春アニメ『SPY×FAMILY』ロイド・フォージャー役:江口拓也さんインタビュー|役が決まって周囲も大喜び! 大きな企画に参加するということ【連載第1回】
演じる時は常に第三者としての目線を持っておく
ーー今作の中で、アニメならではの見どころや注目してほしいポイントを教えてください。
江口:『SPY×FAMILY』というタイトルにもあるように、ロイドのスパイ活動やヨルさんの殺し屋としての活動の様子が登場しますが、スタイリッシュなアクションが見どころの一つです。
アクションのスピーディーな動きは期待したいと思いますし、楽しみですね。映像を見た時に「一瞬の動きも含めて、画のお芝居がすごいな」と感じたので、僕自身も完成映像を見るときは注目したいと思っています。
ーー演じていて楽しかったシーンや印象的なシーンはありますか。
江口:いろいろありますけど、最初に仲間として描かれるフランキーとの会話は楽しかったですね。仕事上での関係性とはいえ、フランキーは信頼感のある人間です。どこまで気を許しているかという、さじ加減がポイントになってくるんですけど、わりと緩めてしゃべれたので、その辺りの楽しさもありました。
アーニャを通して思い出した「なぜロイドがスパイになったのか」というシーンは、原作を読んでいてもグッときた部分だったので、そこは自分の中でも、「ここは印象的だったシーンだな」と思いながら、収録しました。ただ、気合を入れすぎると失敗するので、そこは意識しすぎないようにやりました(笑)。
演じる時は常に第三者としての目線を持っておかないと、演じることよりも好きという気持ちが先行してしまって、予想以上に力が入ってしまったり、声を張りすぎてしまったりするので、そのギリギリのラインを狙っていきたいというのはあります。
ーーヨルに結婚指輪を渡すシーンが印象的でした。
江口:あのシーンは逃げ回りながら、いろいろと言うシーンだったので、掛け合いの中の流れでできました。映像として見た時に、ド派手な爆発があったりして、見応えのあるアクションシーンになると感じたので、あのシーンは早く見たいですね。