TVアニメ『異世界食堂2』ジャック役 吉永拓斗さん×ケント役 山本颯侍さん×テリー役 土田玲央さん インタビュー|次の登場ではどんなバーガーを食べるのか楽しみ! 食欲がない時やダイエットしたい時にもオススメなアニメ!?【連載07】
誰が欠けても成立しないバランスのいい3人の関係性
――3話以来の登場ですが、3人のキャラの成長や変化は感じられましたか?
山本:時間は経過していますが、中身は割とそのままで。
土田:根っこの部分は変わらないのかなと。
吉永:3人の関係性はそのままで、膨らんでいったイメージですね。
土田:ただ10話では3人が冒険者になっていて。
山本:危ない目にも遭うわけですけど……。
吉永:中身は以前と変わらない3人のままでした。
――3人の中でそれぞれのキャラの立ち位置や関係性についてどう思われますか?
吉永:ジャックはテリーがいるから成立すると思います。テリーは一番お兄さんみたいな感じで、3人のまとめ役な感じです。玲央さんも収録で3人でどうしようかとなった時に、先頭に立って音響監督と話しくれて、まとめてくださいました。ケントはとてもかわいいですね。3話と10話では旅のパーティの中で回復役の存在かなと思います。
山本:僕もケントは回復系だと思っています。攻撃はしないかな。光魔法なら使いそうだけど。ケントは誰か引っ張ってくれる人がいないと自発的に行動するタイプではないので、ジャックやテリーが先を歩いてくれることで、その後ろをついていくイメージですね。「いい友達を持ってよかったね」とケントに言いたいです(笑)。
土田:3人のうちの誰か1人が欠けたら成立しないんだろうなと思うくらい、仲がよくて。ケントがいることで、チームのムードもやわらいで。もしジャックとテリーだけだったらケンカしそうで。
吉永・山本:わかる!
土田:そしてジャックはみんなの好奇心をまとめて、引っ張る役で。テリーは行きすぎないように抑えつつという、バランスがいい3人組だと思います。
吉永:今はテリーが一番強いけど、ジャックが必死に追いついていって、ケントは自分が生きる分野を見つけて、という未来のストーリーを想像するのも楽しいですね。
10話で出会うタツゴロウはすごい貫禄だけど面倒見がいい「サムライ・マスター」
――10話で3人が出会うタツゴロウの印象をお聞かせください。
吉永:テリヤキチキンだけではなく、バーガー類でも清酒を合わせるという(笑)。近すぎず、遠すぎない距離感も心地いいです。伝説の剣豪と呼ばれているのに、面倒見がいい、でも干渉しすぎず。今後、3人を見守ってくれる存在になるのかなと期待しています。また芳忠さんのそしゃくのお芝居が素敵すぎて、お腹の虫を必死に押さえつけていました(笑)。すごく勉強になった収録でした。
山本:タツゴロウの貫禄がすごくて。「サムライ・マスター」になるためにどれだけのモンスターを斬ってきたのかなと。斬った瞬間を目撃している人はほとんどいないのに、噂として伝わってくるというのはすごいですよね。
土田:印象をひと言で言うと「渋い」。ただただカッコいいんですよね。そしておいしそうにご飯を食べて(笑)。
3話収録時に音響監督から再登場の匂わせ。こちらの失敗も優しく微笑んでくれた大塚芳忠さん
――10話の収録を終えた感想をお聞かせください。
吉永:3話の収録後に音響監督の土屋(雅紀)さんから「キャラクターの感じを忘れないように」と言われて。そして10話のテスト収録に臨んだら「みんな、覚えてんじゃん!」と言われて安心しました(笑)。でも今回も3人の個性がケンカしてしまって、それを玲央さんがまとめてくれて、進んでいきました。僕はいつも通り、マイペースでおちゃめな感じでやらせていただいて(笑)。あっという間の収録でした。
山本:前回とは違って、大塚芳忠さんと僕ら4人だけの収録で、もちろん緊張感はありましたが、それよりも「TVで聞いたことがある声だ!」という感動のほうが大きくて。そして、本番ではかけられたセリフにはちゃんと返そうと必死で、集中して収録に臨めた気がします。
土田:僕は、緊張はしませんでした。プロなので(震え)。
――大塚さんと4人で収録されたそうですが、何かお話しされましたか?
山本:あいさつするだけも大変なのに。
吉永:オーラがすごくて話しかけられませんでした。
土田:でも本番で僕がかんでしまった時、優しく微笑んでくださって。現場の雰囲気もよかったと思います。