大先輩・高木渉さんのアドリブに感激! 「スラちゃんず△」がはっちゃけたレコーディングの様子は? 夏アニメ『転生賢者の異世界ライフ』菅野真衣さん&三川華月さんインタビュー
ドキドキのアフレコ現場! 高木渉さんのアドリブに驚き!?
――スライムの主であるユージの魅力はどんなところでしょうか?
菅野:やっぱり強いところです! でもそれだけではなくて、意外とギャップがあるところも魅力的です。スライムたちと同様に、ユージもご飯を食べることが大好きなので、カッコいい戦闘シーンだけではなく、嬉しそうな表情を見せる食事シーンにも注目してもらえたらと思います。
三川:ユージ役の小林千晃さんと一緒に収録はできなかったのですが、声だけですごく安心感がありました。「この人にぼくたちは付いていこう」「この人がいるから安心だ」という気持ちになりましたし、スライムたちにとってユージは“居場所”なんだなぁと感じられました。
――お互いの演じるスライムの印象や、演技の好きなポイントをお聞かせください。
三川:まいまいがスラパッチを演じる中で、移動するときや着地したときに「ふんっ」という声や息をいろいろなところに入れていたんです。「いいな」と思い、私も入れるようになりました。
――それはディレクションがあったわけではなく自発的に?
菅野:自発的でした。収録時点で完成している画が多く、キャラの動きを感じられたので、その分アドリブも入れやすかったです。
おはるちゃん(三川さん)はマユスラとのギャップがすごいと思います。演じ分けが苦手と言っていましたが、普段の彼女と全然違うイメージですし、声のトーンも違うので尊敬しています。
三川:(照れ笑い)
――そのほかに収録で掛け合いをしてみて印象的だったことはありますか?
菅野:プラウドウルフ役の高木(渉)さんが現場を盛り上げてくださるのが印象的でした。収録前にみんながドキドキしていると気さくに話しかけてくださいましたし、収録中もアドリブでどんどん入っていただいたり。現場を盛り上げようとしてくださっているのを感じて嬉しかったです。
「私ももっと気楽に頑張ろう!」と思い、ちょっとずつアドリブを入れたりと参考にさせていただきましたし、話数が進むごとにみんな、いろんな要素を盛り込むようになっていったと思います。
三川:私も高木さんと何回か一緒に収録できました。それまで自分の中で、アドリブはちょっとした息や反応にしか入れられないものだと思っていましたが、高木さんのアドリブはガッツリと台詞として入っていながらも、ちゃんと役としてのアドリブであり、作品として成立していて衝撃を受けました。
それからは、「今までならここまでやらなかっただろうな」と思うものを自分なりに頑張って入れるようになりましたし、「ここまでやってもいいんだ」という指標にもなり、とても貴重な経験をさせていただきました。
菅野:スライムたちはプラウドウルフの背中に乗って移動することが多いのですが、掛け合いをしているときに、私たち自身も背中に乗せてもらっているような居心地の良さを感じて、自然とスライムたちと同じ気持ちになれました。
――お気に入りのキャラもお聞きしたいのですが、やはりプラウドウルフでしょうか?
菅野:そうですね。普段はおちゃらけていて可愛らしいキャラクターなのに、いざというときに助けてくれるのがすごくカッコいい!
三川:ギャップがいいよね!
菅野:人間味あふれるというか、高木さんのキャラクター愛がすごく伝わってくるので、視聴者の方もきっと好きになると思います。