春アニメ『SPY×FAMILY』アーニャ・フォージャー役:種﨑敦美さんインタビュー|超能力者&娘役を演じる上で大切にする人の心の動きと変化【連載第2回】
『SPY×FAMILY』は表と裏が見どころ
ーー今作の中で、アニメならではの見どころや注目してほしいポイントを教えてください。
種﨑:マンガは読者のテンポ感でそれぞれ読んでいると思うんですけど、アニメは動きますし、音も付きます。マンガではセリフの付いていないところにも、アニメの画が動いていたら「声があった方がいいかもな」と思って、声を入れたりするんですけど、そこはアニメならではの部分だと思います。
あとはオン(会話)のセリフとモノローグが交互だったり、時に同時に来ることもあったりして、これまですべて自分のタイミングで読んでいたものがどのように表現されていくのか、私も楽しみにしています。
そして、制作のWIT STUDIOさんとCloverWorksさんの持つ色もそれぞれ違うと思うので、そこが合わさると、どんな画になるんだろうというのも楽しみですね。それぞれ淡くてポップで繊細なイメージだったり、重厚な中に柔らかさもあるようなイメージだったりと、違う色を持っている会社さんだからこそ、合わさるとどうなるのか。『SPY×FAMILY』も表と裏がキーワードになっているので、「それも掛かっているのかな?」とか「合わさると、何が生まれるんだろう?」とか、いろいろなところが楽しみです。
ーー作品に登場するキャラクターの中でお気に入りのキャラクターはいますか。
種﨑:「ジャンフェス」(※1)の時にもお話させていただいたのですが、一番好きなキャラクターは、ヘンリー・ヘンダーソンさん(アーニャのクラス担任)です。『SPY×FAMILY』はどの話数も全部面白くて、大好きなんですけど、特に声に出して笑っちゃったのは、イーデン校の試験のシーンと、アーニャがダミアン(アーニャの級友:ダミアン・デズモンド)と一緒に工作するシーンです。
その好きなシーンに必ずいるのがヘンダーソンさんで、彼のセリフや反応で笑っちゃうので結果、私はヘンダーソンさんが大好きなんだと気付きました。今後もどんな動きや反応を見せてくれるのか楽しみです。
※1:ジャンプフェスタ:集英社の雑誌『週刊少年ジャンプ』、『Vジャンプ』、『ジャンプスクエア』、『最強ジャンプ』主催のジャンプ4誌合同イベント。「ジャンプフェスタ2022」の『SPY×FAMILY』スーパーステージに江口さん、種﨑さん、早見さんが参加。