夏アニメ『リコリス・リコイル』声優・安済知佳さん、若山詩音さん登壇の第1話~第3話先行上映会イベントレポート|安済さんの第1話のお気に入りポイントはかなりマニアック!? こだわりが詰まった作品の魅力を語る
『ソードアート・オンライン』『WORKING!!』シリーズなどでキャラクターデザイン・総作画監督として携わってきた足立慎吾氏が初めて監督を務めるオリジナルTVアニメーション『リコリス・リコイル』。
東京の下町にある和カフェ「リコリコ」で働く……だけではなく、秘密組織のエージェントでもある少女たちの活躍を描いた作品となっています。
2022年7月からの放送に先駆け、6月12日(日)にTOHOシネマズ錦糸町 楽天地にて、第1話~第3話の先行上映会が開催されました。
今回は、本編上映後に行われた、錦木千束(にしきぎ ちさと)役・安済知佳さん、井ノ上たきな役・若山詩音さんによるトークショーの模様をお届けします!
安済さんが劇中のシーンをリアルでやろうと提案! 若山さんの反応は……?
MC・松澤千晶さんの呼びかけで安済知佳さん、若山詩音さんが登壇。第1話~第3話を観終えたばかりのお客さんは感動を伝えるべく大きな拍手でふたりを迎えました。
挨拶を終えると安済さんはまず、映画館の大きなスクリーンで本作を観たお客さんに対し「羨ましい!」と本気で悔しそうな表情でコメント。大スクリーンで観る価値のある、緻密に練り上げられた作品であると声優陣も感じていたことが伝わってきました。
イベント前の時点で公開されていたPVを見るかぎりでは、和カフェで働く少女たちの群像劇、といった印象を受けますが、実はそれだけではないのが本作。少女たちは秘密組織「DA(ディーエー)」のエージェント「リコリス」であり、さまざまなミッションをこなしていくことになるのです。
声優陣はオーディションの時点で設定を見ており、世界観が分かった状態でアフレコに臨んだものの、初めて完成映像を観たときに、スタッフのこだわりが随所に込められている作品であることを再認識した様子でした。
キャラクターの印象にトークテーマが移ると、若山さんはたきなについて、冷たく見えるのは不器用ゆえで、真面目で人間らしい部分があるとコメント。ギャップにキュンときてもらえたら、と魅力をアピールしました。
千束とたきなの第3話でのとあるシーンが印象的だったことを松澤さんが口にすると、「(リアルで)いつかやろうね!」と安済さんはノリノリで提案。一方の若山さんは再現できるかどうかの不安からかやや渋り気味。それを受け安済さんが「(若山さんの心を)オンエア中にほどいていくので!」と意気込みを示すと、客席からは今後の展開への期待(?)からか拍手が起こりました。
気を取り直し、千束のキャラクターについて安済さんは、観ている人に元気・勇気を与えられる存在とコメント。何も考えていない、自由気ままな楽天家なだけではないことを匂わせる発言でお客さんの期待を煽ります。
そのほかにも、キャラクターの細かな表情の変化や、未公開のオープニング映像での衣装など、さまざまな注目ポイントが飛び出しました。
安済さんの第1話のお気に入りシーンはかなりマニアック!?
続いては各話の内容についてのトーク。若山さんは第1話のたきなと千束の掛け合いの可愛さをピックアップ。
安済さんも、まだ精神的に未熟なところがあるたきなと、広い心を持つ千束の心境のギャップの面白さを語りました。
また、安済さんは公園のシーンをお気に入りに挙げ、ふたりのやり取りの“間”と、そこからジングルに移る“リズム(流れ)”の素晴らしさを熱弁。マニアックな着眼点と、身振りを交えるほどの安済さんのテンションの昂ぶりに客席から拍手と笑いが起こりました。
安済さんによる“リズム”の話は続き、第2話でもアクションシーンの銃撃音とBGMのリズムが一致しているとコメント。本作の音作りのこだわりに感動している様子でした。
一方、若山さんはふたりがお弁当を食べるシーンについて、「安済さんに引っ張っていただいた」とアフレコ時のエピソードを披露。毎週楽しみになるほどハッピーなアフレコであり、それだけ魅力的なキャラクターであることが改めて語られました。
続く第3話については、千束のおかげでたきなが少しずつ変化・成長していると語る若山さん。
安済さんは、千束がたきなに掛けた言葉が印象的だったそうで、台詞を言いながら自分自身も救われた気持ちになったことを明かしました。
第4話以降の物語の展開や、個性豊かなキャラクターたちの会話にも注目してほしいと続け、最後は、今後もスクリーンで本作を観る・語る機会を増やすべく応援してほしいと安済さんが真剣な面持ちで伝え、コーナーを締めくくりました。