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春アニメ『ヒロインたるもの!』HoneyWorksインタビュー

春アニメ『ヒロインたるもの!』HoneyWorksインタビュー|今までやってこなかった「聴いている“あなた”に歌っていますよ」と伝える曲を意識

「人気アイドル」を描く上での苦労

ーーずっと恋愛・青春を描き続けているHoneyWorks。コロナ禍になって、恋愛・青春の形が変わってきているように思いますが、楽曲を制作する上で気を付けていることはありますか?

Gom:連絡を取るツールなどは変えてはいますが、「好き」という気持ちは昔も今も変わっていないと思います。些細なことで喜んだり、嫉妬したり、喧嘩したり…。そこはブレずにこれからも描いて行こうと思っています。

shito:むしろ、「絵」という目に見える部分は大きく変わっているかもしれないよね? 昔はMVでガラケーが出てきていたけど、今はスマホになってるし(笑)。

ヤマコ:そうだね。ハニワの楽曲内で携帯やスマホはよく出てくるツールなので、そこは時代を反映させています(笑)。また、ファッションにも時代が現われてしまうので、その点もかなり気をつけていますね。モゲラッタ(※HoneyWorksのサポートメンバー)と一緒に住んでいるのですが、「この衣装どうかな?」「これは似合わないでしょう!」と楽しく話し合いながら、実際にコーディネートする感覚で描いています。

ーー若い世代の流行り廃りは頻繁に変わっていると感じます。そんな中、皆さんはどんなところから情報を得ているのでしょうか?

ヤマコ:Instagramはよく見ますね。あとは雑誌のファッションスナップ。普段は篭って仕事をしているので、そういうところから外の情報を取り入れるようにしています。

shito:僕は結構Twitterを見ちゃうかも(笑)。あとは、TikTok。

Gom:SNSは一番若い子の旬を取り入れやすい場所だよね。

ーー青春や恋愛の一方、「アイドルの世界」を描く本作ならではの難しさはありますか?

ヤマコ:LIP×LIPを描くまでは「アイドル」というジャンルに深く触れてこなかったので、どういう方がファンになるのか、ファンはどんな気持ちで応援しているのかなど、LIP×LIPを描きながら一緒に学んでいきました。私はこれまで、ファンは“与えてもらう側”だと思っていたのですが、アイドルのファンは「応援することによってアイドルを元気にしてあげたい」という“与える側”の気持ちも持っているんです。今まで知らなかった感情を知れて、すごく新鮮な気持ちです。

shito:LIP×LIP以前のハニワは、1曲を通して「少女マンガを一冊読んだ感覚」ということを意識してきました。そのため、物語の中に登場するヒーロー&ヒロイン目線で曲を作っていたのですが、LIP×LIPはまったく違います。今までやってこなかった「聴いている“あなた”に歌っていますよ」と伝える曲にしなければいけないので、制作開始当初はかなり苦労しました。

Gom:キャラソンとはまた違っていて、すごく難しいです。でも、LIP×LIPの2人や声優さんのお陰で、たくさんの“ジュリエッタ”が応援してくれるようになりました。

ーー楽曲やMVの中で“LIP×LIPらしさ”を表現するために、どのような要素を入れ込んでいますか?

Gom:ちょっと性格が悪い、ひねくれていることを表わす歌詞を書いています(笑)。アイドルソングではあるけれど、若干未熟な青い部分を見せているところですね。

shito:やはりアイドルなので、楽曲の中にキラキラを散りばめています。ハニワ楽曲の中では一番音数が多いんですよ。より豪華に、華やかに聴こえるようにしています。

ヤマコ:絵に関しては、やはり「人気アイドル」なので、その説得力を持たせるためにかっこいい表情・ポーズになるよう意識しています。LIP×LIPって、“カメラ目線”が多いんですよ。今まで描いてきた青春・恋愛では、キャラの目線が相手に向かっていたのですが、LIP×LIPは画面の向こうの“あなた”に向いているので。見ている人と目が合うカッコイイどや顔を描くのが、最初はすごく照れ臭かったです(笑)。

ーー最後に、楽曲を楽しみにしている方、またアニメを楽しみにしている方へメッセージをお願いします。

Gom:ハニワ要素をたくさん詰め込んだアニメーションに仕上げていただきました。LIP×LIPの活躍、そしてひよりの成長に感動していただけると思うので、ぜひ観てください!

shito:普通の高校生のLIP×LIPがアイドルになっていく成長過程が見られるので、ジュリエッタは必見です! また、がむしゃらに頑張るひよりもぜひ応援してください。

ヤマコ:4月から新生活が始まり、ワクワクと不安でいっぱいという方がたくさんいると思うのですが、『ヒロインたるもの!』のキャラクターたちも同じ気持ちです。そんなキャラクターたちが、壁にぶつかりながらも1つ1つ乗り越えていく姿に共感してもらえると思うので、ぜひ最後まで観てくださいね。

ーーありがとうございました!

