アニメ『幻想三國誌 天元霊心記』が2022年1月10日よりBS12にて放送開始! 主人公の應幾役を演じる小野賢章さんが作品の魅力と見どころをご紹介!
『幻想三國誌 天元霊心記』は人気RPG『幻想三國誌』が原作で、中国の群雄割拠の戦国時代に、名だたる名将たちに魑魅魍魎を取りつかせて、世を滅亡させようとする魍魎王の野望を阻止するために結成された魎狩隊の活躍と隊長の應幾たちの人間ドラマを描いた壮大なバトルファンタジー作品です。
注目作の放送を記念して、主人公の應幾役を演じる小野賢章さんにインタビュー! 作品の印象や演じる應幾の紹介、そして作品の見どころなど語っていただきました!
壮大な史実と妖がいる世界観のマッチングにワクワク! 主人公の武器は筆?
──『幻想三國誌 天元霊心記』の資料や実際に演じてみて感じた作品の印象をお聞かせください。
應幾役 小野賢章さん(以下、小野):僕自身、それほど三國誌に詳しいわけではありませんが、「三國誌」という壮大な史実と、魑魅魍魎がいる世界観のマッチングは珍しいなと思いました。それと同時に僕が演じる應幾をはじめとする「魎狩隊」のメンバーが魍魎たちにどう立ち向かっていくのだろう? と想像するだけでワクワクしました。
また應幾だけではなく、様々なキャラクターに重い過去や背負っているものがあって、それらが明かされていくたびに憤りやせつなさを感じて。そして應幾がなぜ仲間想いで熱いのかという理由もわかった気がします。
──魍魎とのバトルもかなり激しそうです。
小野:應幾の筆が武器というのが斬新ですね。筆で書いた文字を具現化させて戦っていたので、サポートタイプなのかなと思ったら、筆が突如、剣に変わったのにはビックリしたし、おもしろかったです。
──「魎狩隊」のメンバーに桶がいるのもすごいですね。
小野:愛心茶桶という茶桶のキャラクターなんですけど、謎ですよね。一応役割はあるんですけど、彼の正体や秘密も興味津々です(笑)。
演じる應幾は真っすぐで熱く仲間想い。収録で苦戦したのは筆での戦闘シーンと必殺技名?
──演じる應幾の印象と共感できる点や相違点をお聞かせください。
小野:真っすぐで熱い男ですごく仲間想いです。仲間を救うためなら自分が危険になることも恐れないところがカッコいいなと思います。
──小野さんも仲間や親友が助けを求めたら一目散に駆けつけるのでは?
小野:もちろん、そうしたいですけど、そんな状況はなかなかないですからね。心意気は應幾と同じということで(笑)。
あと小霊を妹のように大切に接しているのもいいですね。小霊は過去に負ったトラウマから、なかなか人に対して心を開かないんですけど、あきらめることなく、しっかり向かい合おうとしたり、全力で守ろうという姿勢にも感心しました。僕は1回、拒絶されてしまったら「もう関わりません」とすぐにあきらめてしまうので(笑)。應幾の意志とメンタルの強さがうらやましいです。
──應幾を演じる際に意識されている点や受けたディレクションなどお聞かせください。
小野:他のキャラクターたちが應幾に引っ張られたり、彼の言動が響いて心が動かされたり、変わっていくシーンもあったので、應幾の熱さやあきらめない気持ちを前面に出すように意識しました。
あと設定資料などのビジュアルから大人っぽい感じかなと思って演じてみたら「もうちょっと青年っぽい感じで」というディレクションをいただきました。
──常にシリアスな雰囲気の應幾ですが、コミカルだったり、ほっこりするようなシーンやお芝居はありましたか?
小野:ほとんどなかったですね。最初に茶桶を見て、ビックリしたくらいで(笑)。そういうコメディ的な役割はほとんど茶桶が担当していたと思います。でも日常のシーンは楽しく演じさせていただきましたし、魍魎との戦闘シーンでは激しく演じました。
──筆で戦うシーンの演技はどんな感じだったのでしょうか?
小野:筆を振るシーンは悩みましたね。筆は軽いので振る時も力はいらないのに、「ハッ!」と力を込めるような声を入れるのはどうかなのかな? と思って、音響監督に相談しました。
また中国が舞台ということもあり、必殺技も全部漢字で読み方やイントネーションも難しかったです。でも必殺技名が画面に大きく出るのは王道の格闘アニメっぽいし、爽快感もありました。「あっ、俺、今、必殺技出したんだ」って(笑)。
どこか懐かしさを感じさせる映像ながらも最新技術のエフェクトのすごさに驚き!
