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アニメ映画『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』フィナーレ舞台挨拶より公式レポ到着!

アニメ映画『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』上映期間ラストを飾るフィナーレ舞台挨拶を実施! 声優の古谷徹さん・武内駿輔さん、歌手の森口博子さん、安彦良和監督が登壇

1979年に放送されたTVアニメ『機動戦士ガンダム』の中で、劇場版3部作でも描かれず、ひと際異彩を放つ人気エピソード・第15話「ククルス・ドアンの島」。

同作の映画化したアニメ映画『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』が、2022年6月3日に公開スタート。大ヒットロングランが続く中、8月30日には丸の内ピカデリーにて、上映期間ラストを飾るフィナーレ舞台挨拶がこうかなわれました。

フィナーレ舞台挨拶より公式レポート到着!

大ヒットロングラン公開中の『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』。6月3日に公開されてから本日で88日目。観客動員数は約55万人、興行収入約11億円を記録。

映画ガンダムシリーズで興行収入10億円を突破したのは『機動戦士ガンダム』劇場版3部作、1988年公開の『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』、2021年公開の『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』に続いてとなる。

そして、この度、上映期間ラストを飾るフィナーレ舞台挨拶を実施。主人公のアムロ・レイ役の古谷徹、ククルス・ドアン役の武内駿輔、本作の主題歌「Ubugoe」を歌っている森口博子、そして監督の安彦良和が登壇。フィナーレということで、それぞれ思いの丈を明かすイベントとなった。

初めの挨拶では、古谷「興行収入約11億円を達成できました!鬼滅にはちょっと及ばなかったですけど、十分な成績だと思います。これは何度も劇場に足を運んでくださったみなさんのおかげです。寂しいですが、こうして皆様に感謝を伝える場ができたことを嬉しく思います。今日は、ガチなガンダムファンのみなさんと楽しいひと時を過ごせたらと思ってます。」、

武内「こんなにも集まっていただいてありがとうございます。最後の最後に、感謝の言葉と、自分自身の作品に対する思いをお話しできる機会をいただき光栄です。」、

森口「また、こうして皆様にお会いできるなんて夢のようです。たくさんの方に愛された作品なんだなと喜びと感謝でいっぱいです。」、

安彦監督「何回も見てくれている方がいるというのは承知しているので、今日、ガラガラだったらどうしようと思っていましたが、たくさんの方にお越しいただいて安心しています。ありがとうございます。」とそれぞれ、観客への感謝の言葉を並べ、また安彦監督は自身のキャリアの中でも今までにない経験をしているとのことで、特に親戚やその子どもから映画を見たと写真入りで手紙をもらったりもしたと話した。

安彦監督「これは、今までにないことでした。ガンダム映画は内容が難しい傾向にありますが、この映画はどなたに見ていただいても楽しめる内容だっただろうと思います。それと、スタッフとも気持ちよく最後まで仕事ができました。そういったことも含めて、これも僕の変則的なキャリアの中で最初で最後だろうと、感慨に浸っております。」と、心境を明かす。

また、MCより印象に残っているエピソードを聞かれた古谷は初日舞台挨拶で映画の公開を待ってくれていたガンダムファンに感動したということに加え、今まで一度も話していない思い出として、古谷「公開までの間、たくさんの取材を受けたなかで武内くんと一緒に撮影した際、カメラマンから見つめ合ってくださいと言われたんですよ。なので、至近距離で武内くんと見つめ合ったんです。そしたらもう、ときめいちゃって(笑)」とまさかのエピソードが明かされ、続けて古谷は「元々、武内くんはイケメンで好青年と思っていましたけど、間近で見ると顔が綺麗なんですよ。それはずっと思っていたんですけど、なかなか言う機会がなくって・・」と、初共演の武内との仲良しエピソードを初告白。

これを聞いた武内は「今のお話が印象的なエピソードになりました(笑)」と冗談を交えつつ、「古谷さんは、小さい時から名前と声をずっと聞いていた存在なので、初めてお会いした時は正直現実味がなかったというか・・・自分の人生にとって奇跡だなと感じました。しかもガンダムという大きな作品で出会えたということも本当に奇跡なので、最初にあった日のことをよく覚えています。」と古谷と初対面した際の感動を思い起こしていた。

さらにイベント内では、サプライズで様々なキャスト、スタッフから登壇者へのメッセージが届いているとのことで、それぞれのメッセージが読み上げられる場面も。

まず、森口宛には本作でキャラクターデザインを務めたことぶきつかさから「自分は森口さんとはOVA版「GUNDAM THE ORIGIN IV」の主題歌「宇宙の彼方で」のCDジャケットイラストを描かせていただく事になった時からのお付き合いとなるのですが、そのご縁もあってガンダムソングカバーアルバム『GUNDAM SONG COVERS』のジャケットイラストも描かせていただく事になるのですけれども、その事で個人的にずっと引っ掛かっている事があったのです。

