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『STATION IDOL LATCH!』菊池 幸利&鈴木 裕斗インタビュー

文豪感漂う神田駅・咖山 喱人とオタク気質な秋葉原駅・雷電 遊生のかけ合いが絶妙に面白い!『STATION IDOL LATCH!』菊池 幸利さん・鈴木 裕斗さんインタビュー

オタク、文学、食の要素が詰まっている神田駅と秋葉原駅

——ご自身が担当するキャラクターの注目ポイントや魅力を教えてください。

菊池:咖山くんは独特の世界観を持っていて、文学や食に対する熱量が強いキャラクター。好きなことに没頭している姿が魅力的ですし、雷電くんとのかけ合いが注目ポイントです。お互いの“好き”が響き合っている姿にぜひ注目してもらいたいです。

鈴木:ちゃんと雷電のことを咖山氏が受け止めてくれています。2人は良いバランスですし、それは一緒にいたいよなぁ~と思います。

雷電は奥底から湧き出る好きなものを語るオタ全開のトークに注目してもらいたいです。ウワーッとテンションが上がったように語るのではなくて、これはこうでこうなんですと沸々と語る感じが、雷電にしかない色だなと。ちゃんと耳を凝らして喋っていることを聞いてもらえると、雷電の熱量が伝わってすごく良いんじゃないかなと思います。

あと、2人ともご飯が大好きなので、飯ネタは誰もが共感できる要素です。台本を読んでいても、良いポイントを突いていて面白いですし、オタク、文学、ご飯という2人の良いところを掛け合わせたボイスドラマになっています。なので、セリフひとつひとつを聞いていただけると2人のことがよくわかると思います。

——会話で2人の人柄が理解できるのは、それだけ関係性が魅力的な証拠ですよね。ちなみに、収録はいかがでしたか?

菊池:収録は僕のほうが先でした。僕の中にある咖山 喱人くんのイメージが重なっている部分が多かったこともあり、「そのままの状態で行きましょう」とスムーズに進みました。

——確かに、菊池さん自身が柔らかくて落ち着いた雰囲気ですので、咖山 喱人そのもののそうな気がします。

鈴木:やっぱりそうなんだよ! 柔らかくて上品な雰囲気が出ていますよね。キャストさんのお名前を見せていただいたときに、「ピッタリ!」と思いました。

菊池:(照れたように)ありがとうございます。

鈴木:僕は逆に、自分らしさを削ぎ落とす作業でした。どんなに自分にとって良いことがあったとしても、雷電は「よっしゃー!」とはならないんです。「マジか……」と沸々と沸点が上がるというか、上がりきらないけど本人にとっては最高潮のような感じなので、声としては落ち着いている感じですが、心の中ではめちゃくちゃテンションが上がっていて。

収録ではそれがめちゃくちゃ難しかったんですけど、すごく楽しかったです。自分にない部分ですし、オタクにもいろいろなタイプがいますよね。雷電はこういうタイプのオタクと、スタッフさんやディレクターさんとディスカッションしました。

「僕のようなタイプではなく、真逆のタイプのオタクですか」「こういうオタクだね」と、他のキャラクターとはディスカッションしない内容ですごく面白くて。ただ、大きな口を開けて語るわけではなく、ボソボソと喋るタイプなので滑舌が大変でした。自分にとっても挑戦でしたし、すごく楽しいやりがいのあるキャラクターです。

——もっとかけ合いが聞きたい!と思うぐらい、2人のキャラクターは興味深かったです。

鈴木:もっとかけ合いがしたくなりますね。

菊池:うんうん!