──映像やキービジュアルなどをご覧になった感想をお聞かせください。
小野:収録時にはまだ絵が完成していないんですけど、先日2話まで映像を見る機会があって、その時、絵がすごくキレイだなと思ったことをよく覚えています。
また魍魎の登場するシーンやバトルシーンなどのエフェクトは、収録の時にはついていないので、「こういうふうになっているんだ!」と驚きつつ、感動しました。
──激しさの中にもどこか神秘的だったり、中国っぽい独特の空気感がある絵や背景ですよね。
小野:ちょっと懐かしさを感じるところもあって。僕が子供の頃に見ていたようなアニメ感があるのに、エフェクトは最新技術が使われていて、不思議な感覚になりました。僕と同じ世代の方には懐かしく、若い世代の方には新鮮に感じられると思うので、広い世代の方に楽しんでいただけると思います。
──収録時の雰囲気や印象に残っている出来事をお聞かせください。
小野:分散の形で4人での収録でしたが、小霊や應幾が隊長を務める六番隊のメンバーとはほぼ一緒に収録できました。現場では難しいイントネーションや地名が多かったので、キャスト同士で確認し合ったり、まったく関係ない自動車の話やプラネタリウムの話で盛り上がったり(笑)。作品のことも話題になりましたが、一番盛り上がったのはやっぱり茶桶のことでした。あとこの話数では、應幾が何回、「小霊」と言ったのかとか。皆さんも毎回、小霊と言うのか、数えてみてはいかがでしょうか?(笑) 雰囲気も良くて、楽しくコミュニケーションを取りながら収録できました。
──小霊役の金元寿子さんのお芝居はいかがでしたか?
小野:小霊の心を閉ざしている様子や精神的に不安定な様子を繊細に演じられていたので、兄的に守ってあげなくてはいけないと思いながら僕も演じることができましたし、小霊が少しずつ心を開いていくのを感じるたびに嬉しくなりました。
──應幾以外でお気に入りのキャラを挙げるとすれば?
小野:やっぱり茶桶になってしまいますね。関西弁でインパクトも強いし、演じる福島 潤さんのお芝居も個性的で。また大きいのかなと思ったら小さいし、「中に何か入っているんじゃないか?」と思ったり。またこういうキャラって普通は情報をもたらしたり、導いたり、サポートする役割だと思うんですけど、ずっと戦闘中もずっと逃げるばかりで、「何のためにいるのかな?」と謎がどんどん深まっていくばかりで。この作品のマスコットキャラ的な存在でしょうね。
BS12名物の深夜2時の月~金のアニメ帯枠「アニメ26」にて放送! ちなみに賢章さんの26時の過ごし方は?
──本作はBS12の「アニメ26」(通称「アニロク」)の枠内で放送されますが、BS12についての印象やBS12でご覧になったことがある番組はありますか?
小野:BS12さんでは不定期ではありますが『水曜バスケ!』というバスケットボールの情報番組のナレーションをさせていただいたり、以前、石川界人君と『eスポPark~賢章と界人で○○やってみたい~』というeスポーツの番組をやらせていただいたり、いつもお世話になっています(笑)。
ですからアニメだけではなく、スポーツにも力を入れている放送局という印象があります。
──「アニメ26」は、月~金の26時より新旧名作や話題作をお届けしているアニメ枠で、取材時には『ルパン三世 PART1』、『こちら葛飾区亀有公園前派出所TVSP』、『まじっく快斗1412』、『機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY』、『怪物事変』、『刀剣乱舞-花丸-』などが放送されています。
小野:月曜日から金曜日の同じ時間にアニメを放送してくださる枠があるということはありがたいですね。しかも毎日、違う作品が見られるし、視聴者の方も「2時か! アニメ見なきゃ」という習慣がつくと思います。
あとラインナップを拝見させていただきましたが、地上波ではあまり見られないような昔の作品『こちら葛飾区亀有公園前派出所』から最近ヒットした『東京リベンジャーズ(2021年1月から放送)』まで幅広くカバーされているのもいいですね。僕も名前は聞いたことがあるけど、まだ見たことがない作品もいくつかあったので、触れるチャンスをいただけるのもありがたいです。ただ放送するアニメを選ぶ方は大変でしょうね。素晴らしいアニメ作品がたくさんありすぎて。
──ちなみに深夜2時という時間はどんなことをして過ごされていますか?
小野:次の日がお休みの時は、ほぼオンラインゲームをやっていることが多いです。あとは自分が出演したアニメをチェックしたりとか。昔はいろいろなアニメを見て、勉強していましたが、最近は勉強しすぎると影響されてしまいそうな気がして、意識的に見ないようにしています。実は今、家のTVが壊れたままで、見られない状態なので、ここ数週間はTVを見ていなくて。早く直さないといけないなと思っています(笑)。
劇場用アニメをお届けする「日曜アニメ劇場」に、賢章さんもラインナップ入りにお願いした作品とは?
──この「アニメ26」の枠で、放送してほしい、見てみたいと思う作品はありますか?
小野:とにかく攻めてほしいですね。例えば年齢制限がかかっている作品とか。でも流せるのかな? 今、担当さんが難しそうな顔をしましたけど(笑)。もちろん僕が出演したアニメも放送してほしいです。あとは劇場版作品を見たいです。
──そんな小野さんに朗報です!BS12では毎週日曜19時から「日曜アニメ劇場」という枠もあって、そちらでは劇場用アニメやOVAなどを放送しているんです!
