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「オタクライター&編集者が最も泣いた作品、誰でも泣ける」説を検証

【ガチで泣ける!?】「オタクライター&編集者が最も泣いた作品、誰でも泣ける」説を検証

「自己投影して泣いてしまうんです」――少女たちが織りなす熱い青春

せきどん。:では次は僕から行かせていただきます。

石橋:何を観ますか?

せきどん。:『少女☆歌劇 レヴュースタァライト』という作品がありまして……

『少女 歌劇 レヴュースタァライト』


画像文字
少女☆歌劇 レヴュースタァライト|アニメ声優・あらすじ・キャラクター・登場人物・最新情報一覧

石橋、タイラ:出た!!(笑)

タイラ:ずっとおすすめされてて、見れてなかったので楽しみだ……

せきどん。この作品は日頃から私が好きだ好きだと言っている作品なんですけど。

簡単に物語の説明をすると……


舞台女優を目指す主人公・愛城華恋(以下華恋)(CV:小山百代)が、歌劇団員を養成する学校に入学するストーリー。

華恋は幼馴染である神楽ひかり(以下ひかり)(CV:三森すずこ)と舞台女優を目指していたがひかりは海外に引っ越ししてしまう。

そんなある日、華恋の学園に突如ひかりが編入。しかし華恋が声をかけても反応が薄い。

それを不思議がる華恋は、ひかりが深夜に学校へ入っていく姿を目撃する。

華恋が追跡すると、学校の地下に闘技場のような施設が。そこで行われているのが「どんな舞台にも立てる権利」を掛けた少女たちの戦い(レヴューが行われていた。


杉村:え!思ってたのと違った(笑)

タイラ:へー面白そう!トーナメントですか?

せきどん。:総当たり戦です(笑)その主人公は幼いことの約束を果たすべく、戦いに身を投じていきます。

そして今回ご紹介するお話は、幼馴染が現れるまで、主人公と1番仲が良かった友達キャラクター・露崎まひる(以下まひる)(CV:岩田陽葵)のエピソードになります。

『少女 歌劇 レヴュースタァライト』第5話「キラめきのありか」ですね。

元々はすごく仲が良かった2人なんですけど、ひかりが転入してきた事によって華恋はそっちばっかりになっちゃうんですね。

華恋はちょっとだらしない女の子で、よく寝坊とかするんです。まひるはそれをお世話したりして、華恋の側にいることを自分の存在価値だと思っている節があるんです。

作中でも、華恋がいないと輝けないというようなセリフもあるくらい。でも華恋は当初の目標を思い出して生活を改善していくんですよね。

そこでまひるからすると、華恋との距離がどんどん離れていく気がして……というお話です。早速観てもらおうと思います。

石橋:俺は最初の数話は観たことあるから、なんとなくわかります。

タイラ:せきどんを狂わせるほどの作品、楽しみだ……

本編再生中の様子

せきどん。:(キャラの説明をしてくれる)

タイラ:(ガチだ……)赤い髪の子が好きです。

せきどん。:6話を見てください。

タイラ:(ガチだ……)

杉村:衣装がすごく可愛いですね!

せきどん。:そうですよね。可愛いです。

主人公・華恋の規則正しい生活のシーン

せきどん。:「こんな華恋初めて!」というセリフを覚えておいてください。

石橋:(笑)

タイラ:そんなことより、赤い髪の子だけシャワーシーンが無かったんですが……

せきどん。:無いです。

華恋に依存してしまっているまひるが描かれる

せきどん。:この学校では1年の最後に大きな公演会があってそれを目標にみんな頑張っています。舞台に立つ子もいれば当然、裏方さんもいます。

石橋:ちゃんとそこも描かれているんですね。

~(まひるの華恋が大好き過ぎる行動に、男性陣はにっこり)~

タイラ:なんかケータイが鳴ってる!

せきどん。:通知が来ると、地下でのバトルの合図です。地下には大きなキリン(CV:津田健次郎)が住んでいて、バトルの管理をしています。

3人:????

音楽とともにバトルがスタート

タイラ:名乗り文句もあってカッコイイ!

石橋:すごい!(笑)

せきどん。:勝敗は女の子が羽織っているマントみたいなものを落としたら負けという感じです。

タイラ:へ~。曲もめっちゃいい。

せきどん。:良いですよね。ミュージカルものでもあるので、毎回力が入っています。

石橋:キャラのお当番回で曲が違うんですね。

自分の輝きを取り戻したまひる、EDへ

タイラ:お~!

