マンガ・ラノベ
漫画『ちはやふる』ネタバレ|これまでの内容をおさらい

最終回目前! 漫画『ちはやふる』から発せられる色鮮やかな魅力とこれまでの珠玉のストーリーをおさらい【ネタバレあり】

出会いからクイーン戦まで ストーリーのおさらい

15年にわたる連載が続いた漫画『ちはやふる』は、単行本としては総計50巻の大作となる予定です。

ここでは最終回を前に、これまでの長い道のりを簡単にご紹介します。ストーリー冒頭では小学生だった千早たちですが、高校1年生から闘いを繰り広げた結果たどり着いた高校3年生での名人・クイーン戦。

そんなストーリーを、各時代ごとに主な内容を振り返ってまいりましょう。

小学生時代(第1巻~)

 
主人公・千早が、転校生の新と、新の将来の夢である「競技かるた」との運命の出会いを果たします。

無口でクラスになじめなかった新と仲良くする千早の様子を見た太一は、新に意地悪をしてしまうことも。しかし、千早の天真爛漫さと淡い恋心も手伝い、千早・新・太一の3人はチーム「ちはやふる」を結成し、かるた大会に出場することに。

結果的にチーム「ちはやふる」はほろ苦い敗戦を喫することになりますが、このチームとして3人で闘ったかるたの大切な思い出が、将来的に再び3人を巡り合わせ、運命が絡み合って行きます。

幼い頃の新が千早に語った「かるたで名人になるのが俺の夢や」は、自分の夢を持っていなかった千早に衝撃を与えます。

さらに新は、千早の名前と共通点のある、「ちはやぶる 神代もきかず 竜田川 からくれなゐに 水くくるとは」の札について

「もう『ちはや』に見える」

と伝える場面は、作品タイトルと大いに関連のあるセリフとなっていて、最たる重要シーンとなっています。そして、この在原業平の歌「ちはやぶる~」の札が、千早はもちろんのこと、新、太一のかるた人生の中でも非常に特別で、大きな意味を持つ札となっていく幕開けのシーンでもあります。

小学校卒業を機に離ればなれになる3人ですが、千早の放った「あたしたちにはかるたがあるからまた会える」「続けてたらまた会える。絶対会えるよ」という言葉が、この先の3人の再会を約束し、再び絡み合う運命の序章へとなっていきます。

高校1年生(第2巻~)

 
都立瑞沢高校に入学した千早は、有名中学へ進学していた太一と同校で再会。ともにかるた部創設を目指します。一方、福井に戻った新と連絡が取れなくなっていたことに懸念を覚えていた千早は太一とともに福井へ。そこでかるたを捨てた新と再会──

かるたの永世名人であった祖父の死を機にかるたから遠ざかっていた新ですが、千早たちとの再会をきっかけにかるたの世界へ再び足を踏み入れることになります。

また、太一とともに千早が創設した瑞沢高校かるた部は、呉服店の家に生まれ着物や袴、百人一首を愛する大江奏(おおえ かな・通称かなちゃん)、幼少期からかるた界で活躍していた西田優征(にしだ ゆうせい・通称/肉まんくん)、成績優秀な太一と学年トップを争う駒野勉(こまの つとむ・通称/机くん)という個性豊かなメンバーを迎え、チームを結成します。

競技かるた初心者のかなちゃん、机くんを擁しているものの、特訓に特訓を重ね、全国高等学校小倉百人一首かるた選手権大会・団体戦優勝を目指して行きます。

千早は持ち合わせた「音の聞き取り」の才能=「感じのよさ」を武器に、競技かるたにおける「1字決まり」「2字決まり」などの技術も使い闘っていましたが、この百人一首のオタク・かなちゃんと出会ったことで、情景を詠んだ歌に隠された本当の意味について知り、学んでいくことに。

