春アニメ『まちカドまぞく 2丁目』第5話放送後オフィシャルインタビュー:松山鷹志(白澤店長役)×伊藤彩沙(千代田桃役)|たまさくらちゃんの作者が明らかに!?
現在好評放送中の『まちカドまぞく 2丁目』。喫茶「あすら」でバイトをするようになってから様子がおかしくなったシャミ子を心配し、見に行った桃。そこにいたのはバクの姿をした白澤店長と従業員のリコだった。第5話では、2人はシャミ子に謝罪をするためにばんだ荘を訪れ、そこで桃と遭遇。千代田桜の捜索に協力をすることに。以前桜のコアに出会っていたシャミ子は“夢魔”の力を自分自身に使い、夢の中に入り10年前の記憶を思い出そうとするのだが……。
公式インタビュー連載第5回は、第2期から本格登場した新キャラクター、喫茶「あすら」を営む店長で、自称紳士的なバクである白澤店長を演じる松山鷹志さんと、その従業員で空気を読まない狐狸精のリコを演じる伊藤彩沙さん。
コロナ禍でも掛け合いができた店長とリコ。2人の掛け合いは注目ポイント!
ーー全員でアフレコができているわけではないですが、お二人は、第2期から登場する新キャラクターを演じています。『まちカドまぞく』の現場の雰囲気を、どのように感じていますか?
白澤店長役・松山鷹志さん(以下、松山):すごく楽しい現場ですよ。楽しい現場なんですけど、これは僕だけかな……言葉を詰め込むのにすごく苦労するんですよ(笑)。次から次へと話題が変わっていくから、すごく大変でした。後半はだんだん慣れてきたな?と思いましたけど、普段はしないしゃべり方だから、大変だな~って思っていました。
ーーメインキャストは第1期を経て、このテンポに慣れてきた方々なので。最初は大変だと話していました。
松山:やっぱり人間は慣れるんですね(笑)。じゃあ、もし第3期があったとしても大丈夫かな(笑)。
リコ役・伊藤彩沙さん(以下、伊藤):店長とリコが登場した第4話は、シャミ子役の小原好美さんと桃役の鬼頭明里さんと一緒だったんですけど、お二人とも温かく迎えてくださり、いっぱい声をかけていただいて、とても嬉しかったです! それと桜井(弘明)監督もいっぱいお話してくださって、すごく有難かったです。かなり緊張していたので……。
松山:すごくいっぱい話してくれるんだけど、だんだん何言ってるかわからなくなることもあるけどね(笑)。
伊藤:本当に楽しい監督だなって思いました(笑)。
ーー喫茶「あすら」の白澤店長を松山さんが演じられました。
松山:自称紳士的なバクと書かれていますよね。僕は紳士かどうかわからないですが、現実的ですよね。
ーーリコの代わりに謝ったり、常識人ですよね。『まちカドまぞく』では、男性キャラクターがほぼ出てこないので、いいアクセントになっているなと思いました。
松山:それもあって「良い声でやってほしい」と言われていたのかもしれないなぁ。アフレコでは「退役軍人のようにしてほしい」と言われていたので……。
伊藤:めっちゃ良いお声で。現場でもずっと聞いていたんですけど、あらためてアニメを見させていただいて、すごく響くんですよね!
松山:年齢的に褒められるのに慣れていないので、そのくらいで(笑)。
伊藤:えーー!! 何でですか(笑)。
ーーリコは喫茶「あすら」の従業員です。
伊藤:マイペースで、マスターや周りのみんなを振り回すけど、どこか憎めないキャラクターです。
ーー店長とリコは、ほとんどセットで出てきていたと思いますが、お互いの印象を教えてください。
松山:伊藤さんは、この役だからだと思うんですけど、しれっとした感じを出すのがすごくうまいなと思いました。
伊藤:ありがとうございます! それにバシッとツッコんでくださるのが気持ち良くて、いっぱいボケたくなっちゃいました(笑)。
松山:会話の内容も噛み合ってないんだけど、しっくりくるペアだよね。それは(伊藤いづも)先生の描き方がすごく上手いからなんだろうけど。
伊藤:絶妙なバランスですよね。
松山:そんなリコのしれっと感にツッコめるのは、僕も気持ち良かったです。
伊藤:嬉しいです。松山さんの「リコくん!」のツッコミのバリエーションがすごくて! 毎回「リコくん」ってセリフがあると「やったー!」って思っていました。(笑)
松山:店長はリコくんがかわいくてかわいくて仕方ないんだろうね(笑)。
伊藤:いろんな「リコくん!」を堪能させていただきました!
ーーコロナ禍で分散収録が増え、先輩声優さんの演技を見る機会も減ってしまったので、一緒に掛け合えるのは貴重な経験ですよね。
松山:状況が一番大変だったときは全部抜きでの収録で、良くて相手の声を聞きながらできたくらいだったけど、やっぱり同じ空間で同じ時間に掛け合いをしたほうが、お芝居は楽しいよね。
伊藤:楽しいです! しかも『まちカドまぞく』のこのテンポ感は一緒に録ると、より良いものができそうなので、一緒に録れて良かったです。
松山:ありがたいことにほとんど一緒に録れたから、本当に良かったよね。