撮影で感じたメンバーの成長と絆、紡いでいくMANKAIカンパニーの歴史ーー実写映画『MANKAI MOVIE「A3!」〜SPRING & SUMMER〜』佐久間咲也役・横田龍儀さん&皇 天馬役・陳内 将さんインタビュー
初演から感じるMANKAIカンパニーの繋がり
ーー作中で咲也と天馬が会話をするシーンがとても印象的でしたが、お互いに、映画の撮影で改めて知った一面はありましたか?
横田:陳さんは映像の経験が多いので、切り替え方というか舞台と映像の表現の仕方でガラリと変えていて、カメラやライトの位置を考えては僕たち2人が会話するシーンも倉田監督と話し合って「こういう案もあるんですけど」と提案されていたことをすごく覚えています。
こっちに座るか、ここで立って話すのか、本当にちょっとした違いなんですけど、その小さな違いで心の距離が表現できるんです。
そこも陳さんは瞬時に感じ取っていて、“ここで近寄り過ぎちゃうと寄り添いすぎてしまうのでは?”と理解した上で提案されているのを聞いて「やっぱりすごいな、この人は」と思いました。
陳内:(照れたように)いやいやいや。
横田:初演のときからすごいなと思っていたんですけど、改めてお芝居に対しての考え方が誰よりも深く考えている方だと改めて思いました。
陳内:最初にSPRING & SUMMER 2018公演、そしてMAUTUMN & WINTER 2019公演に続き、春組単独公演(SPRING 2019)で僕以外のリーダーがそろって、その3人で喋ったりしているシーンを僕は外で見ていたんですけど……
横田:そうでしたね。
陳内:「龍儀、俺がいなくて大丈夫か?」と思ったことはありましたが、春組単独公演も夏組単独公演(SUMMER 2019)にも出演して、改めてこの映画で咲也が主役で劇中劇をやるってなったときに「やっぱり彼が春組のリーダーで、彼が『A3!』の始まりなんだ」というのを感じられる瞬間が嬉しかったです。
僕が演じる天馬のリーダー像とは全然違いますが、咲也を見て“あぁ、彼が真ん中にいる子だ!”という安心感がありました。でも、僕自身、どこかで支えてあげなきゃという気持ちもあって。そう思っていられるのが嬉しいです。
横田:皆さん、太字で書いてください!
一同:(笑)。
ーー最後になりますが、ライバルでもあり同じMANKAIカンパニーの仲間でもある春組と夏組。お互いに相手の存在はどのような存在でしょうか?
陳内:春組はいつも1番最初に飛び出ていくチームで、夏組はその後に続いていきます。なので、春組は夏組にとって頼もしくもあり、負けたくない思いもある。彼らがいてくれるおかげで、夏は頑張れます。(横田さんのほうを向きながら)ありがとうございます!
横田:あはははは(笑)。こちらこそ感謝の気持ちでいっぱいです。後ろで待っていてくださる方々が本当に頼りになるメンバーがそろっているので、僕たち春組は伸び伸びとやることができますし、何としても“次の季節”にバトンを繋ごうという気持ちにもなれます。
春組はもちろん、夏組、秋組、冬組とMANKAIカンパニーのメンバーがいてくれて本当に良かったと初演のときから思っています。
ーーありがとうございました!
映画『MANKAI MOVIE「A3!」~SPRING & SUMMER~』作品情報
■12月3日公開
※『MANKAI MOVIE「A3!」~AUTUMN &WINTER~』は2022年3月公開予定
■STORY
東京郊外の街、天鵞絨(ビロード)町。この街には「ビロードウェイ」と呼ばれる通りがあり、多くの劇団が拠点にする劇団員の聖地がある。そこに、かつての栄光を失った、借金まみれのボロ劇団があった。
劇団を潰さないために提示された条件は2つ。年内に、かつてと同じく春・夏・秋・冬の4ユニット分の劇団員を集めること。4公演、すべてを成功させること。
まずは1カ月後に迫った、新生春組の旗揚げ公演。千秋楽までに満席にするため、たった1人の劇団員・佐久間咲也は立ち上がるー!
■スタッフ
監督・脚本:倉田健次
脚本・舞台演出監修:松崎史也 亀田真二郎
原作:MANKAI STAGE『A3!』
音楽:Yu (vague)
製作:MANKAI MOVIE『A3!』製作委員会(ギャガ ネルケプランニング ポニーキャニオン リベル・エンタテインメント)
配給:ギャガ
■出演
横田龍儀
高橋怜也
前川優希
立石俊樹
古谷大和
陳内 将
宮崎 湧
野口 準
本田礼生
赤澤 燈
田口 涼
鯨井康介
藤田 玲
田内季宇
北園 涼
伊崎龍次郎
『エームビ完全攻略チャンネル』
MANKAI MOVIE『A3!』公式サイト
MANKAI MOVIE『A3!』公式ツイッター(@mankai_movie)