[取材・文/米田果織]

TVアニメ『ヒロインたるもの!~嫌われヒロインと内緒のお仕事~』作品情報

4月7日より TOKYO MX、BSフジ、MBS、AT‐Xにて放送開始!

 

放送・配信情報

■放送情報
TOKYO MX 4月7日より 毎週木曜 22:30~
BS フジ 4月7日より 毎週木曜 24:30~
MBS 4月8日より 毎週金曜 26:55~
AT‐X 4月9日より 毎週土曜 23:30~ ※リピート放送あり

■配信情報
4月7日(木)23時より順次配信スタート

U-NEXT/アニメ放題//d アニメストア/d アニメストア ニコニコ支店/d アニメストア for Prime Video/ABEMA/Amazon PrimeVideo/FOD/Hulu/J:COM オンデマンド/MBS 動画イズム/milplus/Paravi/TELASA/アニメカ/バンダイチャンネル/ひかりTV/ふらっと動画/ABEMA/GYAO!/TVer/MBS 動画イズム/ニコニコ生放送/DMM.com/Google Play/GYAO!ストア/HAPPY!動画/music.jp/Rakuten TV/VIDEX/ニコニコチャンネル/ビデオマーケット/ムービーフル Plus

イントロダクション

田舎育ちの女子高生・涼海ひより。好きなことは走ること。得意種目はハードル走。そんな陸上一直線女子のひよりは、陸上部のある学校に進学するため、地元を離れ、東京の桜丘高校へと入学することに。

偶然クラスメイトになったのは超人気高校生アイドルユニット『LIP×LIP』の染谷勇次郎と柴崎愛蔵。街中の大型ビジョンで流れる華やかな姿とは裏腹に、ひよりは険しい顔でにらみ合う2人を目撃してしまう。

アイドルなんて興味もないし、あんな怖い人たちと関わりたくない。そう思っていたはずなのに・・・。

「どうして私が、この2人のマネージャー見習いに!?」

新しく出会った友達、服部樹里や中村千鶴との楽しい学校生活。上京の目的だった部活動。そして、右も左もわからないアイドル業界で、マネージャー見習いとしても奮闘するひよりは大忙し。

眩いステージで輝く高校生アイドル×努力と根性の陸上系ヒロインの、新しい青春が始まる――。

 

スタッフ

原作・音楽:HoneyWorks
監督:橋本能理子
シリーズ構成・脚本:成田良美
キャラクターデザイン・総作画監督:石井かおり
美術監督:小保方良輔
色彩設計:山崎朋子
撮影監督:村野よもぎ子
編集:定松 剛
音響監督:長崎行男
音楽:日向 萌
アニメーションプロデューサー:米内則智
アニメーション制作:Lay-duce
企画・プロデュース:斎藤俊輔
製作:ヒロインたるもの製作委員会
OP主題歌:「ジュリエッタ」LIP×LIP(勇次郎・愛蔵/CV:内山昂輝・島﨑信長)
ED主題歌「東京サニーパーティー」涼海ひより(CV.水瀬いのり)、服部樹里(CV.佐倉綾音)、中村千鶴(CV.早見沙織)

 

キャスト

涼海ひより:水瀬いのり
染谷勇次郎(LIP×LIP):内山昂輝
柴崎愛蔵(LIP×LIP):島﨑信長
服部樹里:佐倉綾音
中村千鶴:早見沙織
白波渚:榎木淳弥
瀬戸口雛:麻倉もも
榎本虎太朗:花江夏樹
柴崎健:江口拓也
高見沢アリサ:東山奈央
山本幸大:松岡禎丞
成海聖奈:雨宮天
成海萌奈:夏川椎菜
YUI(Full Throttle4):斉藤壮馬
RIO(Full Throttle4):内田雄馬
MEGU(Full Throttle4):柿原徹也
DAI(Full Throttle4):増田俊樹
IV(Full Throttle4):福山潤

公式サイト
公式Twitter(@HoneyWorksMovie)

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