文豪感漂う神田駅・咖山 喱人とオタク気質な秋葉原駅・雷電 遊生のかけ合いが絶妙に面白い!『STATION IDOL LATCH!』菊池 幸利さん・鈴木 裕斗さんインタビュー
山手線各駅の駅員のキャラクターが業務時間を終えるとアイドルとして活躍するアイドルプロジェクト『STATION IDOL LATCH!』(ステーションアイドルラッチ)。
現在、オリジナルソングや各ユニットの日常が垣間見られるボイスドラマが収録されているCDシリーズが発売中です。
その4th CDに参加しているボイスキャストより、今回は、菊池 幸利さん(神田駅・咖山 喱人役)・鈴木 裕斗さん(秋葉原駅・雷電 遊生役)にインタビューを実施しました。
菊池さんと鈴木さんの共通点は食レポ!?
——本作は「山手線全30駅」をテーマにしたアイドルプロジェクトですが、最初の印象をお聞かせください。
神田駅・咖山 喱人役/菊池 幸利さん(以下、菊池):すごいコンセプトだなと驚きました。設定や、1人1人の資料を拝見させていただいたりしたときに各駅の魅力、特色というものをしっかりと兼ね備えていた人物だと感じたので、各キャラクターたちがアイドル活動を通してエネルギーを皆さんに伝えたときにすごく面白いものができるんじゃないかと想像が沸き立って、とても楽しい気持ちになりました。
秋葉原駅・雷電 遊生役/鈴木 裕斗さん(以下、鈴木):駅という身近な場所を題材にしていること、自分が降りる駅の駅員はこういうキャラクターなんだと結びつきができたので、駅に降りる楽しみが増えるなと思いました。
また、最初は自分が担当する駅はどこになるんだろう?と思ったりもして。駅ごとの思い出が蘇ってきたというか、山手線は自分もよく利用させてもらっている線なんだなと改めて感じました。
——それぞれ神田駅と秋葉原駅の駅員を担当されますが、ご自身が担当する駅を聞いた瞬間いかがでしたか?
菊池:僕は何役かオーディションを受けさせてもらいましたが、最初に収録したのが神田駅の咖山 喱人くんでした。カレーやご飯を食べること、本を読むことが大好きで、服装が和装。自分も和服が好きなので、そういったところでたくさんインスピレーションが合う親近感のあるキャラクターだと思い、最初に収録させていただいたんです。その後に、咖山 喱人くんに決まった報告をもらったときはとても嬉しかったです。
——菊池さんも和装がお好きなのですね。普段から着られますか?
菊池:普段から着ています。
鈴木:えっ! すごい! 和服と聞くと着方がちゃんとしているので、自分は不器用だから自然と遠のいてしまいます。
菊池:意外とスッと着られるので大丈夫ですよ。
鈴木:キャラクターにぴったりじゃないですか! 服装が明治っぽい雰囲気ですごく素敵ですよね。
——鈴木さんは秋葉原駅を担当されますが、決まったときはどのような気持ちでしたか?
鈴木:キター!と思いました。アニメや漫画といったサブカルチャーが好きな方が降り立つ駅ですし、僕自身もアニメやゲーム、レトロなものも好きなので嬉しかったです。ちょっと奥に入っていくとマニアックなお店もあって、知る人ぞ知る、好きな人は好きというお店が集結している街だなと。
秋葉原駅の雷電 遊生はマニアに親しまれるキャラクターになるのかなと思ったら面白さを感じました。僕自身、雷電 遊生みたいなキャラクターを演じることがなかったので楽しみでしたし、かつ神田駅の咖山 喱人氏と仲が良いということで、駅同士の結びつきも感じられます。
実際に駅同士のつながりをなぞらえて関係性ができているところもあるので、演じるのがすごく楽しみな気持ちがありました。やっぱりアキバに行ったときは雷電を思い出しますし、今まで以上に足を運びたくなります。
——実際に、ボイスドラマを聴かせていただきましたが、雷電 遊生は良い意味で癖が強くて濃いキャラクターですよね。
鈴木:ありがとうございます。“癖が強い”は最大級の褒め言葉です!
——逆に、神田駅の咖山 喱人は穏やかで落ち着きがあり、文豪らしい言葉づかいをしているので2人の対比がすごく面白かったです。
鈴木:確かに。言葉づかいひとつ取っても2人の個性がすごいですよね。
菊池:個性はすごく出ていますよね。
鈴木:咖山 喱人氏は文豪らしさが出ていたり、雷電はオタクの人だったらわかるような言葉づかいをしていたりと、2人とも独特な語り口調なので果たして会話が成り立っているのか!?と思えるような面白いかけ合いになっています。
——ボイスドラマでは描かれていませんが、2人がどこでどのように出会ったのか気になりますね……。
鈴木:やっぱりご飯なのかなぁ……?
菊池:ね! 隣の駅なので会う機会もあると思いますし、2人ともご飯が大好きなので共通点から仲良くなったのかもしれません。
鈴木:うんうん。一緒にいて楽なんだろうなとボイスドラマを聴いていてもすごく感じます。常にテンションが高い子だったらいつも会うのはちょっと……となりそうなので、そういう意味でも、2人はいつもフラットな関係でいられるのかな。
——かもしれないですね!
鈴木:僕がワァーっと喋っちゃうタイプなので、雷電の気持ちもすごくわかります。ちょっとクールな人や落ち着きたいタイプの人に対して、僕は向かないタイプ(笑)。いつも喋っているので、雷電みたいなタイプは僕みたいなタイプとはいつも一緒にいられないんだろうなぁと。駅ひとつ取っても人間性があったりするので、そういう関係性を考えているだけですごく楽しいです。
菊池:僕は裕斗くんのような明るいタイプが側にいてくれるとありがたいです。話しかけたいけれどきっかけを探して逡巡してしまうところがあるので、そこにスパッと入って来てくれるとすごく嬉しい。
鈴木:お~! 嬉しい~! でも、お喋りがいつまで続くのかな?と思うときがやってくるかも(笑)。
菊池:あはははは(笑)。
鈴木:流石に長く一緒にいると「疲れてきたな……」と思う可能性があるかもしれない(笑)。
菊池:今のところはまったくないけど……どうなるのかな?(笑)。
——ちなみに、2人はこれまで共演したことは?
鈴木:作品でがっつり絡ませてもらうのは2回目です。なので、まだまだ知らない部分も多くて……。パーソナルな部分を知らなさすぎると思って、Twitterを遡ってタイムラインをチェックしました(笑)。
菊池:僕のこと勉強してくれていたんだ!
鈴木:勉強しましたよ~! でも、ネット上ではそんなにわからなかった(笑)。
菊池:あはははは(笑)。今日も控え室に入ったとき、「お久しぶりです!」と笑顔で言ってくれて、覚えていてくれたんだ!と嬉しい気持ちになりました。
鈴木:それはもう覚えていますよ~!
菊池:今回、神田駅と秋葉原駅でユニットを組ませてもらったので、これをきっかけに裕斗くんの人となりをもっと知りたいなと思いましたし、一緒にご飯を食べに行ったりできたらすごく嬉しいです。
——ぜひ2人で神田と秋葉原の街中を歩いて食レポしてください!
鈴木:いいですね! 食レポ! 僕、食レポが大好きで普段からやっています。
菊池:わかる! 僕もやってる!
――共通点が見つかりましたね!
鈴木:すごく楽しいんです。『王様のブランチ』ごっこをしたり、「これって~」と店員さんに話しかけたりして(笑)。
菊池:あはははは(笑)。僕は「香り良いですねぇ~」と前置きが長い食レポしちゃいます(笑)。