『神クズ☆アイドル』仁淀ユウヤ役・今井文也さん、吉野カズキ役・堀江 瞬さん超ロング対談をお届け 「最終回を迎えたけど“終わった感”はまったくない。二期、待ってます!(笑)」
10話を通して思い入れのある曲は?
――おふたりが特に印象に残っている曲というといかがですか。
堀江:僕は圧倒的に「恋のBANG」です。オーディションの楽曲でもありました。
今井:堀江さんが「キーを下げたらこれは落ちそうだ!」と思ったことで有名な「恋のBANG」……。
――有名な(笑)。
堀江:ライブ回でつるっと聴くと分かると思うんですけど、他のコンテンツと比べるとどの曲もキーが高いんです。その状態でオーディションの資料も渡されていたんですけど、オーデイションではキーを選択することができたんですよね。原曲のまま歌うか、マイナス1〜にするか。「でもこれマイナスにしたら落とされるんじゃないかな」と思って(笑)。声を絞り出して原キーで歌いました。しかもアカペラだったんだよね。
今井:僕も「恋のBANG」をオーディションのときに歌いましたけど「アイドルとしてやってください」とだけ書いてて、仁淀で歌うべきなのか、神仁淀バージョンなのかが分からなくて普通に歌ったんですよ。でもその段階で「仁淀で歌うの無理じゃねぇか」って思いました。キーが高すぎてキャラクターを保つのが大変だなと。本番のZINGSのレコーディングの1曲目が「恋のBANG」だったんですけど「今井くん、もう少し低めのところで高めの声出して」って言われて。「低めのところで高い音!?」と(笑)。
「MORNING」(2ndシングルタイトル曲)も確か、監督や純之介さんと相談しながら作っていったんですけど、後半になっていくと仁淀自身が成長して変化していくので、楽曲の録り方も少しずつ変わっていきました。僕としては、その集大成的なものが「フィナーレ〜その先へ〜」のように感じています。アニメシリーズで今まで積み上げてきたものがちゃんと出せたのかなと。だから「フィナーレ〜その先へ〜」は思い出深いです。
――もう少し音楽のことについておうかがいさせてください。監督たちからは他にどのようなディレクションがあったんです?
今井:監督からは作品とキャラクター性について、純之介さんからは音楽的な部分についてだったんですけど、それが結構スパルタなんです。リズムだったり、ピッチだったりを意識しながら役を守らなければいけないというのが難しかった。自分の中である程度考えなければいけなかったので、収録中に「少し待ってもらってもいいですか」ということもちょこちょこありました。1日2キャラ分の楽曲を録るというのは、他のコンテンツでもなかなかないと思うので、それは(堀江さんの)スパルタという言い方が合ってるなと思います。あのレコーディングで鍛えられたような気がしています。本当に良い経験になりました。
――堀江さんはどのようなディレクションを受けていたんですか? さきほど「可愛い系以外の楽曲の調整が大変だった」という話がありましたが。
堀江:僕は佐藤さんからディレクションをいただくことが多かったんです。変な話ですけど、多少ピッチや拍がずれてしまうことがあっても、最悪機械で直すこともできますし、遜色ないクオリティに仕上げられる時代じゃないですか。でもそこを突き詰めて、より精緻にと、こだわられている印象がありました。ラフと完成品がほぼ変わらない感じというか。
――それだけ突き詰められている。
今井:そうですね。ただその分難しかったですけどね。それぞれの曲に表情がたくさんあるんですよね。濃い収録現場だったので1回、1回覚えています。
――仁淀くんは作品内だと白目が多いですけど、歌声は表情豊かですもんね。特に神仁淀パートは。
今井:中の人も白目向いてましたけどね(笑)。
「今井くんのことは本当にすごいなと思っています」
――収録を通して、おふたりの関係性に変化はありました?
今井:日に日に堀江さんの、僕への扱いが雑になっていきました。
堀江:(笑)。ひどい、なんてことを言うんだ。
今井:事実じゃないですか。最初は呼び方も「今井さん」だったんですよ。それが、今井くん、今井、てめぇ、に……。
堀江:確かに「てめぇ」はたまに使う!
