興味を持っていただけたら音声作品もお試しください。
キャラクターたちとより親密で濃い時間を過ごせると思います。音声作品は台本チェックをするのが大変なくらいの大ボリュームでした。
三上：すごい量だったよね？
和氣：私は「熱い！」と大量の汗をかきながらの収録でした。ささやくお芝居も一見簡単そうに聴こえるかもしれませんが、意外と大変なんです。それくらい熱を入れたお芝居をさせていただいたので、ぜひ聴いてみてください。
まずはアニメをご覧になっていただきたいです。ASMR好きの私も楽しみにしています。リラックスできる環境で、ヘッドフォンは必須ですよ！ 至福の180秒をお楽しみください！
オリジナル5分アニメ「180秒で君の耳を幸せにできるか？」作品情報
2021年10月14日（木）25時よりTOKYO MXにて放送開始
ストーリー
女子高生の澤家月光（ゲッコーちゃん）は、ついにダミーヘッドマイクを購入し、ASMRの世界に踏み出そうとしていた。全ては疎遠になっている幼馴染の”あなた”がASMRにハマっていると知ったから。
「なるほど・・・・これが・・・ASMRかぁ・・・・」
少し緊張しながら、ダミーヘッドマイクに話しかけるゲッコーちゃん。おそるおそるダミヘの耳へ耳かきを入れてみる。
その頃、ゲッコーちゃんと仲良くなりたい秋水ちゃんも、ダミーヘッドマイクを⼿に入れてASMRの研究を始めていた。
ゲッコーちゃんのダミーヘッドマイクを見つけたお姉さんの陽光と、ママの雨読。ゲッコーちゃんからお兄さんを取り返したい“あなた”の妹のナナコとカナコ。
ASMRと出会った７人の、ちょっと刺激的な日々が始まる̶
スタッフ
監督：葛西良信『魔王様、リトライ！』(演出)
キャラクターデザイン：野口孝行『ひげを剃る。そして女子高生を拾う。』、『レヱル・ロマネスク』、『八月のシンデレラナイン』
アニメーション制作：INDIVISION、エカチエピルカ『魔王様、リトライ！』、『踏切時間』
キャスト
澤家月光：三上枝織
鏡秋水：三森すずこ
澤家陽光：和氣あず未
澤家雨読：伊藤かな恵
ナナコ：芹澤優
カナコ：古賀葵
二郎：速水奨
音声作品発売決定‼
DLsiteで耳かきASMR入門に最適な音声作品が４週連続販売！
①9月9日発売月光「ゲッコーちゃんの耳かきすぺしゃる」
②9月16日発売秋水「アキミズちゃんのはじめての耳かき♪」
③9月23日発売陽光「ヨーコーちゃんのひんやりASMRと耳かき♪」
④9月30日発売雨読「禁断の赤ちゃん甘やかし耳かきフルコース♪」
以降、順次発売予定。
「視覚や聴覚からの刺激によって引き起こされる心地よさや、脳がぞわぞわするような感覚を引き起こす音声・動画ジャンル」として、近年急速な盛り上がりを見せているASMR（Autonomous Sensory Meridian Response／自律感覚絶頂反応）。『180秒で君の耳を幸せにできるか？』はTVアニメ初の試みとなる、ASMRがテーマの耳で感じるアニメーションとなっています。
2020年以降、有名声優の起用やアニメ・ゲーム作品と関連したASMR作品の公開が相次ぎ、若い世代を中心にその市場は拡大してきている。この新たなエンタメコンテンツの魅力をより分かりやすく伝えるために、テレビアニメ初の
試みとなるASMRをテーマにした5分アニメ『180秒で君の耳を幸せにできるか?』が誕生!ヘッドフォンで視聴すると、さらにリアルな
音声でASMRを愉しむことができる画期的なTVアニメが誕生!
“あなた”を巡る7人の登場人物の、ちょっと刺激的な日々が始まる̶
TV初!
主人公は“あなた”。あなたがASMRにハマっているという情報を聞いた幼馴染の女の子・月光ちゃん(ゲッコーちゃん)が、ある日<
ダミーヘッドマイク>を購入しASMRの研究を始めたようだ。さらに、月光ちゃんと友達になりたい秋水ちゃん(アキミズちゃん)。月光
ちゃんのお姉さんとママ。あなたの妹たちなど、あなたをめぐる7人の登場人物がASMRの魅力に引きつけられていく。耳かきをはじ
め、吐息や声、スクイーズを触る音、氷や水、タイピングなどの生活音まで、臨場感溢れる音を体験できる3分間=180秒!
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