「第⼗六回 声優アワード」主演男優賞・小野賢章さん、主演女優賞・緒方恵美さんら受賞者コメントまとめ!
歌唱賞:斉藤壮馬さん
この度、「第十六回 声優アワード」で歌唱賞をいただきました81プロデュースの斉藤壮馬と申します。まずはこのような素晴らしい賞に選んでいただきまして本当にありがとうございます。
色々な想いをもって音楽活動をやっているのですけれども、ひとつだけこの場を借りてお伝えしたいこととしましては、斉藤壮馬個人の名前で賞をいただきましたが、自分ひとりで活動しているわけではなくて、バンドのみなさん、スタッフのみなさん、何より聴いてくださるみなさまがいてくださっての“チーム斉藤壮馬”で今回歌唱賞をいただけたと思っております。
ここ数年は音楽のみならずエンターテイメントが難しい状況に立たされてきましたが、今何ができないのかではなくて、今だからこそ何をお届けできるのかという気持ちで音楽を作ってきたつもりです。これからもチーム斉藤壮馬として、自分たちなりのペースで真摯に音楽に向き合ってまいりたいと思います。引き続き応援のほど、何卒よろしくお願いいたします。この度は本当にありがとうございました。
斉藤壮馬さんのプロフィールや出演作、関連記事はコチラ
パーソナリティ賞:櫻井孝宏さん
声優アワード、パーソナリティ賞を受賞しました櫻井孝宏です。この度は素敵な賞を頂戴しまして本当に嬉しいです。ありがとうございます。
この文化放送さんでラジオをはじめさせていただいて20年が経とうとしている番組があります。その番組の名前は「A&Gメディアステーションこむちゃっとカウントダウン」で、毎週土曜日夜の23時から生放送でお届けしています。
この番組があるからこそ私がパーソナリティ賞をいただけたと思います。今年の秋に20年の節目を迎える番組で毎週楽しくお送りしていますが、ラジオの楽しさ難しさ、尊さを教えてくれたのはこの番組です。なので、声優アワードと冠してはいますが、番組の代表としていただけたらなと思います。
本日は素敵な賞を頂戴しましてありがとうございました。さらなる飛躍、そして精進をしていきたいと思います。毎週楽しいオンエアをみなさんにお届けできたらと思っておりますので、ぜひオンエアのほうを聴いてもらえたらと思います。
以上、櫻井孝宏でした。ありがとうございました。
櫻井孝宏さんのプロフィールや出演作、関連記事はコチラ
特別功労賞
森山周一郎さん
瑳川哲朗さん
菅谷政子さん
安西正弘さん
岡和男さん
若山弦蔵さん
長嶋はるかさん
杉本沙織さん
太田淑子さん
関根信昭さん
八奈見乗児さん
神田沙也加さん
功労賞
池水通洋さん
池水通洋でございます。一体自分がどれくらい前から声優の仕事をはじめたのか調べてみました。そうしましたら昭和42年、今から55年前になるんですね。テアトル・エコーに入った時から仕事をはじめたと記録が残っております。
当時は世の中みんな貧乏で、特に声優は貧乏でした。そんな中で声優たちは気位が非常に高く、自分たちは最先端の文化的な仕事をしているアテ師であるという自負を持って、自分たちの仕事環境を改善しようという動きをしておりました。
日本俳優連合の前身である日本放送芸能家協会という組織がありましたが、そこの外画動画対策委員会に集まってこれからどうしたらいいかをみんなでよく話し合いました。
これは音声制作会社にお願いしてもダメだろう、放送局は話に乗ってくれないなぁとうことで、世間に訴えるしかないとなりまして、みんなデモをやることになりました。大変なことになりまして、やるからには潰されないよう内緒に事を進めなければならないということで、仲間外れを出さないよう準備を進めました、
忘れもしない昭和48年の7月28日……声優200人、これで全員です。今はこの10倍もおりますけれども、200人でデモ行進をやりまして、新聞などマスコミで騒がれました。
すると、音声制作会社の赤坂の社長が怒りました。「お前たちは何をやるんだと」。怖かったですよね。しかしその社長が頭が良かったのは、これは音声制作会社じゃどうにもならないということで、放送局や代理店、配給会社に掛け合ってくださり我々の条件を変えてくれたんです。それと同時に音声制作会社も力を付けていって、業界全体がレベルアップしました。
我々はそういったことをやりましたが、誰も干されることはありませんでした。それは全員が参加していたからです。全員を干していたら仕事になりませんからね。それで我々のデモは成功し、記録的な数字がでました。平均3.14倍のギャラアップ。凄いでしょう? 凄いけれど、これは普通並みになったと考えてもよいのではないかと思います。
3.14倍のギャラアップと再放送料の獲得という交渉ができるようになりました。我々はいつもこういったことで出演料の問題がおこればみんなで話し合って解決する、二次使用料についても体を張って条件を変えていくことをやってまいりました。共に働いてくれた仲間たち、そしてつい最近は第一世代の声優たちが次々とお亡くなりになりますけれども、そういった方々の顔が浮かんでまいります。そういった方たちと共に今日の功労賞をお受けしたいと思っております。どうもありがとうございました。
池水通洋さんのプロフィールや出演作、関連記事はコチラ
麻上洋子(一龍斎春水)さん
麻上洋子です。声優になって50年目、この声優アワード功労賞という素敵な賞をいただきましてありがとうございます。当初私は声優になりたくて声優になった第1号と言われていました。
当時何も知らない私を導いてくださった先輩方、そして未知数の私を抜擢してくださった制作の方々、半世紀にわたって応援を続けてくださっているアニメファン、声優ファンのみなさま、そしていつも応援してくれている家族に心から感謝をいたします。
私は、もう本当に50年ですから、思い出すと頭の中に色々な声、色々な映像がぐるぐる回っています。そんな中で富山敬さんはスタジオでいつも寄り添ってくださっていました。高橋和枝さんは古典から学ぶべしと言って、いつも私を色々なお稽古場に連れて行ってくださいました。
おふたりの名前を冠した賞があるこの声優アワード、とっても素敵だと思います。ふたりの声が聞こえてくるようです。私はこれからも声優という仕事を続けていきますので、どうぞ今後ともよろしくお願いをいたします。ありがとうございます。
麻上洋子さんのプロフィールや出演作、関連記事はコチラ