羽多野 渉さんのアーティスト活動10周年を記念したライブを自身の誕生日に開催！サプライズで小野大輔さんが登場し、涙する感動シーンも！『Wataru Hatano LIVE 2022-colors-』レポート

本編最後はライブのテーマにもなっている最新シングル「ナニイロ」。アンコールは「Never End！Summer！」

本編最後の曲は最新シングルであり、このライブのテーマにもなっている「ナニイロ」。「好きなキャラクターのテーマカラーやラッキーカラーなど自分の大好きな色と一緒にこの曲を楽しんでください」と話してアップテンポなイントロが流れると、会場のお客さんも思い思いの色のサイリウムを照らして、歌声に合わせて振っています。そんなお客さんたちを次々と指差したり、指揮をするように両手の指を笑顔で振ったりする羽多野さん。アウトロになって、また会場を見渡し、「ありがとうございます！　みんな、きれいな色ですよ！」。そして顔で手を振りながらステージを後にする羽多野さん。

それからわずか数分後、黒のライブTに着替えた羽多野さんは「アンコールありがとうございます！　ここでは夏気分で体を動かしながらアゲてください！」と「Never End！Summer！」。夏フェス『おれサマー』に向けて作ったライブチューンで、合いの手など声を出せないお客さんも体を揺らしたり、サイリウムを激しく振り、サビ前のクラップパートは全力で。羽多野さん自身も激しい振りに合わせて歌ったり、間奏では羽多野さんはダンサーとシャドウボクシングのような振りを見せるなど、リミッターをはずしたパフォーマンス。

さすがの羽多野さんも歌の後は息を切らしながら「楽しいですね」。「夏を満喫できましたか？」の会場への問いかけには大きな拍手で同意。「CD自体は12月に発売されまして、櫻井孝宏さんからすごくイジっていただきました。後輩たちからもネタにしてもらえることで自分の音楽活動も成熟している気がします」。

櫻井孝宏さんからのビデオコメントと小野大輔さん登場のサプライズ2連発に羽多野さんの涙腺も決壊

「ここでグッズ紹介を。（画面を向いて）ではこちら！」と紹介するとモニターに現れたのは偶然にも先ほど話題に出た櫻井さん。「ちょっと待って！」とあわてて、ビックリしてひざをつく羽多野さん。櫻井さんからのお祝いコメントに「ありがとうございます！　まさか先輩からお言葉をいただけるとは」。デビュー時代からお世話になった先輩で、若手時代にもらった「テクニックだけに頼っちゃダメ。うまさとは別のところに魅力があるから」というアドバイスは今でも大切にしているそう。

まだ動揺が残る中、今度は「羽多野くん、お誕生日おめでとう！」の声。「この声はもしかして？」と驚いていると「ハッピーバースデー」を歌いながら赤いバラの花束を抱えた小野大輔さんが登場。実は昼の部の前に「お誕生日おめでとう」のラインを送った小野さんは「これならサプライズで出てくるとは思わないだろう」という用意周到さ。「今回も素晴らしいライブで、いちファンとして楽しませていただきました」。去年の9月のアコースティックでの配信ライブ（Wataru Hatano Live 2021 -Thanks-）を見て「Vivid Junction」が大好きになったこと、「俺だけ見てろ』に撃ち抜かれたと話す小野さんに、「まさかここまで見てくださっているとは!?」と驚く羽多野さん。でもこの日の「Get Wild」にビックリしたという小野さんに、嬉しそうに「やった！」とガッツポーズする羽多野さん。

「I’m a Voice Actor」を初めて人前で披露したのは『おれパラ』だったことや「役者に一番染みる曲」（小野さん）など会話に花を咲かせていると、「ずっと一緒にいたい！　なかなか会えないから。こんなふうに話すのは久しぶりで」と言いながら涙ぐむ羽多野さん。そんな羽多野さんの姿を温かく見守りながら、お客さんに「本当に素晴らしい人のファンになりましたね」と言う小野さん。そして「これからも素敵な声を重ねていってください。僕も一緒に声を重ねられたら嬉しいです。本当に素敵な歌手、声優になったね」の声についに羽多野さんの涙腺が決壊。小野さんがステージを去った後、「また泣かされて。毎年誕生日のたびに。感情が今ぐるんぐるんしてます」。

また「ファンの方や先輩、後輩たくさんの人から声をかけていただきました。その声が自分の声優人生や音楽活動を続けてきたひとつの意味なのかなと思います。今後も音楽という形で少しでも皆さんにお返しできたらと思います。これからも羽多野 渉と一緒に音楽を楽しんでください」と改めてお礼を述べると大きな拍手。「小野さんから今日がまた新たな『はじまりの日に』なるといいねというメールをもらって。この瞬間がまた新たな始まりの日になるように、笑顔で最後の曲を歌わせていただきます」と話して、ラストナンバーはデビュー曲「はじまりの日に」。小野さんからもらった花束を大切そうに抱えながら、大切にかみしめるように歌う羽多野さん。歌い終わると深く頭を下げた。バンドとダンサーを送り出した後、新型コロナの影響でリハーサル時間が十分にとれず、声もまだ万全ではなく不安だったことを明かしながら、バンドメンバーたちが励ましてくれたこと、そして無事に歌を届けられたことへの感謝を、涙ながらに口にした。

「今後も一歩一歩、ゆっくりでも歩いていきたいと思います。ありがとうございます。またお会いしましょう！　お届けしたのは声優・羽多野 渉でした！」と話してステージを後に。まず自身が声優であることに何よりもこだわり、誇りに思っている羽多野さんらしい。

　「ナニイロ」のインストと共に、モニターにはエンドクレジットと映像。最後に直筆で「素晴らしい景色をありがとう！　みんなの「color」を心に刻みました！　また会いましょう!!」の直筆メッセージで最後までお客さんとファンに感謝尽くしでした。

以前、常に目の前の1枚に全力投球していくうちに10年になっていたと語っていた羽多野さん。そして、それは11年目になっても変わらないとも。「Heart to Heart」の歌詞「一歩でも踏み出せば道は続」き、「ただただ素直にいこう」という想いそのままに、羽多野 渉の長い音楽ロードは続いていく。

SET LIST（夜公演）

1.Heart to Heart
2.Mach 1.67
3.Vivid Junction
4.覚醒のAir
5.ハートシグナル
6.You Only Live Once（Inst）
7.Breakers
8.雨空の先は
9.Get Wild（カバー曲）
10.I’m a Voice Actor
11.Sing and Dance！
12.ナニイロ
ENCORE
13.Never End！Summer！
14.はじまりの日に

Bru-ray『Wataru Hatano Music Clips 2017-2021』

2022年3月23日発売
4,000円（税込）
発売：エイベックス・ピクチャーズ

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羽多野 渉「ナニイロ」

2022年2月23日発売
アーティスト盤（CD＋BD）　2,530円（税込）

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アニメ盤（CD）　1,320円（税込）

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発売：エイベックス・ピクチャーズ

羽多野 渉アーティスト公式サイト