――なんだか意外ですね(笑)。
今井:LINEの圧もすごいんです。全然関係ないんですけど、僕がオムライスにハマってるみたいなツイートをしたんですよ。そしたらすぐさまオムライスの店が送られてきたんですよ。
オムライス食べたくてブラブラしてるんだけど全然見つからない。
— 今井文也 (@imai1005) August 21, 2022
あの、包丁でス〜っとやってブワッて広がるやつ食べてみたいのよ。
堀江:Twitterに書けばよかったんですけど、すごく気に入っている店だったので直接送りました。僕がいちばん好きなオムライスです。
今井:写真を見たらめちゃくちゃ美味しそうだったんですよ。だから「優しい!」と思って、そしたら文末に「これは本当に美味しい、食え。行け!」って感じに書いてあって「すんごい圧が強い」って返しました(笑)。来週に行く予定です。って話それちゃいましたけど(笑)。
――今日お話を聞いて、おふたりの仲の良さが伝わってきました。
今井:でもそれも一重に、『神クズ』のおかげです。
堀江:今井くんのことは本当にすごいなと思っているんです。1話の時点で「この役マジやばいな。これがアニメ初主演って凄まじいな」って思っていて。今終わって振り返ってみても「そうそうないことをやってるな」と。マジでこの『神クズ』現場を経験してたら、他の現場怖くないんじゃないかなって思います。
今井:いや、怖いっす!
堀江:怖いか(笑)。でもそれくらいすごいことをしてたと思います。
今井:確かに、役者人生の中でもなかなかないことですよね。それが初主演作でできたということが心から嬉しいなと思っています。
――アニメは一区切りつきましたが、ZINGSの今後の活動も楽しみです。
今井:まだまだ続きます。次のファンミーティングの前日にはアニメイトで一日店員するんですよ。公式サイトに「クズ店員」と書いてあるので、気は楽ですね(笑)。
そういう面を出していけるというのも、『神クズ』ならではですね。(※今井文也さん「クズ店員」特典ブロマイドお渡し会、9月2日に終了しました)
堀江:「クズ店員」ってなかなかないよね(笑)。
――1月のイベントについて、今お話できる範囲でおうかがいできればと思うんですが……。
堀江:まだ分からないことが多いんですよね。でも人がいっぱいいるから、同窓会的な楽しさがあるのかなとワクワクしています。アフレコではみんな揃ってなかったですし。
今井:ごった煮で面白そうですね。寺島さんたちともご一緒できますし、なんならみんな揃ってほしいです。新年ですしね! 収録からは1年くらい経っている段階で。個人的にはCgrassのライブ見たいなあ。僕らは横で見てたい(笑)。
堀江:うん、横で(笑)。
――ZINGSのライブも見たいですよ(笑)。ありがとうございました!
[文・逆井マリ]
声優座談会
画像をクリックすると、関連記事にとびます。TVアニメ「神クズ☆アイドル」作品情報
“クズ“アイドルに“神“降臨⁉
dTV・アニメタイムズ・ABEMAほかにて好評配信中。今井文也さん&堀江瞬さんによる最終話のオーディオコメンタリーも配信中
顔はいい。しかし、歌わない踊らないファンサしない。まったくやる気のないクズアイドル・仁淀ユウヤ。
金のために芸能界に足を踏み入れたが、あまりの熱意のなさに、クビを宣告される。
そんなある日、出会ったのは神アイドル・最上アサヒの“幽霊”⁉
正反対な2人がタッグを組んで、目指すはアイドル界の天下一!
この夏、稀代の無気力クズアイドル・仁淀ユウヤから(色んな意味で)目が離せない!
