仕事における新しい挑戦や、QOLが向上したプライベートのエピソードとは? 富田美憂さん&前田佳織里さんが2021年の思い出を振り返る【特別企画】
大盛況のうちに幕を下ろした「アミュボFes」を振り返り
――「アミュボch」のお話も出たところで「アミュボFes」のお話も詳しく伺いたく思います。最初のコーナーの「秘蔵写真続々!クイズ幼少期の私」では、みなさんの幼少期の写真とエピソードがそれぞれ紹介されましたね。
富田:私の幼少期の写真は割と普通でしたね。両親に写真を送ってもらったのですが、小さいころに写真を撮られるのが好きじゃなかったみたいで、どの写真を見ても不機嫌そうなんです(笑)。
前田:でもイベントの写真は普通だったよね。
富田:あれはマシな方の写真です。
前田:可愛かったな〜
――一方、幼少期の前田さんの写真はかなりインパクトがありましたね。『浦安鉄筋家族』との声も……。
富田:イベントのあとに調べてすごく納得しちゃった(笑)。
前田:『浦安鉄筋家族』の他には「魔よけの護符」とか言われていました(笑)。ちなみに写真に一緒に写っていた知らないおじさんは、送迎バスの運転手のおじさんでした。
あまり記憶はありませんが、コインのマジックを見せてもらったことでかなり懐いていたようです。ぼかし方も絶妙でしたよね(笑)。
▼動画内、3分50秒頃〜参照
富田:微妙にぼかしが薄くて(笑)。
前田:顔が見えそうで見えないんだよね。
――関係者席もざわついていましたよ。
前田:本当ですか! 嬉しい!!
富田:いや、たぶん「えっ、知らないおじさん!?」っていう心配のざわつきだよ(笑)。
前田:そっちか! その後のひなひな(佐藤日向さん)の「知らないおじさんの前でこんな顔できる!?」ってツッコミが面白すぎて、ずっとツボっていました……(笑)。
実は、ほかにも3、4パターンくらい送ったのですが、中には割とギリギリな写真がありました。いつかどこかで出せたらいいなと思います(笑)。
富田:え、怖い……(笑)
前田:見る?(写真を見せる)
これは高校の修学旅行から帰ってきて、実家の犬に抱きつこうとしたらかわされて、顔を踏み台のようにされているときの写真です(笑)。私としては全然オッケーだったんだけど。
S:これはヤバいね……。
富田:マジなトーン(笑)。
前田:やっぱりNGだったみたいです(笑)。
――それと男の子の目を両指で“デュクシ”と突く幼少期のおふざけエピソード(※)がセットで紹介されましたよね……。
富田:あれ、本当に怖い(笑)。
前田:関係者の方も観に来てくださっていて、あの後けっこう言われました(笑)。
富田:イベントが終わってから、「前田さんって本当に面白いよね」といろんな現場で言われるようになりました(笑)。
前田:ありがとうございます(笑)。でも、みんな面白かったよ。いろいろ個性が立ちすぎていて。朗読劇のアドリブパートも本来は20分くらいのはずが、倍近い時間になって(笑)。
富田:イベントの総尺が押したのは朗読劇のせいだもんね(笑)。観に来ていた両親も「ずいぶん長い朗読劇だと思っていたら、さらにカラオケが始まった」と言っていました。同じ会場で開催した私のワンマンライブより長かったですね(笑)。
――まさに朗読劇がボリューミーでしたよね。アニメの声優オーディションを舞台に繰り広げられるアドリブ満載の一幕でした。
前田:美憂ちゃんが演じるベテラン声優のひろみ、面白かったね。お客さんにも楽しんでいただけたみたいだし。こんなイジり方あるんだって思った(笑)。
富田:ホントに! 完全にスタッフさんのイジりですよ! あの「ベテラン声優」の肩書きは絶対に当てつけだと思います(笑)。
前田:絶妙に役に合っているんだよね(笑)。みんなの個性を活かしたキャスティングだったしね。
――オーディションのセリフを披露する直前に、それぞれお題を振っていくアドリブパートも盛り上がりましたね。
富田:アサミさんのアドリブは本当に面白かったです。
前田:うん。しかもあのアドリブで返せるスタイルすごくない!?
