音楽
岡咲美保1stアルバム発売記念インタビュー

岡咲美保さん1stアルバム「BLOOMING」発売記念インタビュー! 12曲中10曲が新録曲、バラードやダーク系の曲にも初挑戦!!

「Dream In Wonderland」と「ファンタジック♡ファンファーレ」は岡咲さんの好きなファンタジー世界を歌った2曲

――「Dream In Wonderland」はイントロのストリングスやピアノが印象的です。

岡咲:「眠れない夜は月の舟で冒険に行こうよ」など、この曲を聴いていると日常から抜け出せるような歌詞が散りばめられていて、ファンタジーや夢の世界へ誘ってくれる曲です。  
 
タイアップ曲ではないけど、アニメの主題歌のように物語性があってドラマチックで。自分の「好き」や「夢」を詰め込めたらいいなと思って、ファンタジーな世界観の歌詞をお願いしました。
 
ちなみに「月の舟」という歌詞がありますが、お花で作られた満月に乗っている「BLOOMING」のジャケット写真にも掛かっているようでお気に入りです。

――「ファンタジック♡ファンファーレ」もファンタジックな世界観の曲ですが、派手なブラスサウンド、アッパーな曲調、かわいい歌詞、と「Dream In Wonderland」とは対照的ですね。

岡咲:「Dream In Wonderland」とは違う、ポップなファンタジーの世界へ誘えると思っています。
 
作詞の志村真白さん(FirstCall)と打ち合わせさせていただいたときに「タイトルを付けていいですよ」と言ってくださったんです。「ファンファーレみたいな曲ですね」と私が言ったら、「それいいですね」と。ファンタジックとファンファーレを合わせたら「ファンファン」と略せるし、語呂もいい。そして「カタカナにするとキャッチーだけど、長くなるので間に♡をキュートに」と提案したらそのまま採用していただきました(笑)。
 
歌詞の内容については「主人公以外、人間が出てこない世界にしてほしいです」とお願いしました。
 
自分がいる世界とは違う世界で生きてみたいなと妄想することがあるんですが、歌詞のような「秘密のお花畑で約束のお茶会」があったら飛び込んでいきたいですし、女の子の夢やキラキラワードがたくさん入っているので、ライブの時はステージを「ワンダーでトゥインクルなワールド」にできたらいいなと思いながら歌いました。

「ミラー」はDECO*27作のダーク系の曲。「ワラウカドニハ!」は岡咲さんの声の転換点が聴きどころ!?

――「ミラー」は今までにはなかったダークな雰囲気と吐き捨てるような歌い方にビックリしました。

岡咲:ファンタジックな2曲が続いた後なので、落差がすごいですよね(笑)。アルバムのどの曲も個性的ですが、「ファンタジック♡ファンファーレ」~「ミラー」と続く2曲は皆さんに驚いてもらうことを期待してこの順番になっています。
 
「ミラー」はDECO*27さん作詞・作曲によるダークなナンバーで、歌ってみたかったテイストです。私はボカロPの方の曲を聴くのが好きで、特にDECO*27さんは中学生時代からファンだったので、デビュー曲の「ハピネス」を作っていただけただけでも夢みたいでした。


 
「ミラー」では普段皆さんの前で披露したことのない歌い方や発声にチャレンジしていて、ノリノリでレコーディングさせていただきました(笑)。
 
「今回はダーク系の曲で」というご依頼をしたんですが、制作にあたりDECO*27さんと打ち合わせをさせていただいて、「普段落ち込みますか?」「落ち込んだ時はどうリフレッシュしますか?」「おうちに帰ってからどんなひと言を言いますか?」みたいなアンケートや心理テストのようなご質問をいただいて。
 
すると、「ずっとずっと鏡に鬱ってハイチーズ」などダークでキャッチーな歌詞が上がってきたんです。打ち合わせをきっかけに生まれた曲なので、自分の世界に入り込むような不思議な楽しさがありました。


 

――「ワラウカドニハ!」は春や新生活のスタートを歌っているようですね。

岡咲:私の曲に「春」という言葉が入るのは初めてだと思います。春に新生活を始める皆さんへ送るエールになっていますし、私にとって初めてのアルバムで、アーティスト活動を駆け出したばかりというところにも掛かっています。
 
ボカロPの一二三さんによる作詞・作曲・編曲で、やってみたかった和テイストの楽曲に挑戦できて嬉しかったです。
 
サビでは地声と裏声を行き来するような歌い方で、例えば「忘れないで ないで ないで ないで」などの繰り返すパートでは、「な」が裏声なら「いで」が地声にしてみたりと、声の転換点がたくさん聴ける曲になっています。
 
他のアーティストさんの曲を聴く時も地声と裏声の転換点が好きなので、皆さんにも私の声の転換点を堪能していただきたいです。

「Rainy Smiley」は外出中にデモを聴いたら涙が!? 「Starting Bell」はロックナンバーをカッコよく、ワイルドに

――「Rainy Smiley」は、誰しも「上手に笑えないそんな日も」あるけど、無理せずに泣いてしまえばいいと、寄り添ってくれる優しいバラードですね。

岡咲:作詞・作曲・編曲の40mPさんも、中学生時代からのファンだったので、今回お願いできたのが夢のようです!
 
外出中にデモ曲が届き、早く聴きたくてその場でヘッドフォンで聴いたのですが、「これは歩きながら聴いていい曲じゃない!」と思って、街角で立ち止まりました。聴くうちに、自分が頑張っていたり、気を張っていたことに気付かされるような、心にぐっとくる内容で、自然と涙があふれてしまいました。
 
私は明るい曲やポジティブな応援ソングを歌わせていただくことが多くて、自分自身も曲に励まされますが、この曲は「頑張れなかったり、うまく笑えないときもあるけど許してね。明日は笑うから」と歌っています。
 
大人になると周りからほめられることも、自分で自分をほめることもなくなってきますが、ラスサビの「私が私のことを一番愛してあげなくちゃ」のように、自分自身を愛することの大切さにも気付かせてくれました。たくさんの方に聴いてほしいし、自分を開放して、思う存分泣いていただいて、明日から頑張ってほしいです。

――「Starting Bell」はバンドサウンドのライブチューンです。「誰かじゃなく君がいてくれたら」はお客さんやファンに向けて歌っているようです。

岡咲:今回のアルバムの曲順はライブのセットリストのように並べているのですが、ロックチューンのこの曲はアンコール1曲目のイメージです。
 
前に壁がそびえ立っても突破できるような力強いメロディと、ドラマ性のある歌詞になっています。
 
明るいロック曲は今回の「ALRIGHT!」や、1stシングルのカップリング「Popping Moments」などがありますが、「Starting Bell」はカッコよさやワイルドさもあります。


 
特に2サビ後のDメロ「ゴールテープはきっときっとまだまだ先で」からがすごくドラマチックで、デモを聴いた時から「ここは全身でぶつかりたい」と思っていました。
 
ライブで歌ったら皆さんと一体になる瞬間が生まれるんじゃないかと想像したり、広いステージで歌っている気分でレコーディングしていました。

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