TVアニメ『結城友奈は勇者である -大満開の章-』加賀城雀役・種﨑敦美さんインタビュー|「作品としてほんの少しでも癒しのシーンになったらいいなと思いながら泣き、喚き、笑い、ツッコんでいました」【連載09】
2021年10月より放送中のTVアニメ『結城友奈は勇者である -大満開の章-』。本作はアニメ『勇者である』シリーズの最新作で、結城友奈たち讃州中学校勇者部の面々に加え、これまで小説として展開されていた『乃木若葉は勇者である』『楠芽吹は勇者である』の物語をも描いています。
アニメイトタイムズでは、そんな本作の出演声優陣総勢17名を対象としたインタビューを実施しました。連載第9回目となる本稿では防人編(『楠芽吹は勇者である』)の面々より、加賀城雀役・種﨑敦美さんへのインタビューをお届け!
種﨑さんは大好きなキャラクターだという弥勒夕海子しばりで見どころを語ってくれています。ぜひとも注目を!
防人編は『結城友奈は勇者である』の裏側を描いており、物語がクロスする場面も存在します。その部分の質問にも注目してみてください。
本人の意図しないところで、雀が後ろを向けば向くほど前に進む
――先にドラマCDや『結城友奈は勇者である 花結いのきらめき』に登場していましたが、今回で遂に『楠芽吹は勇者である』アニメ化となりました。実際にご覧になってみていかがでしたか?
加賀城雀役・種﨑敦美さん(以下、種﨑):純粋に動くメブたちが見られることがとても嬉しかったです。
でもいろんな表情がアニメで見られて嬉しいのと同じくらい、勇者の皆さんはもちろん、彼女たちに与えられた任務や状況が過酷……というか残酷すぎて、アニメで見るとより心にくるものがあるなと思いました。
――アニメで改めて雀を演じた感想をお願いします。
種﨑:動いて叫んでつっこんでなんぼみたいなところがある子だと思ってはいたのですが、やはりアニメで見るとより可愛くて。
辛いシーンが続けば続くほど、雀さんがチュンチュンすることでその辛さがほんの少し緩和されている気がして、もっともっと大好きになりました。
――演じる際に気を付けている点、意識している点をお願いします。
種﨑:喜怒哀楽を全力で出すことでしょうか……。
特別何かに気をつけたり意識することは普段はあまりないのですが、雀さんに関しては本当に、全てを全力でやることにより、作品としてほんの少しでも癒しのシーンになったらいいなと思いながら泣き、喚き、笑い、ツッコんでいました。
――ご自身の演じるキャラクターの印象や魅力的な部分も教えていただけますでしょうか。
種﨑:本人の意図しないところで彼女が後ろを向けば向くほど前に進む印象……です。
臆病さが目立っているかもしれませんが、おしゃべりが大好きで、コミュニケーション能力も高くて、ちゃんと弥勒さんにツッコんであげて、一つの一つの感情の振れ幅が大きくて、……本当にかわいい子だなぁと思います。本能に忠実すぎるところは彼女の魅力です。