
MARiA(メイリア)さん・2ndソロアルバム「Moments」インタビュー|誰もが経験したことのあるような“瞬間”の気持ちを歌った楽曲が満載! ワンマンライブの目標はみんなと“瞬間”を一緒に楽しむこと
MARiAさんがソロの活動で大事にしているのは“キミと一緒にいる場所”
――続いては「Galactic Wind」。本アルバム唯一のtokuさんによる楽曲です。また、『闘神機ジーズフレーム』のEDテーマとなっていますが、作るときの苦労などはありましたか?
MARiA:作品の台本を読んで歌詞を書かせてもらったのですが、敵と味方がひっくり返るような展開だったり、考えさせられるテーマだったので、詞の世界観は少し悩みました。
サウンドとしては実質ガルニデなのですが(笑)、ガルニデの中ではキラキラしているほうで、サビもポップですし、新しい感じになっていると思います。最初は収録曲の中で浮かないか心配でしたが、光、輝きといったテーマがアルバムで一貫しているのもあり、違和感なく溶け込んでいたのでよかったです。
――8曲目「Asterisk」。歌詞を見て思いついた質問なのですが、今、MARiAさんが目指している場所はどんなところでしょうか?
MARiA:漠然と「でかいところにいってやる!」という感覚は、ソロのMARiAとしてはあまりないので「キミと一緒にいる場所」ですかね。
ガルニデでは「みんな付いてこい!」なのに。自分でも面白い、不思議な感覚の住み分けがあります。
「キミと作る場所」「キミと作る時間」を大事にしたいという思いが、「Moments」というアルバムタイトルや、アルバム全体の言葉選び、楽曲のチョイスにも表れた気がします。
――素敵な場所ですね。
MARiA:コロナ禍によって「キミと作れる時間」というのが、すごくかけがえのないものになっているからというのもあると思います。今後はもしかしたら全然違う思いが生まれてくるのかもしれませんが、今はそういう気持ちです。
――9曲目の「Pray」はスマートフォン向けRPG『メメントモリ』のキャラクター・オリヴィエのイメージソングですが、どのようなことを意識されましたか?
MARiA:オリヴィエちゃんは、人に裏切られても優しさと愛に満ち溢れている、常に人の幸せを願っている子ということで、優しくて柔らかい中に芯がある、信念を表現できるよう歌いました。曲調もケルト音楽的で新鮮ですし、私自身すごく好きな歌詞で、お客さんも好きと言ってくれる方が多いですね。
――ライブでどう表現されるかも楽しみです。
MARiA:どうしましょうね(笑)? 頑張ります!
――最後の曲は「Labyrinth」。こちらはオリジナルアニメ『Artiswitch(アーティスウィッチ)』プロジェクトの楽曲となっていますね。
MARiA:歌詞の世界観が、導入は主人公の気持ちが沈んでいるところから始まりますが、最後は「きみと生きていく」という強い信念になる、希望で終わらせているものになっているのがすごく私らしいな、と思いました。アルバムの最後にしているのもそういった意味合いからですね。