ポンコツAIとクラスメイトが織りなす“爽やか青春群像音楽劇”『アイの歌声を聴かせて』興津和幸さん、小松未可子さん、日野聡さん インタビュー│少し未来を舞台にしているようでもあり、現代のお話のようでもあり、とても身近なストーリー
ポンコツ“AI”とクラスメイトが織りなす、爽やかな友情と絆に包まれたエンターテインメントフィルム『アイの歌声を聴かせて』(配給/松竹株式会社、制作/J.C.STAFF)が、2021年10月29日(金)より全国公開!
キャストには土屋太鳳さん、福原遥さん、工藤阿須加さんに加え、興津和幸さん、小松未可子さん、日野聡さんをはじめとした人気声優が名を連ねる本作。今回は、作品の見どころや演じるキャラクターについて、興津さん、小松さん、日野さんにお話を伺いました!
少し未来を舞台にしているようでもあり、現代のお話のようでもあり、とても身近で魅力的な世界観
――作品、キャラクターの魅力を教えてください。
ゴッちゃん役・興津和幸さん(以下、興津):誰でも楽しめる、爽やか青春群像音楽劇です!! 少し未来を舞台にしているようでもあり、現代のお話のようでもあり、とても身近で魅力的な世界観での高校生活が繰り広げられます! 個性溢れるキャラクター達も魅力的。なんと言ってもポンコツAIロボットと形容されるシオンが1番気になる存在です。
アヤ役・小松未可子さん(以下、小松):AIが身近に感じられる、現在に近いほんの少し未来。リアリティの中にファンタジックな部分も感じられて、「こんなことがあったら、なんて素敵な世界だろう!」と素直に思える作品です。キャラクター達の抱える等身大の悩みから、その見据える先の未来まで、とても色鮮やかに描かれていて、どのキャラクター達も愛らしく思えてきます。
サンダー役・日野聡さん(以下、日野):わたくし演じるサンダーは努力家で真面目で真っ直ぐな柔道青年なのですが……、本番にはめっぽう弱く、試合には勝てない。そしてどこか天然っぽさもある役どころで、みんなのマスコット的な存在ですね。
――役作りで意識したことを教えてください。
興津:私の演じる「ゴッちゃん」は学校のNo.1イケメンです!! わざわざNo. 1イケメンとキャラ設定に書かれているからには、常にイケメンでいるように心がけました。とはいえ、恋人であるであろうアヤとは現在気まずい関係であるということで、イケメンの中にある複雑な心情を表現しました。周りからイケメンと言われている人にもやはり人並みに悩みはあるわけです。とはいえやっぱり「ゴッちゃん」は顔も振る舞いもイケメンです。
小松:アヤは、特に最初の印象から、ややキツイ子に感じられると思います。ですが、監督からは「イヤな子」にはならないでほしいというオーダーもあり、これが私の中ではずっと課題でした。もちろん、そう見えてしまうのには理由があるのですが……! 意外と周りのことをよく見ていたり、さり気なく人の背中を押してあげられるような一面もあったり、ノリが良かったり、良い面を沢山持っている子なので、そう感じてもらえたら嬉しいです。
日野:監督から演じる際に頂いた演出で、サンダーはシリアスなシーンでもみんなと同じ角度から心を寄り添わせるのではなく、独自の角度でその場にいて欲しいという演出を頂きました。ですので、その部分を特に意識して演じさせて頂きましたね。
――自身の役柄目線でシオンに対して感じたことを教えてください。
興津:「変な子が転校してきたなぁ。」というのが最初の印象です。まさかロボットだとは思っていなかったので(笑)正体が分かってからは友達?仲間?こまった奴?想像できない行動をするので、普段クールなゴッちゃんが振り回されてしまっているシーンもあり、アフレコが楽しかったです⭐︎
小松:ものすごい勢いで、テリトリーに踏み込んでくる子。アヤ以上にストレートな物言い(事実を述べているだけ)なので、それが時に心に突き刺さるのですが、それによってアヤは一歩踏み出せた部分もあります。いつの間にか心惹かれてしまう存在。もしかしたら、彼女が運んでくるハプニングにまた期待をしてしまっているのかも……?
日野:サンダーって、シオンに対してAIである事をあまり意識していないように思うんです。どちらかというと普通に対人間と向き合っているような感覚に近いのかな。だからこそ、シオンへの感情や恋愛的な意味でも、シオンを普通に女性として見ているのかなと思うんです。