祝・7周年! アプリゲーム『アイドリッシュセブン』「IDOLiSH7」のアイドル活動の7年間の歴史を振り返ろう! 新曲「マロウブルー」も徹底レビュー!【連載第1回】
繊細なメロディで心模様を表す「マロウブルー」をレビュー!
イントロのピアノの旋律が儚げで今までの活動を思い返し心が震えました。総じて本楽曲は繊細で美しいメロディー、歌詞の意味を考えるほどIDOLiSH7の今とリンクする素敵な歌だなと思います。
まず、タイトルの「マロウブルー」は色が変わるハーブティーのことです。水色、紫色、ピンク色と時間の経過と共に変化することから、「夜明けのハーブティー」とも言われます。徐々に変化していくIDOLiSH7の様子が例えられていることに注目です。
今はIDOLiSH7にとって第5部は変革期で、マロウブルーに通ずるものを感じます。グループの活動が安定し人気も好調、総合の力が備わった状態。メンバーの仕事やプライベートへの心持ちは変わっていませんが、アイドル活動を取り巻く環境が変化し、個人のレベルアップを考える機会です。大和は演技、三月は司会、壮五は作曲など明確に自分の突き詰める道を見つけている一方、次なるステージを迷っているメンバーも。
そんな第5部らしさが随所に散りばめられている歌詞に感動します。サビの「サヨナラと出会いのマリアージュ」、IDOLiSH7は今まで先輩やライバルのアイドル、芸能人、作曲家などと出会い良い影響を受けて、時に別れも経験して人気アイドルへと成長してきました。しかし、これから新たな一歩を踏み出していく「新しい僕らへ 変わってく」とIDOLiSH7の決意が歌われています。
また何度も出てくる「無邪気な夢」。がむしゃらに上を目指していたアイドル活動ではなくなっていることを改めて感じさせてくれます。実力をつけてきたIDOLiSH7だからこそ胸に響く歌詞です。
2番のサビで曲調がガラリと変わり再度、曲へ惹きつけられます。「弱気にはもうサヨナラ ふりむかない」と力強く自身にも言い聞かせるように歌う陸の声を聴いて涙が出そうになりました。メンバーの心の成長を感じつつ、「僕らは未来へ行かなくちゃ」と永遠を求め焦っている感じが切なくなります。ファンはIDOLiSH7が永遠に続く存在でいてほしいと思いつつ、永遠を望むことはエゴだと気がつき心苦しくなっている方が多いでしょう。
まだアプリゲーム内のストーリーでは12章までしか解放されていませんが、今後IDOLiSH7のメンバーはどんな方向へと向かうのでしょうか。何と出会い、誰とさようならをするのか。IDOLiSH7の未来に向けての覚悟を感じる、切なさと強い決心が詰まった素敵な楽曲だなと思いました。
IDOLiSH7の7年目、もっと先の未来を一緒に見続けよう!
IDOLiSH7にとって変革の時を迎えた7周年。デビューから現在までの歴史を振り返り、新曲をレビューしました。失敗や困難を乗り越え、たくさんの成功体験を経てIDOLiSH7の今があります。「マロウブルー」は繊細なメロディーに秘めた未来への決意を感じさせてくれました。
まだまだ周年は始まったばかりです! イベントや他グループのライブ開催も決定しています。7周年を記念したサプライズの続報をお楽しみに!
来週はŹOOĻの軌跡をたどり、新曲をプロモーションさせていただきます。7周年もその先の未来も『アイドリッシュセブン』をマネージメントしながら共に見守りましょう!
【文/杉村美奈】