再現度の高いパフォーマンス、衣装、映像、演出……すべてにおいて“パラライ”の世界に浸れる『Paradox Live』2ndリアルライブの昼公演をレポート!
新登場の4チームがパフォーマンスを披露!
ここで、BAE、The Cat's Whiskers、cozmez、悪漢奴等がステージに集結。観客の皆さんがすごく良い反応をしてくれる!と、出演者全員のバイブスが上がっている様子にこちらも見ていて楽しくなります。
リアルイベントでは今回が初出演となる花江さんも楽しんでいるようで、パフォーマンス中ずっと体が動いている姿に他の出演者たちも“リュウくんだ!”と感じたそうです。
チーム同士のわちゃわちゃ感に微笑ましさを感じつつ、次のパフォーマンスへと移ります。そう、ここからは昨年の11月に新しく登場した4つのチームの登場です!
新チームのトップバッターは、崖っぷちからの再起を誓う4人組アイドルユニット“VISTY(ヴィスティ)”。
中島ヨシキさん(大和憧吾役)、伊東歌詞太郎さん(緋景斗真役)、住谷哲栄さん(三洲寺 甘太郎)が登場し、“ステラ”(VISTYのファン名称)のための楽曲「For my Stella」を披露しました。
アイドルユニットらしいポップな衣装が目に留まり、軽快なメロディーチューンが耳に残ります。『パラライ』の登場人物は全員何らかの“トラウマ”を抱えていますが、まるでトラウマなんてないようなアイドルの輝きを放っていました。これも、“崖っぷち”から再起を目指す、彼らの強い“願い”が関係しているのかもしれません。
雰囲気が一変したのは、“抗う者すべてを屈服させる財閥主従ユニット“AMPRULE(アンプルール)。
「Do as I say」を歌い上げている最中、井上麻里奈さん(燕 東夏役)の斜め後ろに置鮎龍太郎さん(白 忠成役)が控え、上品にお辞儀をする姿にしびれました。
井上さんのまっすぐな視線と力強い声、置鮎さんの色気のある低い声と立ち振る舞い……ボイスドラマと同じく、パフォーマンスでも他のチームとは何かが違う異彩を放っているように感じます。
古川慎さん演じる犬飼憂人のイラストが映し出され、圧倒的なラップが流れ始めると登場したのはバトリ勝悟さん(土佐凌牙役)、立花慎之介さん(甲斐田 紫音役)、小林千晃さん(御子柴 賢太役)。監獄からやってきたアウトロー4人組ユニットの“獄Luck(ごくらっく)”の出番です。
バトリさんの低音が太鼓のように会場を轟かせ、小林さんの早口ラップで熱が高まり、色気たっぷりの声で妖艶に歌う立花さん。看守と囚人から編成されたチームですが、その“治安の悪さ”が癖になりそうです。
真っ白の衣装で登場したのは、天月さん(御山 京役)、北村 諒さん(イツキ役)、千葉翔也さん(ロクタ役)による圧倒的天才が率いる正体不明の3人組ユニット”1Nm8(インメイト)”。
控えめなダンスなのに洗練さを感じさせる3人の動き、そして伸びやかで安定感のある歌声はずっと聞いていたいような気持ちになります。
4つの新チームが観客の前でパフォーマンスをするのは今回が初めてですが、まるで初めてとは思えない再現度の高さ、表現力に圧倒されっぱなしです。
新チームのパフォーマンスが終わると、ここで出演者全員がステージに大集結。昼公演24名のキャストが一堂に会すると本当に豪華です。
VISTYのダンスレッスンなど裏話が明かされたり、獄luckにジェラシーを感じていた悪感奴等に笑いが起きたりと大盛り上がり。キャスト同士の仲の良さとパフォーマンスの温度差が良い意味で激しすぎます。その緩急が楽しめるのも『パラライ』の魅力かもしれません。