ピュアうさぎ&あばずれかぐや姫が織りなす新OPテーマが完成! ジャケット撮影は『ジョジョ』カーズの気持ちで――『えなこの○○ラジオ』新番組テーマソング「えなこずみっく」えなこさん&青木佑磨さんインタビュー
えなこさん念願の失恋ソングが誕生! ソロアーティストでの経験で広がる表現の幅
――今回のOPテーマは、歌詞がストーリー仕立てになっていたり、おふたりの掛け合いが魅力的な楽曲ですが、歌ってみていかがでしたか?
えなこ:今まで2曲くらい作っていただきましたが……。
青木:4曲作りましたよ! 僕が作った曲を半分まで減らしましたね!? 今回の2曲を足すと6曲も作っています!(笑)
えなこ:お、OPテーマとしては2曲なので(汗)。これまでは私を持ち上げてくれる、お姫様扱いしてもらえるような歌詞を書いていただきましたが、今回は真逆で。
私の役が、かぐや姫をイメージした青木さんの役に恋をして追いかけているという架空のお話で斬新でした。
青木:えなこさんがピュアうさぎちゃんで、僕があばずれかぐや姫ですね。
えなこ:結構アップテンポなんですけど、途中の青木さんのパートで曲調が変わるんですよね。
青木:たしかにBメロで曲調がガラッと変わりますよね。
えなこ:そうなんです。どこか掛け合いのようで、ひとつのストーリーが曲の中で生まれていて面白いなと思います。
番組テーマソングも今回で6曲になりますし、私自身もソロアーティストデビューさせていただいて、歌の経験も増えてきたので、前よりのびのび歌えるようになったはずです。
もちろん、まだまだ未熟ではありますが、歌や声の表現の幅は以前より広がったと実感しています。
青木:今までの曲はお姫様的な雰囲気と言いますか、えなこさんの可愛らしさをメインにして曲を作ることが多かったんですけど、今回は僕が女形的な存在で歌っています。
えなこさんには男の子っぽくというか、可愛らしさに寄り過ぎずに朴訥とした雰囲気で歌ってほしかったところ、こちらが何も言わなくても自然とできていたんですよね。
ちなみに、同じ日にEDテーマを含めた2曲分レコーディングしましたが、驚異の3時間巻き! 19時までスケジュールが抑えられていたのに、16時くらいに終わってのびのびと帰ることができました。感覚の掴み方が早く、とても良いレコーディングでしたね。
――ソロアーティストで培った経験が、満を持して『えなラジ』の楽曲にも発揮されていたと。
青木:それこそソロのアルバムでは、Tom-H@ckさんや草野華余子さん、ZAQさんたちが作った曲を歌っているので、難易度で言えばモダンなアニソンを作る人の曲のほうが難しいと思うんですよね。
だから『えなラジ』の楽曲は勝手知ったるようなもので。「知ってる知ってる、青木さんの癖こういうやつだよね」って(笑)。
えなこ:まさにその通りですね(笑)。安心してレコーディングできました。
――冒頭でもお話に挙がりましたが、EDテーマは前作の「おさんぽソング」同様にゆったりめな曲調ではあるものの、内容はガラリと一転した失恋ソングですね。
えなこ:個人的に失恋ソングを歌ってみたかったので、事前に失恋をテーマに制作をお願いしました。正直なところ、私はあまり失恋をしたことがないので。
青木:カッケーなぁ(笑)。
えなこ:(笑)。歌詞とかメロディも分からなくて丸投げしちゃいました。青木さんには女々しさを出して書いてほしいとかいろんなオーダーをしたんですけど、ちゃんと取り込んでくれて!
青木:えなこさんが歌うから女性目線の歌ではあるものの、男が思う女々しさ。それこそ「ドライフラワー」(歌:優里)や、back numberの曲のような女々しさみたいなものが出るといいなと思っているんですが……もう僕は天才ですね!(笑) この精度で作れるとは思ってもみなかったです!
実は納期ギリギリまで引っ張っちゃって。時間をかけてOPテーマを作ったことによって、EDテーマの制作に充てられる時間が少なくなりそうだったんです。
その日、OPテーマを深夜2時までかけて作って、「まだちょっと元気だな」「少し触っておくか」と思って作り始めたら40分くらいでできたんですよ!
えなこ:すごい!
青木:自分の曲でもほぼ失恋を歌ったことがないので、多分言葉が余っていたんだと思います。使ったことのない、切ない・悲しいワードが頭の中に多く残っていたので、ポポポポンと乗せていったらすごいスピードでできあがりました。(歌詞を見て)うん、ちゃんと切ないですね。未練たらたら(笑)。
えなこ:先ほどお話したように私自身も失恋をしたことがないことから、共感や自分と重なるところが得られないので、自分の中で失恋した子を思い描きながら歌いました。
――リスナーの反応も楽しみですよね。
青木:そうですよね。リリックビデオとか作ってYou Tubeにアップしたほうがいいですよ。
えなこ:低予算で作って個人チャンネルにアップしてみるのもいいかもしれませんね。歌詞にちなんでワンルームで撮影してみたり。
青木:TikTokとかで流行る可能性がある!
えなこ:たしかに……!