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科学ADVシリーズ美術展示「LOOPSL(ループスル)美術館展」公式レポ

「C99」で行われた科学ADVシリーズの美術展示「LOOPSL(ループスル)美術館展」より公式レポート到着!

2021年12月30日・31日に開催された「コミックマーケット99」MAGES.ブースでは、恒例となっていた物販ではなく“科学ADVシリーズ”の美術展示が行われました。

本稿ではこのイベントの公式レポートをご紹介します。

コミックマーケット99 MAGES.ブースは「LOOPSL美術館展」

タイトルは「LOOPSL(ループスル)美術館展」。全体に美術館のような装飾を施したコンセプトブースで、2022年2月24日(木)にNintendo Switchへの移植版が発売される妄想科学アドベンチャーの2タイトルを1本にまとめた『CHAOS;HEAD NOAH / CHAOS;CHILD DOUBLE PACK』より、『CHAOS;HEAD NOAH』(カオスヘッド ノア)&『CHAOS;CHILD』(カオスチャイルド)のゲーム内で使用されている様々なイラスト類。

そして、最新作として発売を控えている『ANONYMOUS;CODE』の未公開イラストが額装を施して展示された。

ブースの側面には、『ANONYMOUS;CODE』と『CHAOS;HEAD NOAH / CHAOS;CHILD DOUBLE PACK』のキービジュアルが展示され、上部モニターにはMAGES.関連のPVが上映された。


 

イラストの解説をウェブで閲覧する新しい展示形式

イラストは、『ANONYMOUS;CODE』から未公開イラストを5点。『CHAOS;HEAD NOAH』から7点。『CHAOS;CHILD』から3点が展示された。

各イラストにはタイトルとQRコードが掲示されている。QRコードを介してウェブに接続すると、より詳細な解説が読める。

なお、タイトルの下に記載されている欧文はエスペラント語で記載されており、タイトルの直訳ではない言葉も含まれている。

会期中は来場者たちがスマートフォンを取り出し、各々展示物を撮影したり、QRコードを読み取って解説を楽しんでいた。

ここで、当日展示されたイラストと解説(リンク先から確認可能)を、何点か紹介しよう。
 

『CHAOS;HEAD NOAH』

・乙女の祈り La preĝo de virgulino
http://5pb.jp/event/cm99/qr/07_k0qff.html


 

『CHAOS;CHILD』


 
・プレゼントボックス Mia fratino estas en la skatoloskatolo
http://5pb.jp/event/cm99/qr/08_wutro.html
※Z指定要素となる猟奇的なイラストのため、苦手な方はリンク先閲覧注意
 

『ANONYMOUS;CODE』


 
・主人公登場 Apero de la ĉeffiguro
http://5pb.jp/event/cm99/qr/11_mldht.html


 

ブース説明パネルの謎

ブース脇に設置されたパネルには謎めいた説明文と羽を広げたセミのイラスト。

これは、実在したとされる未来人「ジョンタイター」を『STEINS;GATE』内で題材としたように、このパズルにも実在する題材がある。2012年にインターネット上で公開されたcicada3301という正体不明の出題者による謎のパズルを元にしたものだ。この超難解なパズルは「高度な知的能力を持つ人物」を探すことが目的だと表明された。興味のある人は、調べてみると良いだろう。

cicada3301は、現在公開されている『ANONYMOUS;CODE』のPVにも一瞬その表記が登場する。『ANONYMOUS;CODE』の中にどのように関わっているのかは今後の情報公開を待ってほしい。


 

キャラクタースタンディに「牧瀬紅莉栖」?

ブースの両端には、3体のスタンディが設置された。

向かって左側の『ANONYMOUS;CODE』の主人公・高岡歩論とヒロイン・愛咲もも。この2体のスタンディは同会場で初公開となった。

そして、向かって右側の『CHAOS;HEAD NOAH』側には、白衣を着た「牧瀬紅莉栖」。ではなく、実はこのキャラクターは『STEINS;GATE』の続編『STEINS;GATE 0』に登場する人工知能『アマデウス紅莉栖』である。

科学アドベンチャーシリーズ第1弾である『CHAOS;HEAD NOAH』では、妄想を脳科学の見地から考察し、脳の情報を共有することで妄想を具現化することが、物語のカギになっている。その脳科学を専攻している研究者が「牧瀬紅莉栖」であり、研究成果の一つとして形になったものが「アマデウス紅莉栖」である。そして、紅莉栖らしき人物が「ANONYMOUS;CODE」のPVにも一瞬登場している。

展示ブースの順も、シリーズ第1弾から最新作へと時系列順に沿ってゆく中で、この「アマデウス紅莉栖」のスタンディが、展示作品をループさせるポイントとなっている。

「LOOPSL」に隠された意味は?

「LOOPSL美術館展」のタイトルは「特に意味はない」と発表されていたが、作品の順路に込められた意味とは別に、科学ADVシリーズファン向けに向けられた隠されたメッセージが込められている。

ループといえば、科学アドベンチャーシリーズでは、タイムリープによって物語がループ構造になっている『STEINS;GATE』(シュタインズ・ゲート)を真っ先に思い浮かべる方が多いだろう。いわゆる“ループもの”と捩った名称ということだけではなく、看板に記載されたタイトル「ループスル美術館展」下の文字

“Fermez la couche monde(boucle)”

これはフランス語で書かれており、日本語に翻訳すると“世界層を閉じろ(ループ)”となる。

『ANONYMOUS;CODE』で関して公開済みの情報として、世界層という概念がある。

“世界層を閉じろ”とは何を意味し、(ループ)とは何を指しているのか?すべて『ANONYMOUS;CODE』で解明される。


 
なお、『CHAOS;HEAD NOAH』と『CHAOS;CHILD』が1本のソフトに収録された『CHAOS;HEAD NOAH / CHAOS;CHILD DOUBLE PACK』は、Nintendo Switch用に2022年2月24日発売となる。『ANONYMOUS;CODE』は、2022年発売予定。発売日が確定後、情報公開を順次してゆく予定。
 

関連リンク

【MAGES.「コミックマーケット99」特設サイト】
http://5pb.jp/event/cm99/
 
『CHAOS;HEAD NOAH / CHAOS;CHILD DOUBLE PACK』公式サイト
http://5pb.jp/games/chaosdouble/

『ANONYMOUS;CODE』公式サイト
http://anonymouscode.jp/
 
 
 
 
(C)MAGES./NITRO PLUS/RED FLAGSHIP
(C)MAGES./RED FLAGSHIP/Chiyo St. Inc.
(C)MAGES./NITRO PLUS/RED FLAGSHIP
(C)MAGES./Chiyo St. Inc.

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