2度の中止を乗り越えた『上坂すみれのPROPAGANDA CITY 2021』LIVE Blu-rayリリース&ライブツアー開催決定! 上坂すみれさんインタビュー
上坂さんは歌よりもMCのほうが喉の負担? 幕間映像「ドラゴン菫」にゲストの2人をオファーした理由は?
――リハーサルやバックステージでの印象的なエピソードがあれば教えて下さい。
上坂:中止になる前もゲネプロまでやっていましたが、もう1度、ボイストレーニングや新しい振り付けを入れ直す形でした。準備期間を長く取れたので、いつもよりたっぷりとリハーサルをできてありがたかったです。
――2年半ぶりのライブで、2日間3公演、曲数も各公演20曲以上あったので、体力的にも大変だったのでは?
上坂:ご時世柄、公演時間が制限されていたので、逆に集中してやり切れたことが良かったのかもしれません。いつもMCで10~15分喋ってしまうのですが、今回は2分半くらいでまとめなくてはいけなかったので、そこも頑張りました。
――MC中に「巻き」が入ることもなかったのでしょうか?
上坂:かなり入っていました(笑)。その様子は映像でもきっと確認できると思います。
――なるほど。それにしても、上坂さんにとっては歌唱よりもMCのほうがダメージを負うことなんですね?(笑)
上坂:しゃべる時に使う脳と、歌う時に使う脳は違うらしいですし、しゃべり続けているほうが喉にくるんだなと初めて知りました(笑)。
それと、アンフィシアターはきれいな会場で楽屋も広かったので、本番前はストレッチやボイトレをしたり、ボイトレの先生にマッサージしていただいたりと、余裕を持って本番を迎えることができました。
――鈴木愛奈さんと徳井青空さんが出演した幕間映像・週末劇場「ドラゴン菫」を制作されたきっかけは?
上坂:中止になったツアー用に「ドラゴン菫」は制作してありましたが、もう1度撮り直すことになったため、せっかくなのでゲストさんを呼ぼうと。そこで、この1~2年でとてもお世話になったお二人にお願いしたところ、快くOKをいただけました。
愛奈さんとは一緒に番組をやっていた時に連絡先を交換できなかったのが心残りで、もう1度お会いできたらいいなと思っていたので嬉しかったです。
「ドラゴン菫」は、ストーリーはオマケみたいなもので、お二人の制服姿が最大の見どころです(笑)。内容も「全員正解するクイズ」というコンセプトで、クイズしながら雑談して、決め打ちを少なくしたアドリブ色が強い映像になりました。
1日かけて収録しましたが、お二人から「呼んでくれてありがとう」と言ってもらえましたし、楽しく撮影させていただきました。使われなかった部分も結構ありますが、パッケージにメイキングが収録されているので、ぜひご覧下さい。
――ジャケットのコンセプトや、ご覧になった感想をお聞かせ下さい。
上坂:「生活こんきゅーダメディネロ」のジャケットと同じアートディレクターさんで、「PROPAGANDA CITY」という街がコンセプトになっています。ブルーがモチーフになっているのも珍しいですし、白い旗状の布で横断歩道を渡っているような私がいて、1枚絵ではもったいないと思うくらい素敵なジャケットになりました。
ライブで実際に使用した衣装を着た私がセットに寝そべっていますが、カメラマンさんが微調整で大変そうでした。
――ライブBDの見どころや注目ポイント、オススメの楽しみ方のご紹介をお願いします。
上坂:いろいろなアングルからご覧になっていただけますし、衣装もひとつひとつこだわりがあって、「こんなモチーフが付いていたんだ!?」と細かいところまで発見していただけるかなと。
演出、照明も素晴らしく、カッコイイなと思える世界観になっているので、劇場作品として楽しんでいただける映像になっていると思います。