音楽
GARNiDELiA 5thアルバム「Duality Code」ロングインタビュー

GARNiDELiA(ガルニデリア)5thアルバム「Duality Code」発売記念ロングインタビュー|それぞれのソロ活動を経て見出した、“GARNiDELiAらしさの答え”とは?

ボーカリスト・MARiAさんとコンポーザー・tokuさんによる音楽ユニット「GARNiDELiA(ガルニデリア)」。2021年11月17日(水)に、前作「起死回生」以来、約2年ぶりとなる5thアルバム「Duality Code」が発売されます。

レーベル移籍後初のフルアルバムとなる本作。それぞれのソロ活動の中で得た経験や、コロナ禍で見つめ直した“GARNiDELiAらしさ”など、今のGARNiDELiAのすべてが詰まった内容です。本アルバムを引っ提げての全国ツアー「GARNiDELiA stellacage tour 2021→2022 “Duality Code”」の開催も目前に迫っており、ファンの熱は高まり続けています。

今回、アニメイトタイムズでは、GARNiDELiAのおふたりにインタビューを実施。アルバムとツアーに込められた思いなどをたっぷりと語っていただきました!

ソロ活動を経てより“等身大“になった歌い方

――まずは、今回のアルバム「Duality Code」のコンセプトをお聞かせください。

ボーカル・MARiAさん(以下、MARi/読み:メイリア):「Duality Code」というタイトルは二元性と自分たちのポリシーを表しています。

ソロの活動はしていましたが、GARNiDELiAのツアーがなくなったりと、ふたりでみんなに音楽を届ける機会が少なくなっていて。改めて「ふたりで音楽をやっていく」というところに立ち返り、「ふたりでGARNiDELiAです」という答えを出したアルバムです。なので、タイトルそのほか「2」にこだわっています。

――このコンセプトはすぐ決まったのでしょうか?

MARiA:「2」という数字を入れよう、というのをtokuと話しながら決めていきました。

コンポーザー・tokuさん(以下、toku):とはいえ、ただ数字にしちゃうと、ちょっとデザイン上アレかな、と思い「Duality Code」にしました。

――アルバム制作にあたり、ソロ活動からインスピレーションを受けた部分などはありましたか?

toku:ソロの曲を作っていたとき、「MARiAならこう歌うだろうな」というのを改めて端々に感じていたので、メモを取ってアルバムのほうでも活かそうと思っていましたね。

ソロが始まる前から、アルバムの楽曲は作り出していたのですが、最終的にソロを経て、もっとパワーアップするであろう、という想像が上手く着地したアルバムになったと思います。

MARiA:ソロは私にとってかなり成長につながった実感があります。歌もそうですが、それ以上に、歌詞から受け取るものが多かったですね。

歌い方や、歌詞への取り組み方、メロディにどう言葉を乗せていくか、韻の踏み方など自分からは出てこないようなものにたくさん触れました。それまでは12年間、自分で書き続けてきたので、ほかの人の考えに触れる機会があまりなかったんです。

1年間で「情報をたくさん取り入れて、歌に落とし込んで表現していく」という今までやってこなかったことを突然やったので、吸収できるものがすごく多くて。楽しかったですし、自分で曲を書いているときも、「あ、自分変わったな」と思いました(笑)。

歌の表現の幅は、聴いてもらえれば分かると思うのですが、自分でもかなり広がったと思います。tokuからも言われましたし(笑)。そういった変化を楽しんでもらえたら、と思います。

――歌い方もかなり変化したように思います。

toku:歌詞がより等身大になったので、歌い方にも影響が出ていると思います。言葉の響きが素直に聴けるといいますか。今まではファンタジーだったものが、すごくリアルになったかな、と思います。

MARiA:めっちゃ等身大でしたね。「全部さらけ出している!」みたいな歌ばっかりなので、自由に表現できたと思います。ブレーキをかけるのをやめたというか。

「MARiAという存在は常にみんなの光だし、強くなきゃいけない」「ステージに立っているときは絶対弱みを見せない!」という気持ちでずっと闘い続けて、張りつめていたんです(笑)。でも今回のアルバムでは、儚さ、しなやかさ、切なさ、といった部分も見せてもいいよね、と思うようになりました。

今までは曲の一人称を「僕」で書くことが多かったのですが、今回は「私」で全部攻めていて。私が書きたいものを書いた、と自分的にもすごく変化を感じる部分ですね。みんなにどう思ってもらうかより、私が今思ったことを素直に表現したアルバムになっています。

――MARiAさんや歌詞の主人公が今までより身近に、リアルに感じました。

MARiA:嬉しいです。「Duality(デュアリティ)・リアリティ」みたいな(笑)。

――アルバムジャケットのコンセプトについてもお聞かせください。

MARiA:移籍後第1弾のアルバムですし、コロナ禍という先の見えない時代でのリリースというのもあって、「GARNiDELiA、どうなっていくんだろう?」と不安に思っている方も多くいらっしゃると思っていたので、「私たちは私たちだ」というメッセージを表現しています。いつでも、どこでも、GARNiDELiAとしての信念を曲げないという気持ちです。

デビューシングルが青のジャケットで、インディーズ時代含め、ブルーを節目節目で使っていたので、青で行く以外考えていませんでした。ブルーはブルーでも、大人になったGARNiDELiAブルーを見せようと。衣装も、今まではフワッとした、ドレッシーなものが多かったのですが、今回はシックにしました。こんな足の組み方も今までしたことがなかったです(笑)。

――きゃにめ限定版には「GARNiDELiA stellacage tour 2021→2022 “Duality Code”」最終公演ライブ映像が丸ごと入るそうですね。

toku:未来のライブを入れるという。

MARiA:ね。どうなるか誰にも分からない(笑)。

――すごいアイデアですよね。

MARiA:私たちも聞いたとき「付けちゃうんだ! 太っ腹~」と思いました(笑)。

――ほかのアーティストもやり出す気がします。

MARiA:やったほうがいいと思います(笑)!

このツアー自体、アルバムを引っ提げてになりますから、かなりライブを意識しているといいますか、みんなに直接歌いたい曲を多く収録しています。ライブのために作ったアルバムにライブ映像が付くというのはすごく大事なことで、嬉しいことです。

――聴く、観る、両方することで感じ取れることがたくさんありそうです。

MARiA:ぜひ! 何度も聴いて、観てほしいです。

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