今年の秋は“るろ剣”で楽しもう! 金曜ロードショーにて本日放送の実写映画『るろうに剣心 京都大火編』見どころ紹介|2人の人斬り抜刀斎が己の信念を持ってぶつかり合う!
蒼紫と翁の死闘
実写映画「るろうに剣心」シリーズは全体を通してアクションシーンがハリウッド級です。
京都大火編でもたくさんのアクションシーンに魅了されますが、特に注目してほしいのが、四乃森蒼紫(演:伊勢谷友介) VS 翁(演:田中泯)の死闘。志々雄真実 VS 緋村剣心と同じく、この2人もそれぞれが持つ信念のために激しくぶつかり合います。
翁は巻町操の育ての親でもあり、御庭番衆最恐といわれた戦闘能力の持ち主。その翁を演じる田中泯さんは日本を代表するダンサー/舞踏家です。
四乃森蒼紫は若くして御庭番衆の御頭を継いだ天才。御庭番衆が最強であることを証明するため、幕末最強と謳われた人斬り抜刀斎こと剣心を執拗に追いかけては戦いを挑みます。
同じ御庭番衆だった2人の鬼気迫るアクションシーンを初めて見たときの衝撃は忘れることはありません。それだけ印象に残るシーンであり、身の毛もよだつほどの凄まじい身体能力に圧倒されます。
本作の監督を務めた大友啓史監督も、「伊勢谷“蒼紫”VS田中泯”翁”。『るろうに剣心 京都大火編』、大きな見どころの一つです!!」とおっしゃっていました。
京都大火編の名場面とも言える蒼紫VS翁の死闘は、絶対に見ていただきたいシーンです!
2人の人斬り抜刀斎に寄り添う2人の女性
「京都大火編」と次週に放送される「伝説の最期編」を通してぜひ注目してほしいのが、剣心と志々雄真実という2人の人斬り抜刀斎に寄り添う2人の女性です。
志々雄真実のそばに常に寄り添っているのが、駒形由美(演:高橋メアリージュン)。ヒール役に寄り添っている女性キャラは同性から嫌われがちですが、駒形由美は肝が据わっている姉御肌で周囲から“由美姐さん”と呼ばれている妖艶な女性。原作ファンからも人気があります。
彼女も政府に反感を抱いており、その理由を知ると同性の立場としては共感せざるを得ません。原作では由美のバックボーンが描かれているので、併せて楽しめると思います。もちろん、原作未読の方でも志々雄真実と由美の関係性に興味を抱くはずです。
そして、剣心のそばに寄り添うのは神谷薫(演:武井咲)。京都大火編では剣心が神谷道場のみんなを巻き込むわけにはいかないと1人京都へ旅立ちますが、ここから少しずつ剣心から薫へ向けられる気持ちが見え始めるようになります。
前作では分からなかった剣心から薫へ向けられる矢印が見えてくるのはとても興味深く、「京都大火編」から「伝説の最期編」にかけて、剣心と薫の関係がどのように変わっていくのか、見どころの1つです。
最後に出てくるのは……
「京都大火編」の見どころを紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?
序盤からさまざまな戦いが繰り広げられたり、登場人物たちの友情も垣間見えたり、終盤の京都大乱闘だったり……本当に盛りだくさんです。
そして「京都大火編」の最後には、剣心の過去と深く関係する“ある人物”が登場します。この人物は「伝説の最期編」にも重要キャラとして登場するので、ぜひ最後までご覧ください!
[文・福室美綺]
放送情報
金曜ロードショー
9月2日放送:第2作『るろうに剣心 京都大火編』
9月9日放送:第3作『るろうに剣心 伝説の最期編』
10月14日放送:第4作『るろうに剣心 最終章 The Final』
10月21日放送:第5作『るろうに剣心 最終章 The Beginning』