「ワダアルコ展 Fate & Fate/EXTRA ART WORKS」東京会場フォトレポート|美麗なイラストの数々に思わず足を止めてしまう絢爛な空間を堪能しよう!
間桐桜&BB役・下屋則子さんトークセッション
――会場をご覧になられた感想をお願いします。
下屋則子さん(以下、下屋):ワダアルコ先生のイラストには『Fate/EXTRA』のネロを思い起こさせる“赤”のイメージがあるのですが、会場で最初に目に飛び込んできたのは、そのイメージ通りの真っ赤な内装でした。入ってすぐの場所にはネロの肖像が飾ってあり、なんてイメージにぴったりなんだろうと感動したくらいです。
その後『Fate/EXTRA』から連なるシリーズを、ワダアルコ先生のイラストで追いかけていく形になっていきます。こんなにイラストを描いていらっしゃったのかと驚くような展示数、かつ1枚1枚が見ごたえのある作品ばかりで……。
それらをじっくり見ていくと、私の大好きで思い出深いイラストも飾られていて、懐かしい気持ちになりました。
本当に最初から最後まであっと驚くような仕掛けやサプライズで楽しませていただきました。
――ワダアルコ先生の描くキャラクターに出会った当時の感想を改めて伺わせてください。
下屋:初めて触れたのは『Fate/EXTRA』のゲームだったと思います。その当時にキャラクターたちへ抱いた繊細で美しい印象は変わっていません。花が散らされていたり、服や髪が靡いていたり、先生の絵には動きを感じられるんです。
目の表情の表現も大好きです。先ほど会場を見て回った時は、この目の中にどれだけの色が使われていて、どうやって瞳の輝きを表現しているのか、ひとつひとつじっくり鑑賞して確かめました。グラデーションも綺麗で、私としては先生の描く目の表情に助けられてBBを演じ切れたと思っています。
――BBのキャラクターもここ数年で幅が広がったと思います。
下屋:出会ったのは約10年くらい前になりますが、最初は役作りに苦労しました。
間桐桜というキャラクターを長年演じてきましたが、彼女や黒い桜とも違うちょっとワガママで小悪魔なキャラクターに辿り着くまで、奈須先生と現場で何度もディスカッションを重ねました。収録ではイラストに助けられたので、BBに命を吹き込むことができたのはワダアルコ先生のおかげだと思っています。
『Fate/EXTRA CCC』からスタートし、『Fate/Grand Order』にも登場させていただいて、今では日本だけでなく海外のファンの方にも知ってくださったようです。世界中にキャラクターを愛してくださる方がいることが本当に嬉しいです。
――今回の展覧会の見どころもお願いします。
下屋:全てが見どころなのですが、やっぱり入ってすぐのネロの肖像は印象に残りました。アナログで描かれているそうなので、近い距離で見るとさらに楽しめると思います
そこからは、みなさんも思い出深いイラストがたくさん散りばめられていて、お気に入りのイラストにも出会えると思います。じっくり時間をかけて最後まで見ていただきたいです。
――最後に期待しているファンのみなさんへのメッセージをお願いします。
下屋:いよいよ夏本番になってきました。銀座の涼しいこの会場で、ワダアルコワールドを存分に楽しむ……そんな夏の過ごし方も素敵だと思います。
スマートフォンやタブレットなどの画面を通して先生の作品を目にする機会は多いと思いますが、今回の展覧会は作品の良さを直接堪能できる機会ですので、ぜひみなさんの夏の思い出の1ページにしてくださいね。
イベントの詳細は以下より
「ワダアルコ展 Fate & Fate/EXTRA ART WORKS」公式サイト
「ワダアルコ展 Fate & Fate/EXTRA ART WORKS」公式Twitter