冬アニメ『時光代理人 -LINK CLICK-』ヒカル/陸光役・櫻井孝宏さんインタビュー|1話の伏線、トキとの関係性に注目!ヒカルの人となりを知るのはまだこれから——
2022年1月9日(TOKYO-MX:毎週日曜21:30 BS11:毎週日曜22:30)より放送開始となるTVアニメ『時光代理人 -LINK CLICK-』。
本作は、2021年4月よりbilibili動画にて配信されたオリジナルアニメーション。繁華街の一角に佇む「時光写真館」で、特殊能力を持ったトキとヒカルの2人が顧客から舞い込む依頼を遂行するためにコンビを組み、過去を引きずるクライアントからの依頼を解決していくタイムサスペンス・アニメーションです。
このたび、アニメイトタイムズでは、メインキャストとプロデューサーにメールインタビューを実施! 今回は、“撮影後12時間の出来事を把握できる能力”を持つヒカル/陸光 役の櫻井孝宏さんにお話を伺いました。
トキの良き理解者。彼自身の人となりを知るのはまだこれから
——公式コメントで「とても洗練された今っぽさを感じる作品」だとおっしゃっていましたが、『時光代理人』ならではの魅力はどこにあると思いますか?
ヒカル/陸光 役・櫻井孝宏さん(以下、櫻井):作品の概要やあらましなど、情報に当たる部分が演出に落とし込んであって、見ている内に自然と内容が理解できます。
1話で作品の見方が大体わかるようになっています。メインキャラクターの2人もストーリーのための存在に見えて、とてもクールで大人なアニメーションだと思いました。
——ゲーム会社の財務データを入手する第1話では、最後にニュースを見るヒカルの表情が印象的でした。ヒカルをどのような人物だと解釈し演じられたのでしょうか。
櫻井:トキの良き理解者、という印象です。トキにとって良いかはさておき、仕事をこなすための手段と方法を心得ている人物ですね。彼自身の人となりを知るのはまだこれからかなと。
——本作は「バディもの×時間遡行」がテーマの1つにもなっています。相方でもあるトキとのコンビネーション、関係性をどのように捉えられましたか? また、トキ役のキャストが豊永利行さんだと知ったときのお気持ちもお聞かせください。
櫻井:吹き替えのアニメーションなので日本語キャストのイメージで役を掴もうと考えていました。配役を聞いて、トキの人物像が具体的にイメージできた次第です。
豊永くんはまさにピッタリのキャスティングだと思いました。軽快で硬派、ツボを押さえつつ意外性のある表現でキャラクターを豊かにする役者さんです。
——収録現場の雰囲気はいかがでしたか? キャスト、スタッフとのやり取りで思い出に残っているエピソードがあれば教えてください。
櫻井:粛々と、という雰囲気ですね。収録に必要な意思疎通と軽い雑談くらいです。
2話がラーメンにまつわるエピソードで、収録中ラーメンが食べたくて仕方なかったです。豊永くんと一緒に悶絶していました。