鈴木:たとえば、2人が喧嘩したらどうなるんだろう……? たぶん、咖山氏も冷静になりそうなのでちょっと怖いですよね(笑)。

菊池:お互いの居心地の良さというか、2人でいる空気感が結構当たり前になっているところがあるので、1回ぶつかったとしてもお互いのきっかけを探しに行きそうな気がします。

鈴木:確かに! 秋葉原と神田の間ぐらいにある洋食屋さんに行ってみたら相手がいるんじゃないかと思って行ったら実際にいて、気まずいけどいつものように話しかけて自然と仲直りするような感じがします。やっぱりお互いが尊重し合っている関係って良いですよね。

何度聴いても楽しいおいしい曲

——2人が歌唱している楽曲「BUNGAKU×COMPLEX」ですが、個人的に2人が歌う曲にしてはすごく意外な曲調でびっくりしました。

鈴木:こう来たか!と思いましたよね~!

菊池:うんうん!

鈴木:それこそ、歌詞もよく耳を凝らして聞かないとなんて言っているんだろう?これはどういう意味なんだろう?と、文学的やオタクっぽい言葉があったり、秋葉原や神田の街を彷彿させるような言葉も入っているので、言葉遊びがすごく素敵な楽曲にあっています。メロディーと併せて歌詞にも注目して聴いていただきたいです。

あと、楽曲の裏で賑やかなフェイクが入っていたりします。そういうところもひとつひとつ僕たちが分担して収録させていただいたので、何度聴いても楽しくておいしい曲だなと思いました。

菊池:本当にその通りで、聴くたびにまた違った味を感じられる曲になっていると思います。雷電くんが担当しているパートはすごく雷電くんの“好き”が詰まっている歌詞になっていたり、2人のかけ合いだけでなく、お互いの“好き”が共存する瞬間がサビの響きに詰まっているので楽しんでもらえたら嬉しいです。

鈴木:本当にめちゃくちゃ楽しめる楽曲ですよ~! 「ネオ東京ネオン~」と歌詞の言葉が歌っていても気持ち良いですし、聴いていても気持ち良いです。あと、ちょっと強気で上からのような歌詞を雷電が歌っていたり、カッコよさと色っぽさと文学っぽい深い部分が混じり合っている楽しい曲です。

——3月6日(日)に開催される1st LIVEでの2人のパフォーマンスが楽しみですね!

鈴木:口から心臓が出そうな勢いです。今お風呂場でも結構練習をしています(笑)。

菊池:あはははは(笑)

鈴木:もう今から楽しみですしドキドキしています。3月はあっという間に来るんだろうな~!

——本当にあっという間に本番がやって来ますから。また、2人がどのような衣装で登場するのかもワクワクしています。

菊池:飛天で和服着るのかなぁ……どうなるんだろう?

鈴木:「1st Passenger Meeting」でも衣装を少しアレンジしていたので楽しみです。雷電くんはペンライトを片手で4本持っているから、実際に扱いきれるのかな?(笑)

菊池:そこにマイクを持つわけでしょ?(笑)

鈴木:うわぁ! 無理!

一同:(笑)

鈴木:2人でユニットを組むのも初めてですし、これまで菊池さんの歌をちゃんと聴いたこともなかったのでこういう歌い方をするんだ……と。さっきからずっと言っているんですけど、歌声にすごい色気があるので、もう一言で表すなら“ベッドイン”です。

菊池:(笑)

鈴木:歌声を聴いているとスッと天に召されるような感覚になるので、一緒に歌いつつ、身近でその歌声を聴けるのが楽しみです!

菊池:さっき、裕斗くんが今までにないラインの歌い方だったという話をしていましたが、それを感じさせない歌唱をしていたので、すごく雷電くんのことを考えていらっしゃるんだなと思いました。楽曲も深く落とし込んで歌っているんだなと伝わってきて、僕自身も天に召されました。

鈴木:お互いに召され合っているわけですね(笑)。ボイスドラマも楽曲もポップな感じが強めなキャラクターが多いですが、この2人はセピアな感じというか、あまり原色系が入らない感じがして、他のユニットと違うカラーがあります。

菊池:そうだね。明らかに違った色や空気感を持っている2人です。

鈴木:1st LIVEは30駅全員が集結しますが、他の人たちからも「この2人しか出せない色があるよね」と言われるように頑張りたいです……!

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