『空色ユーティリティ』斉藤健吾監督インタビュー|年齢も学校も違う“3人”の関係性を想像して欲しいーーゆるくてかわいいゴルフアニメが、ここにあります!
『アズールレーン』や『アークナイツ』などのPVアニメーション等を制作するYostar Pictures。2021年1月には初のTVアニメとなる『アズールレーン びそくぜんしんっ!』も放送され、毎回ハイクオリティな映像でファンを驚かせてきました。
しかし、根強いファンのみなさんならこう思ったことでしょう。「もっとYostar Picturesが作るTVアニメが見たい……!」と。
そんなYostar Picturesが新たに手掛けるのが、まさかのゴルフアニメ『空色ユーティリティ』です。
本作は、1話だけの特別企画で、Yostar Pictures所属で『SSSS.GRIDMAN』で作画監督も務めた斉藤健吾さんが監督を担当します。
実は本作、斉藤監督がゴルフ好きということで始まった企画なのだとか。作品を見れば、あなたもそのこだわり具合がきっとわかるはず。
“好き”からはじまった『空色ユーティリティ』の魅力を斉藤監督にたっぷりと聞いてみました。
「本業なんですか?」と言われるほどのゴルフ好き
ーーまずはじめに本作の構想はどこからスタートしたのでしょうか?
斉藤健吾監督(以下、斉藤):僕自身がゴルフを2年くらい前に始めたんです。そこからコツコツと続けてハマっていく過程の中で、自分の体験を絵にしたいと思いました。それが最初にイラストをTwitterに描き始めたのが作品の始まりです。
一応服着た差分もあるよ pic.twitter.com/VRf4b4u87g
— 斉藤健吾 (@kengo1212) March 28, 2020
描きたかった女の子達。
— 斉藤健吾 (@kengo1212) September 16, 2020
ゴルフの何か、マンガか、アニメかやりたいんです😀
好きになれそうな子います? pic.twitter.com/aAhXylDqmp
ーーゴルフ自体を先に始めていたんですね。斉藤監督がゴルフを始めたきっかけはどのようなものだったのでしょうか?
斉藤:単純に両親がやっていて、なんか両親を超えなければならない……という使命感があって(笑)。
ーー(笑)。
斉藤:両親はゴルフがすごく得意なんですよ(笑)。それで越えようと。
ーーせっかくなら得意なところで勝負してみようということですね。
斉藤:そうですね。得意なゴルフで潰してやろうかなと(笑)。あとやっぱり親孝行も含めって感じで。
ーー一緒にコースとか回ると楽しそうですね。
斉藤:はい。やっぱり会話も増えたし、週に何回もテレビ電話してますね。通話をつないで一緒にご飯を食べて、ゴルフの話をしてます。
ーー素敵なお話です……! 僕はあんまりゴルフが詳しくないんですが、監督のスコアをお聞きしてもいいですか?
斉藤:そうだなあ、平均だと89あたりですかね。
ーー100を切ると良い、なんて聞きます。
斉藤:他の取材でゴルフ関係の方とお話したんですけど、「2年でこのスコアはすごい」と言っていただけて。でも両親も両親の友人も上手なので僕のスコアでも「まだまだだね」なんて言われたり(笑)。
ーーゴルフが面白いと思ったポイントはどういったところなんですか?
斉藤:単純にボールを遠くまで飛ばす気持ちよさですかね。なんかバッティングセンターの感覚にちょっと似ているんですよ。それからハマっていきました。当たるだけでも全然楽しいんですよね。練習も週9とか行っています。
ーー週9!?
斉藤:日に何回も行っています。納得いかないとハシゴして打ちにいったりしますよ(笑)。家の庭とかでも練習できることはありますし。
ーーそうなると、アニメを作るか、ゴルフしてるかみたいな感じのような。
斉藤:そうですね。昔は自転車に乗っていた事もあったんですが、それはちょっとお休みして今はゴルフをしています。自転車も体のストレッチや下半身とか体幹を鍛えられて、ゴルフにも繋がることなので練習の一環になっています。
……なんかゴルファーのインタビューじゃん!(笑) 大丈夫ですかね……?
ーー面白いので全く構いません(笑)。
斉藤:よかった(笑)。夏は日焼けで真っ黒になったりするのでスタッフから「本業なんですか?」って言われたりしています(笑)。
会社もリモートになって融通がきくようになったから、めちゃくちゃ仕事して、ゴルフもしてって感じです。