GARNiDELiA(ガルニデリア)5thアルバム「Duality Code」発売記念ロングインタビュー|それぞれのソロ活動を経て見出した、“GARNiDELiAらしさの答え”とは?
「私がこれからも歌い続けていく理由は多分これで、ずっと変わらないんだろうな」
――ラストは「Reason」。ここまでの楽曲のすべてが詰まっているといいますか、“GARNiDELiAの答え”に感じました。
MARiA:2年間、ツアーもできず、リリースもなかなかできずで、みんなに歌を届ける場所がなくなって。ウチらは音楽で生きているのに、それができないとなると「どうやって生きていけばいいんだよ!?」という思いがありました。
その中で「なんで歌い続けたいんだろう?」「何のために歌っているんだろう?」とすごく考えるようになりました。やめても誰にも咎められないのに、ステージに立ち続けたい、歌を届けたいと思うのはなぜだろう? と。そんなことを考えている中でこのアルバムを作ることが決まって。
「Reason」のデモを聴いたときに、メロディにめちゃくちゃ心惹かれました。「今思っていることを全部書けるかもしれない」と思って書いたことが詰まっています。
この曲に詰まっている“私が歌う理由”を届けたいから、ツアーをやりたいと思いました。この2年がなかったらきっと生まれなかった曲だと思います。
「私がこれからも歌い続けていく理由は多分これで、ずっと変わらないんだろうな」と、答えを見つけた曲です。
――この曲は本当にライブで、生で聴きたいです。
MARiA:絶対泣くと思います。その未来は見えています。頑張って最後まで歌いきるけど、そのあとに泣くだろうな、と(笑)。
一同:(笑)
――それでいいと思います。
MARiA:今回のツアーは泣かせてくれ! いつも泣いているけど(笑)。
――改めて、ツアー「GARNiDELiA stellacage tour 2021→2022 “Duality Code”」に対しての思いをお聞かせください。注目ポイントなどもあれば、ぜひそちらも。
toku:そうっすね……(深く考え込む)。
MARiA:音の面とかも注目してほしいよね。
toku:そもそもライブを想定しているので、バンド曲以外は打ち込みベースで作っているので、それを生バンドでやるのが一番楽しみかな、と思います。
アルバムの曲の中に、今までの曲をどう組み込むのかも注目してほしいところですね。メッセージ性がかなり強いライブになると思います。
あとはまあ、僕が歌う曲もあるので(笑)。
MARiA:tokuがいつ歌うのか注目です! 全然違うところで歌ったら面白いよね。「春がきたよ」「オトメの心得」とかを歌うとか。
一同:(笑)
toku:ストーリーがある楽曲が多いので、流れとかも含めて、今まで大きい会場で会えなかった分も楽しんでほしいです。お客さんも見たいと思っていたでしょうし、僕らも音楽を伝えたいと思っていたので、それが一致すればいいな、と思います。
MARiA:本当にね。今までずっとコンスタントにライブはやり続けてきていましたが、ライブハウスでやるライブとツアーはまったく別物だとは思っています。メッセージ性だったり、「自分たちのライブはこう」というのをより伝えられる場だと思っていて。
完全に元通りではないにしても、ウチらの元いた場所に帰れる、やっと自分たちらしさを取り戻せるので嬉しいです。同時に、ここからが勝負だとも思っています。
2年ぶりだけれど、「会ったらそんなことなくなるんだろうな」と思っていますし、そういうライブにしたいです。「久しぶりだね」じゃなく、ずっとやり続けてきた感じで楽しんでほしいです。
もちろん、声出しができなかったりと、100%の状態ではないですが、2年間ずっと走り続けてきて、やっとみんなと一緒に跳んだり、踊ったり、一体感があるライブができると思うと嬉しいです。絶対このツアーはどの公演もめちゃくちゃスペシャルな思い出になると思いますし、アルバムの曲たちを伝えるだけで、みんなに何かを残せると思っています。
やりたい曲が多すぎるんですよね(笑)。今歌いたい曲っていっぱいあって、めっちゃ迷っています。ずっとメドレーをやるしかないというか。
toku:メドレーはやめて~(笑)。
MARiA:なので、選曲を頑張ります。本当は50曲くらいやりたいけど(笑)。
――きっとお客さんも2年の空白など感じさせないくらいの盛り上がりで応えてくれると思います。
MARiA:声が出せないぶん、さらにみんなに跳んでもらいますし、踊ってもらいます。カロリー消費量はむしろ上がると思っていてください。体力つけてきてください(笑)!