確か同時期にTV版に再編集された『GUNDAM THE ORIGIN』の主題歌をLUNA SEAさんが担当されていて、そのCDジャケットで安彦監督がバンドの皆さんの絵を描かれていたんですよね。安彦監督がアーティスト人物像を描き下ろしたのは人生初というのがウリの1つになっていて、それを見た自分は個人的に「きっと森口さんもどうせなら安彦監督に描いてもらいたかったと思っているに違いない!」と勝手にセンチメンタルな気持ちになっていたんですよね。

にも関わらずその後も立て続けに3枚も森口さんのジャケットイラストを担当させて頂いてしまったので、心の中では『ああああああ安彦監督が森口さんのCDジャケットを描く機会を自分が奪い続けている!これでは森口さんに恨まれる一方だぞ!キングレコードさんももっと気を使ってよぉ!』とずっと思っていたんです。

…あらためて森口さんの絵をジャケットで描いていただくチャンスを用意するためにも、ドアンの島のディレクターズ・カット版、もしくはドアンに続く次回作を是非安彦監督には作っていただきたく。森口さん、期待していましょうね!」と、メッセージが送られ、これを聞いた森口は「勿論です!監督、素晴らしいジャケットをありがとうございました」とコメント。

次に武内には、本作で初の声優デビューを飾りドアンと小さな子供たちを見守るカーラ役を演じた廣原ふうより「『ククルス・ドアンの島』が劇場公開を終了すると伺い少し寂しい気持ちもありましたが、それと同時に無事に千秋楽を迎えられる事を嬉しく思います。『ククルス・ドアンの島』は私にとって本格的に声優として参加させていただいた初めての作品で、ワクワクや緊張、不安など様々な気持ちがあっての参加でしたが、そんな私を引っ張っていただいたのがククルス・ドアンであり、そして武内さんのお芝居でした。

収録時には現場で一緒にお芝居をすることは出来ませんでしたが、完成した作品を観た時に、武内さんのドアンが島の子供たちを、そしてカーラを引っ張って、優しく温かくまとめて下さっているのを観ることができ、ドアンが武内さんの演じるドアンで本当に良かったと僭越ながら感じさせていただいておりました。

そんな素晴らしい作品に出演が出来たことを改めて、心より嬉しく思います。そしてこれを機により一層精進し、次は現場で武内さんとご一緒させていただける日が来るよう努めていきたいと思います。『ククルス・ドアンの島』に参加できて本当に幸せでした。ありがとうございました!」と、メッセージが送られ、

武内は「ありがとうございます。嬉しいですね。僕もカーラ役が廣原さんで良かったなと思います。廣原さんの演技に勇気づけられました。これからの活躍が楽しみなので、またご一緒できるよう自分も精進してまいります。」とコメントを残した。

そして、古谷にはファーストガンダムから古谷と共に演じてきたカイ・シデン役の古川登志夫より以下のメッセージが送られた。

「徹ちゃん!【機動戦士ガンダムククルス・ドアンの島】大ヒットからの、劇場公開千秋楽、おめでとう~!安彦良和監督をはじめ、ドアン役の武内駿輔さん、そして、日本一の《ガンダム・アニソンディーバ》森口博子さんという、超豪華ご登壇者によるフィナーレ舞台挨拶で、会場は最高潮の盛り上がりかと思います。

長年に渡り「機動戦士ガンダム」のアムロ・レイという大看板を背負い続けてきた徹ちゃんと共に、今回の【ククルス・ドアンの島】に、僕自身、カイ・シデンとして参加出来たことは、この上ない喜びです。ガンダムと共に、徹ちゃんと共に歩んだ年月、増え続ける新たなファン、そしてますます増幅し続けてきたガンダムへの熱い思い。その思いは、おそらく徹ちゃんにとっても、僕個人にとっても、またこの作品に携わった全ての関係者の皆さん、更には会場のみなさんをはじめとする、全てのガンダムファンにとって、巨大なモニュメント、メモリアルのようにさえ思える。

「俺たちにとってガンダムは、もはやSFやアニメではなく、ドキュメンタリーだ」と言い切ったガノタの友人がいる。よく分からないが、分かるような気もする。昔から、古谷徹は俺より若いのに天晴れなやつだ、とよく言ってきた!不可能を可能にしてしまうような推しの強さと、それを裏付けるハッタリではない実力を兼ね備えている。時々、古谷徹からガンダムを取り上げたらどうなる?と思うことがある。

