韓国の声優事情とは? メイク、衣装、楽曲から韓流らしさが出ている百瀬 志生(新大久保駅)の魅力を聞く│『STATION IDOL LATCH!』TAKUYAさんインタビュー
山手線各駅の駅員のキャラクターが業務時間を終えるとアイドルとして活躍するアイドルプロジェクト『STATION IDOL LATCH!』(ステーションアイドルラッチ)。
現在、オリジナルソングや各ユニットの日常が垣間見られるボイスドラマが収録されているCDシリーズが発売中です。
また、先日実施された初のファンミーティングイベント「STATION IDOL LATCH! 1st Passenger Meeting」に続き、2022年3月6日(日)にはグランドプリンスホテル新高輪・飛天にて全30駅30キャストが参加する「STATION IDOL LATCH! 1st LIVE "All aboard!!" 」の開催が発表され、さらなる盛り上がりを見せています。
そこで、アニメイトタイムズでは、LATCH!メンバーのボイスキャストにインタビューを実施。今回は、初のファンミーティングイベント「STATION IDOL LATCH! 1st Passenger Meeting」を数日後に控える百瀬 志生役(新大久保駅)のTAKUYAさんにお話を伺いました。
韓国を拠点に芸能活動をしているTAKUYAさんですが、声のお仕事は本作が初挑戦。実は、とある声優さんを参考にされたそうです。
声優さんの凄さを実感した
――最初に、読者の中にはTAKUYAさんを初めて知る方もいらっしゃると思うので、簡単な自己紹介をお願いします。
TAKUYAさん(以下、TAKUYA):皆さん初めまして。TAKUYAです。歳は今年で30歳になります。もう10年以上になりますが、韓国を基点に芸能活動をさせていただいています。今回、『LATCH!』では新大久保駅を担当する百瀬 志生役を演じさせてもらうことになり、久々に日本での活動になります。よろしくお願いいたします。
――TAKUYAさんは今回が声優初挑戦ということですが、ボイスドラマを収録してみていかがでしたか?
TAKUYA:声のお仕事は初めてでしたので、改めて自分の声を聴いて「ここで息を使っているんだな」と客観的に見ることができました。声の使い方などいろいろと勉強させてもらっています。
――ちなみに、韓国の芸能界で“声優”というお仕事はあるのでしょうか。
TAKUYA:あります。ただ、少し日本とは違うかもしれません。今の日本の声優さんはドラマやバラエティー番組などいろいろなところでご活躍されていますが、韓国ではそこまで表に出ることはありません。
もちろん、韓国にもアニメがありますし、吹き替えなどで活躍されている声優さんはいらっしゃいますが、日本ほど認知度は高くされていないんです。
なので、僕も韓国の声優さんとご一緒させていただくことがなかなかなくて。そういった面では、日本のほうが声優さんというお仕事は先に進んでいるような感じがします。
やっぱり日本のアニメや漫画は世界中で人気がありますし、日本の声優さんたちはすごいなと常に思っています。
――声のお仕事に初挑戦するにあたり、TAKUYAさん自身が参考にされた日本の声優さんはいらっしゃいますか?
TAKUYA:このお仕事をいただいて最初にチェックしたのが、梶 裕貴さんです。梶さんが出演されているアニメや映像をたくさん観ました。
僕自身、アニメは好きで観ていましたが、これまで声優さんの方に注目したことはなかったんですが、『ハイキュー!!』『進撃の巨人』や『僕のヒーローアカデミア』など梶さんが出演されているアニメやバラエティー番組、朗読劇も拝見しました。
今回のお仕事をきっかけに声優さんのことも知るにつれて、声優さんの凄さを実感しました。
――本当に声だけで表現すること自体、凄いことですよね。
TAKUYA:そうなんです。声だけですべてを表現しなければならないので、すごく難しいと思います。僕の場合、普段のお仕事では顔や動きを含めての表現をしていますが、声だけで喜怒哀楽を表現することがどれだけ大変なのか改めて知りました。
あと、セリフ以外のところで声優さんの凄さを感じました。「!」や「?」が台本に書かれているんですけど、そこも声で表現しなくちゃいけないんです。
これもちゃんと声で表現するんだ……!と全てが初めての経験でしたし、収録するたびに勉強でした。苦労したところもありますが、とても楽しいです。
――TAKUYAさんにとって新しい発見ばかりの現場だったのですね。
TAKUYA:はい。喋っている時にいつ息を吸っているのか、普段は気づかないところも声のお仕事を通して知ることができました。
皆さん、計算しながら演技されているんだなと感じましたし、テレビで流れているアニメの裏側では本当に繊細で細かいところまで気をつかって声をあてているんだなと知りました。
たぶん、これからアニメを観る時は違った視点で観るかもしれません。
――本当に見方が変わると思います!
TAKUYA:中には、男性の方が女性キャラクターの声を担当したり、人間ではない役を演じたりすることもあるので、本当に声優さんは凄いと思います。
僕は普段から滑舌があまり良くないので、『LATCH!』の収録を通して自分の弱点や苦手な部分を改めて知ることができました。