小野:そうなんですか!? (番組表を見て)あっ、本当だ! 『ガンダム00』とか『東京ゴッドファーザーズ』とかやるんですね。
──過去のラインナップを見ると『ルパン三世』、『パトレイバー』、『心が叫びたがっているんだ。』、『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』など、このすごいバラつき方は他にアニメ枠にはないのでは?
担当:『文豪ストレイドッグス』から『どうぶつの森』という。一貫性や規則性がなくて申し訳ないんですけど(笑)。
小野:週ごとに興味がある人とない人で分かれるかもしれませんね。でも『夜は短し恋せよ乙女』、『イノセンス』など、本当にいい作品ばかりですし、攻めている感じで好感が持てます。
担当:ありがとうございます。
小野:Part.1から続く作品も放送してもらえるのもありがたいです。Part.1しかやってもらえないとモヤモヤしちゃうので(笑)。
──昔は大手キー局が日曜19時から20時までのアニメを放送していて、家族で見ていましたが、今の地上波ではないんですよね。
宣伝:昔のようにご家族一緒に素敵なアニメを見てほしいという想いもこの枠には込められています。
小野:そうなんですね!今後のラインナップを見ると『ガンダム』祭りですね。ぜひ『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』も入れてください(笑)。
壮大&ファンタジーでエンターテイメント性が詰まった作品。應幾の成長と行く末を見守ってください
──改めて『幻想三國誌 天元霊心記』の見どころや注目ポイントのご紹介をお願いします。
小野:『三國誌』という有名な史実に、魍魎や不思議な霊力が加わることで、壮大なバトルファンタジー作品になっていると思います。そこにキャラクターたちそれぞれの過去や関係性、そして妖たちを操る謎の存在などミステリー要素も詰め込まれた、どきどきワクワクするエンターテイメントが繰り広げられているので、ぜひ見てください。
僕が演じる應幾は気持ちいいくらい真っすぐに仲間を信じているし、引っ張っていく魅力的なキャラクターなので、共感したり、応援してもらえたら嬉しいです。
──放送を楽しみにされている皆さんへメッセージをお願いします。
小野:まず10月から放送される予定でしたが延期になってしまい、残念に思われていた方も多いと思います。僕もそうでした。いよいよ2022年1月から放送されます。大変、お待たせしました!
『幻想三國誌 天元霊心記』は壮大な戦記ものプラス、ファンタジー要素が加わった作品で、収録の時も新しさと同時に懐かしさを感じて、不思議な感覚の中で演じていたことを覚えています。キャスト陣も仲が良くて、回を増すごとに作中の六番隊のようにチームワークや絆が強くなっていきました。
そんなキャストやスタッフが一丸となっている熱や想いも作品から感じていただけたら嬉しいです。應幾が使命を背負いながら戦っていく中で、何が起きて、最後にはどんな結末が待っているのか、毎回、楽しみながら見守ってください。
『幻想三国誌 天元霊心記』は2022年1月10日26時より、BS12にて放送スタート!
番組概要
原作:「幻想三國誌」
監督:町谷俊輔
副監督:永居慎平
シリーズ構成:鈴木雅詞
キャラクターデザイン:CSPG
油井徹太郎"
色彩設計:金丸祐子
美術設定:大原盛仁
美術監督:片野坂恵美(インスパイアード)
美術アドバイザー:増山修
CG監督:宮下るりか(しいたけデジタル)
撮影監督:浅川茂輝(レアトリック)
編集:宮崎直樹(森田編集室)
音楽:田頭勉
音響監督:丹下雄二
音響効果:宅間麻姫
録音:佐々木彰
音響制作:東北新社
音楽制作:GEEKTOYS
アニメーション制作:GEEKTOYS
製作:「幻想三國誌」製作委員会
アニメ公式サイト
公式Twitter(@gensou_3gokushi)
キャラクター/キャスト
應幾(おうき)CV:小野賢章
小霊(しょうれい)CV:金元寿子
洵喬(しゅんきょう)CV:中原麻衣
丁研(ていけん)CV:古川慎
放送スケジュール
1月10日(月) 放送開始
毎週月曜 深夜2時~【全国無料放送】
■Twitter【BS12アニメ公式】
https://twitter.com/BS12_anime/
■アニメ26
月~金曜 深夜2時~ 新旧の名作話題作をお届けする深夜アニメ枠。
https://www.twellv.co.jp/program/anime/anime26/
■日曜アニメ劇場
毎週日曜よる7時~
新作、旧作、隠れた名作まで劇場版アニメや長編アニメを放送中。
https://www.twellv.co.jp/program/anime/sunday-animation/
■BS12 トゥエルビHP
https://www.twellv.co.jp/
■視聴方法の簡単説明動画はコチラから
https://www.twellv.co.jp/howtowatch/
BS12 トゥエルビについて
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