――2021年の総括と2022年の抱負をお聞かせください。
MARiA:今年はとにかく大変だった!
toku:「やりたい」とは言ったもののやっぱり全部やると大変だな、と(笑)。なんならコロナ禍以前よりも忙しかった気すらします。
一同:(笑)
MARiA:ジェットコースターみたいでした。10周年のときのインタビューで「この10年間、ジェットコースターみたいでした」と答えましたが、1年でそのくらいのシンドさ、喜びがありました。感情もスケジュールもヤバかったです(笑)。ずっと終わりが見えないっていう。でもやることがいっぱいあるのはありがたいことですね。得るものもたくさんありましたし。
――2022年はどのような年にしたいですか?
toku:どうしても家にいる時間、曲を作る時間が長くなってしまったので、制作とパフォーマンスのバランスを取りたいですね。
MARiA:(曲を)出していく1年にしたいよね。
toku:そう。ちゃんとアウトプットするというか。曲をたくさんの方に聴いてもらえる活動をやっていけたら、と思います。
MARiA:ここ数年でインプットの時間は本当に増えたもんね。曲を届ける活動を増やしていきたいです。海外ツアーももう2、3年できていないので、来年はやりたいですね。
前は「もう飛行機に乗りたくない!」と思っていたのに、今や「乗りたい!」と言うくらいで(笑)。待ってくれているみんなに会いに行く1年にしたいですね。
――恒例の質問となりますが、最近のマイブームを教えてください。
toku:筋トレですね。
MARiA:確かに。私も毎週行くくらいトレーニングはハマっているかも。やっぱり、動く時間が減ったので「鍛えなきゃ!」と思ったからですかね。
toku:ライブができるようになったら、今まで溜め込んだ時間が一気に放出されるので、ここからが勝負になってくるんだろうな、と思っています。今の(仕事の)ペースにライブが加わってくるとなると、ちょっと「ああ……」と。
MARiA:体力つけないとね。私もめっちゃ追い込んでいます。ムキムキになっちゃうかも(笑)。
――最後に、読者のみなさまにメッセージをお願いします。
MARiA:GARNiDELiAとしてアニメイトタイムズの読者のみなさんにお会いするのも久しぶりですね。そして、アルバムもツアーも久しぶりです。GARNiDELiAらしさ、私たちの答えを詰め込んだアルバムとツアーになっていますので、とにかく聴いて、観ていただきたいです! 私たちの歌をぜひ受け取ってください。よろしくお願いします。
toku:ひさびさのアニメタイアップだったり、MVだったりで、元気な私たちの姿をお見せできると思います。GARNiDELiAの第2章じゃないですけど、「GARNiDELiAって何?」と訊かれて「(こういうのが)GARNiDELiAだよね」と思えるようなところを引き続き見せていけると思いますので、ぜひアルバムを聴いて、ツアーに来てもらえたら嬉しいです。
――本当に素晴らしいアルバムだと思います。
MARiA:今までで一番いいアルバムができたと思います。もちろん、常に最高記録を更新しようと思っていますが、これは1つの形としてすごく自信のある、というより好きなアルバムになりました。最高のアルバムなので、ぜひ聴いてください!
配信情報
音楽配信総合URL:https://lnk.to/GARNiDELiA_streaming
CD情報
初回限定盤 CD+Blu-ray
PCCA-06087/4,950円(税込)
特典Blu-ray:
「my code」Music Video 「オトメの心得」Music Video
Making of 「my code」MV Making of 「オトメの心得」MV Interview with GARNiDELiA
通常盤
PCCA-06088/3,300円(税込)
封入特典:トレーディングカード
(ランダム封入/全5種)
【アニメイト特典】
MARiAブロマイドB
※特典は無くなり次第、終了とさせて頂きます。ご了承下さい。