富田:アサミさんも誰にどの役が来るか分からないので、イベント後に「めちゃめちゃ耳をすましてリアクションを取る構えをしていた」と仰っていました。
前田:とてつもない反射神経だと思いました。田野さんと牧野さんの、周りを広く見つつ盛り上げていくスタイルは本当に尊敬しています。事務所の先輩と同じステージに立たせていただく機会はあまりなかったので、ありがたい経験でした。
富田:私が事務所に入って初めて見学に行ったのがアサミさんの舞台の現場だったので、同じ舞台に立っていることがすごく不思議な感覚でした。
前田:そっか。リハのときもずっと一緒だったよね。
富田:うん。昔は舞台の上のアサミさんを見ていたのに、今は同じ舞台に立っている状況にしみじみとしていました。
前田:そういう意味では、私も今年は、選択型朗読劇『スーパー・ヒーロー(※)』に出演させていただいたりと、美憂ちゃん以外のアミューズ声優陣と絆が深まったと思います。
(※アミューズからは、牧野由依さん、小泉萌香さん、前田佳織里さん、船戸ゆり絵さんが出演)
今回のような動きがしっかり付いている朗読劇も初めてだったので、舞台上の立ち回りも勉強になりました。舞台をやっている方とかも多いですし。
富田:みんな慣れていたね。
前田:あと、周りの方から(劇中で前田さん演じる)なつきちゃんと似ていると言われました。スタッフさん、マネージャーさんに訊いたときも「頑張って自分で全部やっちゃうところがすごく似ている」と言っていただけて、周りから見たときに私はそんな風に映っているんだ、と新しい発見もたくさんありました。
――周りの方の仰る通り、誠実なところはかなり似ていると思います。以前、別のインタビューをさせていただいた際に、対談相手も含めて話している人の目をしっかり見ている姿が印象的でした。
富田:見る見る!
前田:ありがとうございます。でも無意識なんですよね(笑)。人のお話をちゃんと聞きたいですし、好奇心旺盛というか、質問することも好きなので。この気持ちは忘れずにいきたいと思います。
富田:素晴らしい!
――カラオケコーナーも幅広いジャンルの曲や様々なキャストの組み合わせが魅力的でした。
前田:世代的に刺さるようなザ・アニソンもあれば、懐かしの名曲もあって、セトリのバランスが素晴らしかったと思います。
富田:マネージャー陣が選んだそうですが、誰がどの曲を歌うのかのセレクトがドンピシャで。(船戸さんと前田さんが歌った)「MajiでKoiする5秒前」は特に「そうだよね!」と思いました。
前田:嬉しい~。メインで歌っている人以外もコーラスとして参加してくれるのは新しいですよね。
富田:今回みたいにみんなで一丸になって盛り上がるステージは、普通のライブじゃできないので、事務所イベントらしい色が出せていたのかなと思います。
前田:(富田さんと礒部花凜さんが歌った)「残酷な天使のテーゼ」もすごかった! ふたりが神々しかった!!
富田:ありがとう(笑)。イントロが流れてお客さんが「それー!!」みたいな反応をずっとしていました(笑)。
前田:だって聴けると思わなかったもん。めっちゃ前だけど、美憂ちゃんがまだ黒髪ロングだったとき、一緒にカラオケ行ったことあったよね。
富田:あ〜、あった!
前田:イベントやライブで一緒になって歌声を聴くことはあっても、カラオケソングを聴く機会は本当に久しぶりだったので、個人的に嬉しかったです。あと(船戸さんとデュエットした)「Together」もすごいカッコよかったよ!
富田:みんながポケモンの真似をしながら登場してきてくれたときの、アサミさんのゴーリキーを写真に収めてほしかった(笑)。なぜ数あるポケモンの中からゴーリキーをチョイスしたのか……(笑)。
――最後までゴーリキーでしたね(笑)。
富田:なんなら初回のリハからゴーリキーでした(笑)。
前田:船戸ゆり絵に全力でポケモンとして絡みにいく小泉萌香も面白かった……(笑)。
富田:アーカイブで見ていてちょっと怖かったもん(笑)。
前田:けっこう狂気を感じたよね(笑)。
富田:誰一人としてピカチュウとかの可愛いポケモンを選ばないのがアミューズっぽいなと思いました。セレクトに個性が出ていましたね。
前田:全員で歌うときの圧倒的感とのギャップもチームの良さだと思います。