TVアニメ『結城友奈は勇者である -大満開の章-』楠芽吹役・田中美海さんインタビュー|芽吹の怒りは諦めないという気持ちに繋がっている【連載11】
2021年10月より放送中のTVアニメ『結城友奈は勇者である -大満開の章-』。本作はアニメ『勇者である』シリーズの最新作で、結城友奈たち讃州中学校勇者部の面々に加え、これまで小説として展開されていた『乃木若葉は勇者である』『楠芽吹は勇者である』の物語をも描いています。
アニメイトタイムズでは、そんな本作の出演声優陣総勢17名を対象としたインタビューを実施しました。連載第11回目となる本稿では防人編(『楠芽吹は勇者である』)の面々より、楠芽吹役・田中美海さんへのインタビューをお届け!
田中さんが芽吹を演じる際に、拳をひたすら握りしめるほど意識していた事とは!?
防人編は『結城友奈は勇者である』の裏側を描いており、物語がクロスする場面も存在します。その部分の質問にも注目してみてください。
アフレコ後はいつも掌に爪の跡がついてました(笑)
――先にドラマCDや『結城友奈は勇者である 花結いのきらめき』に登場していましたが、今回で遂に『楠芽吹は勇者である』アニメ化となりました。実際にご覧になってみていかがでしたか?
楠芽吹役・田中美海さん(以下、田中):ついに動いて喋る芽吹達を見ることができて感動でした…! 防人として戦うという過酷な状況がアニメーションになることで更に胸が痛くなりました。
キャラクターもみんな可愛くて、普通に会話しているシーンは少し和みました。こうしてアニメにも出演できてとても嬉しいです!
――アニメで改めて芽吹を演じた感想をお願いします。
田中:とても難しかったですね…! ドラマCDで初めて演じた時やゲームの収録の際など、芽吹は真面目で真っ直ぐなイメージがあったので、2話の冒頭ではかなり尖っていたり、神官に食ってかかったりと感情の起伏が激しいところに苦戦しました。
それでいて亜耶ちゃんとお出かけするシーンではオタクな部分が垣間見えたりと、振り幅が意外と激してくて演じている自分も驚きました。
――演じる際に気を付けている点、意識している点をお願いします。
田中:とにかく怒る! ということですね。悔しい、悲しいという気持ちよりも憤りの感情の方が強い子なので、拳をひたすら握りしめながら演じていました。アフレコ後はいつも掌に爪の跡がついてました(笑)。
――ご自身の演じるキャラクターの印象や魅力的な部分も教えていただけますでしょうか。
田中:真面目でカッコよくて責任感の塊なところがとても魅力的だなと思います。お父さんのことをパパと呼んで慕っていたりと、可愛いところもあるギャップも素敵です。
怒りから諦めないという気持ちに繋がっているので、防人の他のメンバーも芽吹についていきたい! って思うんじゃないかなと……。とってもかっこいいリーダーです!!
――『結城友奈は勇者である』の勇者部の面々の物語と重なる部分もありましたが、その点についてはどうでしょうか?
田中:芽吹の役が決まったときにシリーズを全て観たので、あのシーンと重なっていくんだ! と感動しました。
ゲームでは関わりの深い勇者部の面々ですが、こうして芽吹達もついにアニメに登場したんだなと時の流れを感じ、感慨深くなりました。