綺←なんて読むん?|山根綺のほんとのところ。#1
初めましての皆様、初めまして。
二度目ましての皆様は、ややっほー。
山根綺です。
是非「やや」と呼んでください。
「山根綺のほんとのところ。」
本日、連載がスタート致しました。
アニメイトタイムズ様、関係者の皆様、そして応援してくださるやや担さん(やまねあや担当、略してやや担です。この言葉を初めて目にしたあなたも、今この瞬間からやや担さんとなります。おめでとう!)
本当に本当に、ありがとうございます。
この連載を通して、日常のこと、みんなと一緒に考えたいこと、今まで話したことがなかったほんとの気持ち、"ほんとのところ"を真っ直ぐに綴れたら良いなと思います。
皆様のこころ、感想は、是非 #ほんとのところ で呟いてください。1日5回エゴサーチします。
今回は初回ということで、まずは自己紹介を。
神奈川県横浜市生まれのB型。
最近の好きな食べ物は苺、和食、パン。
ずっと苦手なものは、虫、満員電車、パクチー。
山崎さんとか、絢、綾などよく間違われますが山根綺(やまねあや)です。
座右の銘は『水滴石を穿つ』(東海オンエアの虫眼鏡さんに影響され、これになりました)
この辺はテストには出ませんので、もし余裕がある方は覚えてくださいね。
母の願い「どんどん綺麗になりますように」
さて、名は体を表す、といいます。
私の名前の「綺」。本名なのですが、初対面の方に百発百中で『なんて読むん?』と聞かれます。
個人的に結構気に入っているのですが、初見で「あや」と当ててもらったことが一度もありません。
当て字ではないので変換で出てくるのですが(見てみてくださいね)
あまり生活に馴染みが無い漢字なので
大体「綺麗の綺です」と説明するしかありません。
毎度毎度、なんだか恥ずかしくなります。
なぜこの名前になったのか、昔、母に聞いたことがありました。
私は予定日より少し早く生まれてきてしまったせいか身体が弱く、可愛らしい赤ちゃんとは程遠い姿で生まれました。
そんな私を見た母は、名前を大変更。
「どんどん綺麗になりますように」という意味を込めて「綺」と名付けてくれました。
名は体を表す、といいます。
お母さんありがとう。
冗談はさておき、私は昔から、人の顔と名前を覚えるのが好きな人間でした。
出席簿を眺めながらクラスメイトの顔と名前を頭の中でくっ付けていると、クラス替えから1ヶ月ほどで全員の漢字まで自然と書けるようになっていました。
珍しい漢字だなぁ、あ、この苗字いいな、なんて考えるのが楽しかったのです。
ですが今、世は未曾有の大マスク時代。
新しく出会う方々の素顔が8割方布地に覆われたまま、名前を覚えなければいけません。
これが、本当に本当に難しいのです。
なんとか忘れないようにしようと、出会った方のお名前を反芻するのですが、3日後には飛んでいってしまいます。
(関係者の皆様、もし2回、3回聞いてしまったら申し訳ありません...。デコピンでお許しください。)
いやはや、大変な世の中になってしまいましたね。
ただこの大マスク時代、悪いことばかりではなくて。
昔から人の顔色を伺い、人の表情や機嫌に左右されがちだった山根は布地によって自動的に伺う術が無くなり、少しだけ、自由になりました。
ありのままの自分でいられる時間が増え、私はこう思う、私はこうしたい、という主体性がちょっとだけ身に付きました。
自分のアイデンティティ、パーソナルな部分を見つめ直すチャンスだったのかもしれません。
そして、そんなご時世だからこそ
声の力、言葉の力は凄いなぁと感じる日々です。
顔が見えなくても声、音、そして文字だったら
誰かを励ますことができる。元気をプレゼントできる。
連載が始まったことで、自分に出来ることが一つ増えたような気がして
私の心はドキドキとワクワク、希望で満ち溢れております。
これから、やや担さんがほっと安らぐような、あたたかい場所を作れたらいいな。
山根の特大エールが、頑張るあなたに届きますように。
企画協力:青二プロダクション
編集担当:川野優希