アニメ『はたらく魔王さま!!』 7話放送後インタビュー:悪魔大元帥アルシエル/芦屋四郎役 小野友樹さん |どこへ行っても真奥たちのやっていることは、あまり変わらないなって思いました(笑)
『はたらく魔王さま!』(著・和ヶ原聡司/イラスト・029)。9年ぶりにスタートしたTVアニメ第2期『はたらく魔王さま!!』が好評放送中!
大黒天祢こそ、悪魔たちを圧倒した人間だった。魔王が去ったあとに魔界と天界、エンテ・イスラで何があったのかも明かされた第7話。日本にやってきた魔族たちを、魔王として魔界へ戻し、ゲートを閉じて事を収めた真奥たちは、海の家でのバイト料をしっかり受け取り、再び魔王城(アパート)に戻るのだった。
アニメイトタイムズでは第2期放送前に公開した連載に続き、第2期の終盤に向けて再びキャストインタビューを毎週掲載! 今回は悪魔大元帥アルシエル/芦屋四郎役の小野友樹さんに、これまでの印象的なシーンを振り返ってもらいました。
魔王城から飛び出す話が多い第2期、聖地巡礼も楽しめるかも?
――2期で大きく変わったところでいうと、アラス・ラムスの存在だと思うのですが、真奥たちにどんな影響を与えていましたか?
小野友樹さん(以下、小野):真奥(CV.逢坂良太)と遊佐(CV.日笠陽子)のギクシャク感は良かったです。やはり子はかすがいというか、だんだん夫婦っぽくなっていくんですよね。
作品としてはアラス・ラムスは新キャラクターなので、どんな風に物語に絡んでくるのかを楽しんでいたんですけど、特番でキャストが一堂に会したときに、新しい風って、こういうことなんだと思ったんです。
分散収録で、みんなで一緒にいる機会がない中でアフレコをしていたんですけど、改めて木野(日菜)さんって、出来上がった空気感の中でも、こういう風に楽しんでくれる人なんだって感じることができたので、このチームがより一層楽しくなりそうだなと思いました。
――受け入れ体制が抜群だったみたいですからね。
小野:僕って、こういうとき、率先して動くタイプではあるんですけど、僕よりも先に周りが動いてくれる雰囲気だったので、過剰にウェルカム感を出したら、逆に入りづらいかな?と思って、そこでもバランスを取っていました。
――周りに合わせて、自分の在り方を変えるという話を、前回していましたね。
小野:そうですね。みんながやってくれていたので、そこは心配なかったです。
――アラス・ラムスの声を聞いての感想もお願いします。
小野:生まれてきてくれてありがとう! これぞアラス・ラムスだ!って思いました。天真爛漫な素直な感じと、赤ちゃんとして泣きわめく、叫ぶ……素直な感情表現がぴったりだなと思いました。
――海の家での話は第5話~第7話まででしたが、印象的なシーンはありましたか?
小野:銚子半島の犬吠埼に行くんですけど、実際にある場所が出てくるので、聖地巡礼をするのもいいのではないかなと思いました。
――今回は、いつものアパートから外へ飛び出すというのが大きかったですよね。
小野:大黒天祢さん(CV.甲斐田裕子)も新キャラクターで、めちゃめちゃ強かったんですけど、真奥たちのやっていることは、あまり変わらないなって思いました(笑)。真奥はバイトリーダーとして海の家の切り盛りをしつつ、芦屋は芦屋で料理の鬼というか、一生懸命作っていましたね。そこで、なぜか働かされる漆原みたいな感じで……。
――漆原が働いているのは新鮮ですよね。
小野:あいつは何だかんだやってくれるんですよ(笑)。協力してくれるんです。だから場所が変わっても、こいつらのやることって変化はないんだっていう面白さはあったと思います。
――バイトシーンと魔王絡みの事件が起こるコントラストがいいですよね。悪魔サイドで気になるキャラでいうと?
小野:やっぱりカミーオですね。カミーオがきゃわいい!(笑) そして声を担当するのが緒方賢一さん! キャスト同士でも話していたんですけど、カミーオって小鳥なんですよ……だからまさかのキャスティングで驚いていました。収録も一緒にできたんですけど、語尾のぴぃよは、本当にかわいかったですね。ここは見どころだと思います。