TVアニメ『結城友奈は勇者である -大満開の章-』東郷美森役・三森すずこさんインタビュー|「美森は言葉や行動の端々に、友奈ちゃんへの愛や敬意が溢れているので、それを包み隠さずみんなに伝わるように演じています」【連載16】
2021年10月より放送中のTVアニメ『結城友奈は勇者である -大満開の章-』。本作はアニメ『勇者である』シリーズの最新作で、結城友奈たち讃州中学校勇者部の面々に加え、これまで小説として展開されていた『乃木若葉は勇者である』『楠芽吹は勇者である』の物語をも描いています。
アニメイトタイムズでは、そんな本作の出演声優陣総勢17名を対象としたインタビューを実施しました。連載第16回目となる本稿では、東郷美森役・三森すずこさんへのインタビューをお届け!
東郷美森=鷲尾須美でもあるということで、三森さんには第4話終盤のあの場面の事も伺っています。もちろん、友奈とのシーンや印象に残ったシーンについても……!? ぜひ目を通してみてくださいね!
みんなの姿が健気で、可愛くて、応援してあげたくなっちゃいます
――2014年10月放送だったアニメ第1期から数えて7年目となりました。今回で3期目ですが、シリーズの変わらない魅力をひとつ教えてください。
東郷美森役・三森すずこさん(以下、三森):過酷な運命を背負いながらも、明るさを忘れずにお互いに励まし合って生きている少女たちが魅力の一つかと思います。
そんなみんなの姿が健気で、可愛くて、応援してあげたくなっちゃいます。
――第3期を実際にご覧になっていかがでしたか?
三森:今まで描かれてていなかった事実の裏側や、防人のみんなの活躍、前の時代の勇者たちの物語などを知ることができて、衝撃でした。
特に前の時代の勇者たちの激しい戦いぶりは、オンエアを見ていてとても辛かったです。悲しい気持ちになりました。
改めて、『ゆゆゆ』の世界の奥深さを感じました。
――改めて美森を演じた感想と、演じる際に気を付けたor意識していたことを教えてください。
三森:改めて、とてもメリハリのある役だなと感じました。
日常シーンでのなんともいえないおとぼけ具合や、急に熱血になったり、かと思えば皆んなを守るためなら生贄になることも厭わないという決断を下したり…シリアスとコミカルの切り替えがとても演じ甲斐があります。
シリアスシーンが際立つように、日常シーンでは全力でボケ倒しました。特に1話の火を起こすシーンは何度もテイクを重ねてこだわって録っていただきました。
――第3期での美森の印象や、魅力的だと感じた部分も教えていただけますでしょうか。
三森:仲間への想いが強くて、優しくて、大切な仲間を守るために自分を犠牲にしてもみんなの未来を守ろうとする姿が美しくて素敵でした。
――今回は『ゆゆゆ』チームだけでなく、他シリーズ作のキャラクターと絡む事があったかと思います。世界観が広がったことについての印象や、収録で今までと違って大変になったことなどはありましたか?
三森:アプリゲームではけっこう会話していたのですが、皆さんの喋っている姿がアニメで見ることができて嬉しいです。
勇者部以外にも、こんなにもたくさんの勇者、防人、巫女たちが世界を守るために戦っていたんだ! と胸が熱くなりました。
登場人物が増えても一人ひとりが個性的で、自分が出ていない回でもみんなの会話劇を見ているだけで楽しかったです。