なあに、他にもビッグタイトルのアニメをたくさん持っている、うん、その通りかもしれないが、ニュータイプでも無い、脇役のカイ・シデンでさえも、俺は自分の代表作、代表キャラの一つに入れておきたいんだよ。それがガンダムなんだよ!だから徹ちゃん!1st.のアムロ、コレが最後かも、なんて冗談でも言わないでくれ。「そこは持ち前の推しで、安彦先生にも囁いておいてくれよ、ンな!ぬっへっへっへっへ、! カイ・シデン 古川登志夫」

この盟友からの言葉に古谷は目を潤ませながら「家族のようでもあり、戦友のようでもあり・・・古川さんに関してはガンダムだけでなく、約10年ちょっとバンドを一緒にやったりとか、長い時間ずっと一緒にいたので家族みたいな存在なんです。会った時にはすごく嬉しいっていつもおっしゃってくださって・・・、そんな古川さんが、こうやって褒めてくださったのは本当に嬉しいですね。」とコメント。

そして、安彦監督には制作スタッフを代表してイム ガヒ副監督から以下のメッセージが。

「スタッフ一同、いろんな形で安彦さんのお力になれる様尽力させて頂きましたが、少しでも安彦さんの望まれるフィルムに近づけたのなら何よりでございます。今回の仕事のオファーを受けた日、安彦さんと初めてお会いした日、自分のコンテ上がりへの感想を伺った日など本編制作中の日々は今でも鮮明に覚えております。

正直に申し上げますと、自分はいまだに制作が終わった気がしません。今でもリテイクのカット袋が回ってきそうな気がします。まだまだ名残惜しいのかもしれないですね。今回の作品は自分にとっても忘れられない人生の1ページになる気がします。いや、なっております。作品作りへの思い、姿勢など沢山学ばせて頂き、これから演出としてどう頑張っていくべきなのか今一度考えさせられる作品でした。

納品が終わって各セクションのみなさんに会うと「また作りましょう!」「次はもっと上手くできそうな気がします!」とよく話しております。私たちは安彦さんが「また作りたいな」と呼んで下さればいつでも頑張れますので、その気になられましたら是非また呼んでください。とりあえず、世の中が落ち着いたら美味しい日本酒を飲みに行く約束を果たさせてください。良い店を探しておきますので。この度は本当にありがとうございました。そしてこれからも何卒宜しくお願い致します。」

安彦監督「彼女は、これから有能な監督として名が伸びていくと思います。」とイム副監督を絶賛し、「ぜひ、注目しておいてください。」と観客にメッセージを投げかけた。

こうして、メッセージが届くサプライズもあり、会場が盛り上がる中、名残惜しくも時間がきてしまい、古谷は最後を噛み締めるよう呼吸を整えてから「『ククルス・ドアンの島』という映画は、僕の長い声優人生において、誇れる一作になったと、代表作品の一つになったと、心から思っています。それは、皆様のおかげだと心から感謝しております。・・・こんなに嬉しいことはない!」とアムロ・レイの言葉で最後の挨拶を締めくくり、イベントが終了した。

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映画『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』

配給:松竹ODS事業室

STORY

オデッサ作戦を控えたアムロたちホワイトベース隊は、「帰らずの島」と呼ばれる無人島での残置諜者(敵地に残って破壊諜報活動などを行う兵士)掃討の任務を拝命する。

捜索に当たっていたアムロは1機のザクと遭遇、囚われの身となってしまう。目覚めたアムロが見たのは「ククルス・ドアン」と名乗る男と20人の子どもたちであった。

アムロは失ったガンダムを取り戻し、島の秘密へとたどり着けるのか?

メインスタッフ

企画・制作:サンライズ 
原作:矢立 肇 富野由悠季 
監督:安彦良和 
副監督:イム ガヒ
脚本 : 根元歳三 
キャラクターデザイン:安彦良和 田村 篤 ことぶきつかさ
メカニカルデザイン:大河原邦男 カトキハジメ 山根公利
総作画監督 : 田村 篤
美術監督:金子雄司
色彩設計:安部なぎさ
撮影監督:葛山剛士 飯島 亮
CGI演出:森田修平
CGI監督:安部保仁
編集:新居和弘 
音響監督:藤野貞義
音楽:服部隆之
製作:バンダイナムコフィルムワークス

公式サイト
公式ツイッター(@g_cucuruzdoan)

(C)創通・サンライズ
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