MARiA(メイリア)さん・2ndソロアルバム「Moments」インタビュー|誰もが経験したことのあるような“瞬間”の気持ちを歌った楽曲が満載! ワンマンライブの目標はみんなと“瞬間”を一緒に楽しむこと
音楽ユニット「GARNiDELiA(ガルニデリア)」のヴォーカルとして活動を続ける中、昨年ソロ活動をスタートさせたMARiA(メイリア)さん。1stソロアルバム「うたものがたり」と、それを引っ提げてのワンマンライブ“MARiA Live 2021 「うたものがたり」”は大きな反響を呼びました。
そして、「うたものがたり」発表から約一年となる2022年6月22日(水)に、待望の2ndソロアルバム「Moments」が発売。
本アルバムには、原田夏樹さん(evening cinema)提供のリード曲「Think Over」や、堀江晶太さん(PENGUIN RESEARCH)、luzさんによる「カフェラテのうた feat. luz」など、多様なクリエイターとのセッションによって生まれた名曲を多数収録。MARiAさんの新たな魅力が存分に詰め込まれた一枚となっています。
今回、アニメイトタイムズでは、アルバムの発売を記念し、MARiAさんへインタビューを実施。アルバムに込めた思いや、各楽曲のこだわりを訊くとともに、7月3日(日)開催のワンマンライブ「MARiA MUSIC LAND 2022 -Moments-」への意気込みも伺いました!
「Moments」は、みんなが経験したことのあるような“瞬間”の気持ちを切り取ったアルバム
――まずは「Moments」のコンセプトをお聞かせください。
MARiAさん(以下、MARiA):タイアップ曲を除いた新曲の中では、原田(夏樹)くんの「Think Over」を一番最初にデモとしていただいたのですが、出だしからすごく世界観に引き込まれました。
「この人すごいな!」と思いましたし、この曲を軸にいろいろなことを考え始めて制作していったアルバムです。
「Think Over」の〈ほんの一瞬を駆け抜けるようにして〉という歌詞と、アルバム全体を見たときに、みんなが経験したことのあるような“瞬間”の気持ちを切り取ったような楽曲が集まっていたので「Moments」というタイトルにしました。
前作の「うたものがたり」で、MARiA節を封印した曲・歌い方にチャレンジしたことで、逆に「MARiAらしさって何だろう?」というのが見えた気がしたので、今回はMARiAの好きが詰まっているものになったと思います。
楽曲を選ぶときも素直に自分が歌いたいものをチョイスしましたし、意図したわけではないですが、自然とMARiAを表現したアルバムになった気がします。
――「うたものがたり」の作家陣は本間昭光さんが中心となっていた印象でしたが、今回はどういった座組だったのでしょうか?
MARiA:今回はサウンドプロデューサーを清水信之さんに担当してもらい、気になる作家陣をチョイスしていただいて、その中から私も一緒に選んだ感じですびました。
――原田さんの書く楽曲は80年代を感じる、シティ・ポップ的な楽曲ですが、最初からそういったテーマだったのでしょうか?
MARiA:evening cinemaは80's寄りな音作りの中に、キャッチ―な今っぽさもあるんですよね。あと歌詞がすごく面白かったので、そこに引っ張られた部分はあるかもしれないですが、「80'sにしよう」と強く意識したわけではないです。
――清水さんがやられていると聞いて80's寄りなサウンドになっていることに合点がいきました。
MARiA:それもあると思います。ちょっとリバイバルチックというか、懐かしいのに新しい、みたいな雰囲気になっている気がします。
――今回制作する中で一番時間がかかった曲は?
MARiA:「君といたい」ですかね。最初はもう少しふんわりとした、ポップでかわいい感じの歌詞だったので、芯があって強めなワードが欲しいとお願いしたりしました。
――今回、曲を書いてもらった方は同年代の方が多かったと思いますが、そのあたりはいかがでしたか?
MARiA:めっちゃ楽しかったです!「カフェラテのうた」のluzくん、堀江(晶太)くんとは元々友達だったので、3人で同日に集まって、わいわいレコーディングしていました。
3人ともネットのクリエイターなので、その文化を分かっているというか。それぞれツボの押さえ方の方法論を持っているので、この界隈のリスナーが好きなポイントを全部詰め込んでいくような感じでした。
フェイクとかも「こういうの聴きたい!」「こういうの入れてみよう!」と、その場のセッションで生み出していったて、ある種遊んでいるような感覚でした。
――作曲・編曲のところに堀江さんの名前を見たときは「絶対合う!」と思いました。
MARiA:現場で「なんで今までやったことがなかったんだろう?」と不思議に思いました(笑)。すごく楽しかったのでまたやりたいです。
――ライブでの共演も見たいですね。
MARiA:やりたいですね!やれそうな場所はどこかにある気がします。