せきどん。:ちなみにEDも毎回違います。

タイラ:泣けました(笑)

石橋:泣きすぎ(笑)

杉村:え!(笑)

石橋:まひるちゃんヤンデレっぽくて可愛かったな……

せきどん。:楽しんでいただけて何よりです。曲や脚本の深さもいい作品なんですが、この作品は「自己投影」できるところが好きなんですよね。

メンバーがたくさんいるので、絶対に誰かしら自分に重なるキャラクターがいると思うんですよね。

そこで共感して泣けたりすると思うんです。

石橋:なるほどね。

せきどん。:今回だと、周りと自分を比べて自信を無くしてしまう女の子が描かれていて、僕はすごく共感できるんですよね。

そして更に感情移入できる要因として「キャスト」の存在があると思うんですよね。

実際インタビューなどで、「この作品がなかったら声優としてやっていけなかったかもしれない」と語っている方もいるんです。

タイラ:え~!

せきどん。:新人さんで、ギリギリだったりなかなか芽が出ない方もいらっしゃるんですよ。

だから自然と焦燥感や一生懸命さが演技にも加わって、キャラクターがよりリアルに感じられるんですよね。キャストも一緒に成長していくんです。

劇場版ではこれまでのエピソードの総集編みたいな形で表現しているんですけど、アフレコし直す作業で、過去の自分の演技とすり合わせるのが苦労した、なんてお話もありました。

石橋:すごく成長しているんですね。

せきどん。:そうなんです。それで第5話を選んだ理由なんですけど、個人的に1番成長を感じるのがこのキャラだなって思うんです。

この後、まひるちゃんは主人公の幼馴染と対決する事になります。

まひるちゃんは今まで彼女に対して、「華恋ちゃんを取りやがって」みたいな気持ちをぶつける事が多かったんですけど、このエピソードを経て自分自身を取り戻したんです。

映画の直接対決では、まひるちゃんが自分自身のきらめきのために戦っている姿が伝わってすごい成長を感じるんですよ。

このエピソードをみると更に映画が楽しめるので、映画も見てください!

タイラ:なるほど~……

石橋:タイラくん、仕切らないと(笑)

タイラ:すいません納得しちゃって(笑) 

僕は「カッコイイ」でも泣いちゃうんですよ。なので戦い(レヴュー)が始まった時の迫力でまずグッと来ましたね。

主人公とまひるちゃんの関係も良かったですし、最後はしっかり自分自身のいいところに気づく。しかもその演出も王道ですがパワーがあって感動しちゃいました。

石橋さんは?

石橋:今回俺は泣かなかったんだけど、このタイプの作品はハマった人ほど心に来るよね。だからグッと来る気持ちはすごくわかる。

キャストとキャラクターがリンクする作品はやっぱり、作品だけ観ても面白いんだけどキャストさんも応援しているとなお楽しめるんじゃないかな?

キャラと声優さんの成長をマックスに感じて、臨界点を突破して号泣しちゃうみたいなところがあると思うんだよね。

だからどちらも追っている人ほど更に面白いんじゃないかな。

せきどん。:おっしゃるとおり。それはすごくわかります。熱い人は本当に熱い作品なので。

石橋:それすごく良いよね。ゲームもアニメも舞台もいろんな方面でたくさん楽しめる。

せきどん。:そうなんですよね。アニメと舞台の2軸で展開されていて、ブシロードさんはそういうところがうまいのかなと思います。

そして少しだけ先の話をすると、先程覚えておいて欲しいセリフについて触れましたが、なんとそのセリフの子が「タイムリーパー」だった事が後に判明します。

タイラ:えーーーーーーーーーーー!?

一同:爆笑

物語のめちゃくちゃ重要な部分を説明してくれるせきどん

石橋:これ記事では、観てからのお楽しみにしたほうが良いね。

タイラ:やばすぎる。俄然観たくなりました。

せきどん。:1クールと最近、配信開始された劇場版を見ればすぐ追いつけます。

どんどんハマっていく作品なのでぜひ、こちらで待っています。僕のツボはやっぱり自己投影できたり共感できる所ですね。

タイラ:杉村さんはどうでしたか?女性から観て、というか。

杉村:私は、女性というか同じ女子高出身として観てました。たぶん皆さんにはない視点だと思います。

石橋:あー(笑)

タイラ:無いです(笑)

杉村:この作品すごく面白いなと思ったところは「感情をデフォルメしている所」です。

夢を壊すようで申し訳ないですが、女の子もいびつで汚い感情を持ってます!(笑)

石橋:原稿では複雑な感情って書いてね……

杉村:そうです。複雑な感情です(笑)この子の気持ちって単純な嫉妬心じゃないと思うんです。

「この子がいなければ何もできない」とか、自分の努力次第で変えられることでも「誰かがいなくなったから」とか「助けてくれないから」みたいな方向に考えちゃってこじらせちゃうことも多いと思うんですよね。

石橋:他人や環境のせいにしてしまうってことか。

杉村:そうです。でもこの作品はそういう綺麗なキラキラした気持ちではないものを、ポップにギャグにして描いていたんですよね。

多分リアルに描くと観てられないハードなものになってしまうんですよ(笑)

そういう本質を残しつつつも、誰が観ても楽しめるようになっているのがすごいなあと思いますね。

せきどん。:ありがとうございました。僕が作ったわけじゃないんですが(笑)

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