これまでの千早にとって「ちはやぶる~」の歌は「ちは」という2文字が浮き出て見える札、という存在でしたが、

「かなちゃんに教わった日から『ちはやふる』だけが真っ赤に見える」

ようになり、それ以外の札も様々に色づいていく様子が描かれ、とても印象的なシーンとなっています。

高校2年生(第9巻~)

 
2年生になった千早たちは必死に部員を集めようとします。しかし、ほとんどの女子生徒達の目当てはイケメンの太一のみ。そんな状況の中、恋愛体質・花野菫(はなの すみれ・通称/すみれちゃん)と「下の句かるた」経験者の筑波秋博(つくば あきひろ・通称/つくばくん)が部員として加入することに。

自由奔放な新入部員に手を焼くかるた部員たちですが、千早だけは新人育成にやる気満々。実は昨年の全国大会・団体戦で、千早が体調不良により1人棄権した経験から、「もう1人いたらよかったのに」という強い思いを抱いての、部員育成でした。
そんな紆余曲折を経て、瑞沢高校かるた部はチームとして育っていきます。

そんな中、同い年でありながら現クイーンの座をものにしている若宮志暢(わかみや しのぶ)と出会い対決する千早、現名人・周防久志(すおう ひさし)に挑むべく、名人位挑戦者決定戦を闘う新、運命に翻弄されなかなかA級に昇格出来ない太一、それぞれの物語は着実に歩みを進めていきます。

また、その頃千早は、将来かるた部の顧問教員になる夢を抱き始めます。その夢への実現のため、期間が重なってしまったクイーン位挑戦者決定戦出場を苦渋の思いで断念、修学旅行への参加を選びます。

一方で、修学旅行を欠席してまで名人位挑戦者決定戦予選に挑む太一の姿も。医学部への進学を決められている太一にとって、かるたに使える時間はあとわずか……!? 

それぞれの闘いに魂を燃やす3人ですが、第23巻では名人位挑戦者決定戦で敗れた新が、長年のあふれんばかりの気持ちを千早へ告白します。

「好きや 千早」
小学生時代に紡いだ千早とのまぶしい思い出を胸に、飛び出した新のその短い告白は千早にどう伝わり、3人の関係にどのような変化をもたらすのか。この先の展開が気になります。

高校3年生(第26巻~)

 
3年生へと進級した千早たち。

2年生の終盤、かるた大会で直接対決をし、新との格の違いを突きつけられた太一は思い悩むようになっていました。そんな中、第26巻で太一は、部室で偶然2人きりとなった千早に小学生時代から募らせて来た恋心を告白します。

「好きなんだ 千早」
小学生時代、新のメガネを隠した「卑怯」な行為も告白し、それだけの気持ちの強さを伝える太一に千早の答えは……

千早への思いの強さから、突然かるた部を退部した太一。そんな太一に心を痛め、千早もかるた部休部を申し出、逃げるように大学受験の勉強に集中するように──そうとは知らず、自分のチームを作りたいと1人奮闘し始める新。

再びバラバラになってしまった3人でしたが、絆を深めて来た仲間たちの様子や新の思いに引っ張られるように、千早は再度かるたの世界へ。一方、太一は偶然塾講師をしていた周防名人と再会、これまでの日々を自分の呪いのままにしたくないという思いに突き動かされ、周防名人の元でかるたを続けることに。

リスタートをした3人は、運命の名人位・クイーン位への挑戦を始めます。名人位挑戦者決定戦の中で、再度直接対決をすることとなった新と太一。結局、新の勝利で幕を閉じた直接対決でしたが、試合後、一緒にかるたをしてくれた太一へ感謝の言葉を伝える新の感動の一幕は必見! 涙なしには読めません。

新と千早はそれぞれ決定戦を勝ち上がり、ついに周防久志名人、若宮志暢クイーンとの直接対決が始まりました。これまでの様々な思いを胸に闘う名人戦、クイーン戦。

まばたきや息をするかすかな音すらためらうほどの張り詰めた緊張感が続く対戦、最終回ではどの札が読まれ、どんな結末を迎えるのか。結末が気になります!

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