「GRANRODEOらしくて面白いですよ」──約3年ぶりとなるアルバム『Question』をリリースしたGRANRODEO アルバム・タイトルを「Question 」にした理由は、ダジャレから? KISHOWさん、e-ZUKAさんによる、超ロングインタビュー!
GRANRODEOが約3年ぶりとなるファン待望の9thアルバムが3月23日(水)にリリースします。その名はズバリ『Question』(クエスチョン)です。
本作には、TVアニメ『最遊記RELOAD -ZEROIN-』OP主題歌「カミモホトケモ」、TVアニメ『文豪ストレイドッグス』第3シーズンOP主題歌「セツナの愛」、映画『文豪ストレイドッグスBEAST』主題歌「時計回りのトルク」、アニメ『バキ』大擂台賽編OPテーマ「情熱は覚えている」、アニメ『範馬刃牙』OPテーマ「Treasure Pleasure」という話題のタイアップ曲に加えて、シングルカップリング曲、新曲「Question Time」など12曲をパッケージ。GRANRODEOならではの、華やかで、スリリングな作品となっています。
どのような思いで制作に向かったのか、KISHOWさん、e-ZUKAさんにお話をうかがいました。
15周年イヤーの集大成、そして16周年目の幕開け
──1月14日に15周年イヤーの集大成となる「G15 ROCK☆SHOW」を、翌15日に2022年の幕開けを飾る「G16 ROCK☆SHOW」を東京・国立代々木競技場第一体育館で行われました。まずはライブの感想から教えて下さい。
KISHOWさん(以下、KISHOW):遠い昔のようだな……。でも楽しかったなぁって記憶があります。やれてよかったなと思いました。
e-ZUKAさん(以下、e-ZUKA):「G15」「G16」を考えているときはもうちょっと(コロナ禍による規制が)緩和されて、結構お客さんを入れられるんじゃないかなと思っていたんですよ。でもやっぱり難しくて、入れられたのはキャパの約半分。
来るのを断念した人もいたと思います。でもあれだけの人の前でやれたことが嬉しかったです。「G15」は各年代の曲が全て入っていて、曲数は多かったですけどけじめ・区切りをつけられたところもあって。
一方の「G16」はコンセプトも曲もメンバーも違うしで、2日間通して、チャレンジングなライブができたなと思ってます。あれが16年目のスタートとは言え、ずっとあのモードでやるわけではないんですけど(笑)。
特別なステージだったなという感じですね。本当はね、「ようやく落ち着きました!」って感じのスタートを切れるかと思ってたんですけど、全然落ち着かないっていう。
──未だに猛威を奮ってますもんね。その後e-ZUKAさんのお誕生日ライブ「ロデオ組・GRANRODEO MOBILE presents e-ZUKA 生誕祭 55でGO!GO!」もご予定されていましたけど、KISHOWさんがコロナを患ってしまったため、5月に延期となって。
e-ZUKA:オミクロンがね、強いんですよねぇ(笑)。
KISHOW:いやーもう情けねぇなって思いましたね。不甲斐ない、何かかってんだよって。正直熱自体は1日、2日であっという間に平熱になったんですけど、今まで味わったことのない喉の痛みで。ツバを飲み込むのすら痛かった。
「スプレーを掛けたら姿をあらわにできる!」みたいな、擬人化スプレー的なひみつ道具があったらぶっ飛ばしてやろうと……そう考えながら痛みに耐えてました。
e-ZUKA:(笑)。
KISHOW:お陰様で強力な抗体を手に入れましたけど……恥ずかしかったんですよ。世に(ニュースとして)出るのが。
──大々的に報じられましたよね。
KISHOW:そう(苦笑)。こういうことで人の気を引いてしまったことが申し訳なくて。
──e-ZUKAさんから優しいお言葉とかは……。
e-ZUKA:(笑)。優しいかはわからないですけど「それはしょうがないよ、きちんと休みなよ」って言いましたね。「G16」のときもキーボードのMaoくんがコロナで出られなかったんですよ。誰がなってもおかしくないような状況だったので、こればかりはしょうがないと思ってます。
──KISHOWさん、その前後に痛風にもなられていませんでしたか。
KISHOW:はい、本当にコロナの前後に(笑)。痛風が2週間前後続いて「今回長かった~!」って言ってたら、コロナで10日間休んで、そのあとまた痛風に。「もう殺せよ!なんなんだよ!」って。
──前回のインタビューで青汁を毎日飲まれてると言ってましたが、青汁効果はなかったんでしょうか……。
KISHOW:もう飲んでないっすね。青汁は豆乳と混ぜて飲んでたんですけどね、豆乳が身体に合わなくなってきちゃって。水に溶いて飲んでたら味気なくて、やっぱり豆乳って偉大だったな……と。
それで嫌になっちゃって「このルーティーンもういいや」となってしまいました。俺、そんな話ばっかりしてますね。恥ずかしい(笑)。芸がないなぁ。
──でも本当にいろいろなことがあったからこそ、1月のライブが随分と前に感じられるはずですよね。
KISHOW:そう、14日、15日にライブが終わったあと、月末には引っ越しを控えていたので、バタバタしてて。で、「新生活が一段落するか?!」ってときに、さっき言ったようなことがあって。今年は本当に怒涛ですね。
数年ぶりに大吉を引いたんですけど、大吉の要素が今のところ一切ないです。2月の一月で向こう4年分くらいの痛みは味わったつもりなので、厄は落とせたんじゃないかと。
──そして、アルバムがリリースされますし。
KISHOW:待望のアルバム発売までこぎ着けられたのは素直にうれしいです。ライブもできたっていうのも良かったし。なんだかんだでGRANRODEOはトピックがいつもあるので、切れ目なくいろいろなことができてるなと。
コロナの初年度なんてずっと活動できていなかったので、そこと比べたら。僕はだいたい髪の毛でわかるんですよね。撮影とかでヘアメイクをしてくれている方は、付き合いが長いからお願いすると髪を切ってくれるんですよ。
だけど初年度は数ヶ月くらい会ってなかったから伸びに伸びちゃって。伸び具合を見ると、GRANRODEOとしてどれくらい活動してないかっていうのがわかる。