TVアニメ『サクガン』オープニングテーマ「恍惚ラビリンス」発売記念 遠藤正明さんインタビュー|父から娘への想いを歌った、対照的な雰囲気の2曲を収録!
アニソンシンガーの遠藤正明さんがNEWシングル「恍惚ラビリンス」を10月27日にリリース!
「恍惚ラビリンス」は10月から始まったTVアニメ『サクガン』のオープニングテーマで、遠藤さんが作詞を手掛け、作曲・編曲に携わった1人、Carlos.Kさんは、2015年にオリコン年間ランキングの作曲家部門で1位、2016年に作・編曲を手掛けた西野カナさんの「あなたの好きなところ」がレコード大賞を受賞。
Aqoursや雨宮 天さん、小野大輔さんなどアニメ、声優界の楽曲にも多数関わっている人気ミュージックメーカーです。そんな夢のコラボレーションによる楽曲は大人の香り漂うファンキーなサウンドに、娘を見守り父の想いを歌った温かい歌に。
自身で作詞・作曲したカップリング曲の「キミの詩 - Sing a Song -」は同じように娘への想いを歌いながらしっとりしたバラードナンバーになっています。そんな注目シングルについて、遠藤さんに語っていただきました!
TVアニメ『サクガン』は冒険+ロボット+親子愛を描いた今までになかった作品
──TVアニメ『サクガン』の資料や映像などをご覧になって感じた印象や魅力を感じた点をお聞かせください。
遠藤正明さん(以下、遠藤):最初は作詞するための資料として読んでいましたが、途中からどっぷりハマって、楽しんでいる自分がいて(笑)。SF作品ですが、僕と同世代の人も楽しめる内容になっていると思います。
──未来の物語でありながらも未開の地の開拓や冒険に、ロボットという要素も加わって、特に男性は心躍る作品ですね。
遠藤:更に父親と娘の家族愛も入って、今まであったようで、なかった作品だなと。ロボットのデザインも男心をくすぐるというか。スーパーロボットやリアルロボットもいいけど、今回のビッグトニーは個人的にカッコいいなと思いました。11月に「ROBOT魂」シリーズとして発売されるのを知って早速予約しました(笑)。
──TVアニメ『サクガン』のオープニングテーマ「恍惚ラビリンス」を制作するにあたって、アニメの制作サイドからのオーダーはあったのでしょうか?
遠藤:まずお父さんのガガンバーの目線で歌詞を書いてくださいというリクエストがありました。それと「こんな感じのOP曲を希望します」と参考曲もいただいて、制作に入りました。
──作・編曲はCarlos.Kさんをはじめ、4名の方が担当されていますね。
遠藤:コニー君と一緒に仕事をするのは初めてで、世代は違うんですけど、やり取りの中でいろいろな刺激をもらいました。アニメは壮大な冒険ストーリーですが、僕自身もワクワクしながら制作できたし、共感できる点も多くて楽しかったです。
──サウンドはアニメのOP曲には珍しいファンキーな曲ですね。ホーンも入っていてゴージャス感もあって。
遠藤:参考曲とはまったく違っていて、僕らから「この作品のイメージならこういう感じのほうが合うじゃないですか?」と提案させてもらったんです。
少しアニメの映像を拝見させていただいた時、作画もきれいだったし、世界観やロボットも独特だったので、古臭くしたくなかったんですよね。おしゃれで、大人な感じを出せたらいいなと。
みんなで愛情を持って、のめり込んで作らせていただいたら、アニメの制作サイドの方からも「いいね」とOKをいただけました。
──ちなみに曲名の「ラビリンス」は作中でも冒険するので理解できたのですが、なぜ「恍惚」に?
遠藤:決してエロい意味ではなくて(笑)、「インパクトがあって、響きが大人な感じがして、この作品を言い得るタイトルって何だろう?」と考えた時、「恍惚」が浮かんできたので、このタイトルにしました。