TVアニメ『デート・ア・ライブIV』夜刀神十香役・井上麻里奈さん×時崎狂三役・真田アサミさん最終回放送後インタビュー|おふたりは第4期をどのように見たのか!? 第5期への意気込みや今後の注目キャラクターも!
大きく印象を変えた狂三のキャラクター性
――そろそろ終盤の狂三についての話題に行きたいと思います。
真田:最終回のアフレコはありがたいことに、台本を確認したら「狂三と狂三と狂三と狂三と…」みたいになっていました。だから大変ではあったのですが、真田個人としてやりがいがあるな!といつも以上に気合が入りました。
お話に関しては、これまでの狂三さんはどこか一歩引いたところで士道たちを見ていたように思うんですが、いよいよ今回で核心に迫るというところで、士道と再び向き合うことになりました。
第4期はそんな謎が少し明らかになったところで最終回となってしまうのですが、3期と4期の間に『デート・ア・バレット』もありましたし、これまで狂三さんを応援してくれたみなさんに楽しんで貰えるものになったと思っています。
井上:今までの狂三って謎の多い存在だと思っていて、十香としてはそこまで知らなくていい所があると判断しているところがありました。だから狂三と士道、裏で色々やっている人の事を把握しつつ、士道の傍に居ればいいと感じていたんです。
ですが今回で掘り下げがあったことで、そんな狂三の内面や、死と隣り合わせの状況で孤独な戦いを繰り広げてきたことを把握できたので、そんな考えを少し改めることになりました。謎めいた存在に思えていた狂三が、とても魅力的で愛おしい存在だと思えた最終回でしたね。
狂三や彼女の分身体たちがそれぞれ士道を助けようとしてくれる。そんなところを見たら好きになっちゃいます。
真田:ありがとう!
――士道とガッツリ向き合う、デートをするのは久々だったと思います。
真田:デートシーンについてはふたりの勝負という側面がありましたけれど、士道と掛け合う、会話をするというのが凄く楽しかったです。そこがやっぱり狂三さんの変わった部分で、人間味が増してきたところなのかなと。
第1期の時は「士道さんを喰らう」というところに焦点を当ててデートシーンを作っていたのですが、今回はどちらかというと「士道さんを落としてみせる」みたいな気持ちの方が大きくなっていて、恋愛の駆け引きみたいなものがあったんです。演じていて純粋に楽しめました。