【原作】
いそふらぼん肘樹(月刊コミックZERO-SUM/一迅社 刊)
【キャスト】
仁淀ユウヤ:今井文也
最上アサヒ:東山奈央
吉野カズキ:堀江 瞬
瀬戸内ヒカル:寺島拓篤
岬チヒロ:佐藤拓也
内濱アキラ:小林竜之
灘ユキナリ:石谷春貴
伯方ホマレ:阿座上洋平
信濃ヒトミ:喜多村英梨
河川敷:上田 瞳
ツギコ:大地 葉
しぐたろ:石見舞菜香
ナレーション:速水 奨
ほか
【スタッフ】
原作:いそふらぼん肘樹(月刊コミックZERO-SUM/一迅社刊)
監督:福岡大生
シリーズ構成・脚本:蒼樹靖子(スタジオモナド)
キャラクターデザイン・総作画監督:細田沙織
プロップデザイン:高村遼太郎
美術監督:井戸千尋
色彩設計:村田恵里子(グラフィニカ)
色彩設計補佐:萩原千颯(グラフィニカ)
3DCG:V-sign
3DCGディレクター:上薗隆浩
撮影監督:本間綾子
撮影:T2studio
編集:重村建吾
音響監督:郷 文裕貴
音響制作:ビットグルーヴプロモーション
音楽:myu
音楽制作:エイベックス・ピクチャーズ、テレビ東京ミュージック
アニメ―ション制作:Studio五組
製作:「神クズ☆アイドル」製作委員会
【放送・配信情報】
テレビ東京:7月1日(金)より 毎週金曜25:53~
BS11:7月2日(土)より 毎週土曜22:00~
AT-X:7月2日(土)より 毎週土曜21:00~
<リピート放送> 毎週月曜28:30~/毎週土曜6:00~
テレビ愛媛: 7月4日(月)より毎週月曜25:30~
7月2日(土)昼12:00~dTV・アニメタイムズ・ABEMAにて見放題先行配信
※放送・配信日時は変更になる場合がございます。
【主題歌】
オープニングテーマ「Let’s ZING!」/ ZINGS(仁淀ユウヤ、吉野カズキ/CV.今井文也、堀江 瞬)
エンディングテーマ「キミキラ」/ZINGS(仁淀ユウヤ、吉野カズキ/CV.今井文也、堀江 瞬)
【原作情報】
「月刊コミックZERO-SUM」(毎月28日発売/一迅社刊)にて好評連載中
ゼロサムオンラインでも完全無料でリバイバル連載中(第1・第3金曜日更新)
ゼロサムオンライン: https://online.ichijinsha.co.jp/zerosum
原作公式TikTok:https://www.tiktok.com/@kamikuzu_1
コミックス第1巻から第6巻好評発売中
最新第6巻通常版、特装版発売中!
累計発行部数30万部突破!(電子書籍含む)
崖っぷちアイドル七瀬ヤクモとともにドラマ撮影に取り組む仁淀。
アサヒちゃんのやる気にも助けられ、仁淀の撮影は順調に進むがヤクモは――…。
ファンとアイドル、互いへの望みは捻じれ……大人気作最新巻ついに発売!!
話題のアイドルコメディ、今巻も特装版が登場です!!
特装版にはアニメ化の裏側、原作者の仕事のすべてを
いそふらぼん肘樹が赤裸々に描いたレポート漫画小冊子「アニメ化にまつわる思い出レポマンBOOK」がついてくる!
ここでしか読めない描き下ろしも、もちろん収録!
B6判/発行・(株)一迅社
定価
通常版:750円(税込)
特装版:1,000円(税込)
※特装版の電子配信も予定しております。
7月27日(水)発売 オープニングテーマ「Let’s ZING!」・エンディングテーマ「キミキラ」商品情報
仁淀ユウヤ(CV.今井文也)&吉野カズキ(CV.堀江瞬)のアイドルユニット “ZINGS“が
歌うオープニング&エンディング主題歌が発売決定‼
オープニングテーマ「Let’s ZING!」のカップリングにはZINGSデビュー曲「恋のBANG」の”神.ver”も収録!
【商品情報】
TVアニメ『神クズ☆アイドル』OPテーマ「Let‘s ZING!」
発売日:2022年7月27日(水)
品番:EYCA-13692
価格:(税込) ¥1,650 (税抜) ¥1,500
収録内容:
1. Let‘s ZING!
作詞:工藤寛顕 作曲・編曲:shinnosuke
2. 恋のBANG 神.ver
作詞:松藤量平 作曲・編曲:青木宏憲(HANO)・廣澤優也(HANO)
3. Let‘s ZING! (Instrumental)
4. 恋のBANG (Instrumental)
TVアニメ『神クズ☆アイドル』EDテーマ「キミキラ」
発売日:2022年7月27日(水)
品番:EYCA-13693
収録内容:
1. キミキラ 神ver
作詞:micco 作曲・編曲:本多友紀(Arte Refact)
2. イタズラHoney
作詞:工藤寛顕 作曲・編曲:shinnosuke
3. キミキラ (Instrumental)
4. イタズラHoney (Instrumental)