『神クズ☆アイドル』仁淀ユウヤ役・今井文也さん、吉野カズキ役・堀江 瞬さん超ロング対談をお届け 「最終回を迎えたけど“終わった感”はまったくない。二期、待ってます!(笑)」
クズ“アイドルに“神“降臨⁉ ドタバタアイドル憑依コメディ『神クズ☆アイドル』(一迅社「月刊コミックZERO-SUM」にて好評連載中)のアニメーションが、 7月1日(金)より、テレビ東京・BS11・AT-Xほかにて放送・配信中です。また、出演キャストによる回替わりのミニトーク番組「神クズ☆アイドル楽屋裏トーク」もエイベックス・ピクチャーズ公式Youtubeにて公開中。さらに、2023年1月15日(日)スペシャルイベントが決定!と最終回を終えてもその勢いは止まりません。
本作は、顔はいいのにまったくやる気のないクズアイドル・仁淀ユウヤと、神アイドル・最上アサヒの“幽霊”がタッグを組んで、アイドル界の天下一を目指す物語です。
アニメイトタイムズでは『神クズ☆アイドル』のインタビューを連載。『神クズ』メインキャストの、愛に溢れた言葉をお届けしてきました。第4回となる最終回は仁淀ユウヤ役・今井文也さん、吉野カズキ役・堀江 瞬さんが登場です! 作品に対する愛と笑いに溢れたインタビューをアンコール放送後にぜひご一読ください!
「濃密なアフレコだった」
――放送が終わって、今のおふたりのお気持ちはいかがですか?
今井文也さん(以下、今井):毎話、放送が終わったあとにお互いに連絡しあってたんですよ。このふたりだったり、グループLINEだったりで。東山さんとの3人のグループLINEがあるんです。そこでお話したこともありましたよね。
堀江 瞬さん(以下、堀江):あったあった。
今井:そこに(視聴者の方の)ハッシュタグの感想が貼り付けられていることもありました(笑)。リアルタイムならではというか。結構みんな起きてるんですよね。
堀江:キタエリ(信濃芸能の社長の信濃ヒトミ役・喜多村英梨)さんもリアタイで観られていましたよね。3話の中に社長のセリフでめちゃくちゃおもしろいものがあって。「いい笑顔してからに」っていう。
今井:そうそう、収録終わったあとも笑ってましたよね(笑)。Twitterでも言ってましたね。
堀江くんとLINEでラストの「いい笑顔してからに」で分かっててもなんか笑っちゃいましたな話が出て、そうそう、アフレコ当日に『社長で、からに。って言うの何か面白くてどう芝居したら良いかわからんのですが』って現場で相談してたの思い出しましたw
— 喜多村英梨 ✦ キタエリ (@KITAxERI) July 15, 2022
テストもセリフ言いながら自分笑っちゃってたしw https://t.co/Dq2v5rdzmJ
堀江:メイン3人の僕らだけではなく、いろいろなキャストさんがこの作品を愛している印象があります。オタク3人もそうですし。
――ところで、取材前に堀江さんが(取材現場の机にある)台本を手に取られていましたが、台本を読まれるのは久しぶりです?
堀江:アフレコが終わったのは……いつだっけ?
今井:2月の頭とか、それくらいだったかなあ。
堀江:懐かしさは感じるんですけど、内容が鮮烈だったおかげで、遠い過去のような感じがなくて。(今井さんのほうを見て)なんか、ね(笑)。
今井:うんうん。
堀江:あのときの日々をすぐに思い出せるくらい、濃密なアフレコをしていました。特にこのひと(今井さん)なんですけど。
――今井さんの逸話はこれまでのインタビューでいろいろとおうかがいしています(笑)。
今井:逸話……!? でも僕はポテサラ作ってないですよ!
堀江:話が飛び出しちゃってるから!(笑)
――(インタビュー前日に話題になった)伝説のポテサラ!(笑)
堀江:はい(笑)。
今井:すごかったですね(笑)。ところで、さっき言ってた逸話って例えばどんなことを聞いたんです?
――今井さんが寺島さんのレコーディング現場に間違えていらっしゃったとか。
堀江:って、なにしとんの!(笑)
今井:いや、あれはですね!! 事務所側の連絡ミスでスケジュールを間違えていたんです(笑)。
堀江:そんなことがあるんだ(笑)。
今井:いえいえ、もちろん滅多にないんですが、当日、寺島さんとほぼ同じタイミングでスタジオに入ったんですよ。寺島さんの後ろを歩いていたので、寺島さんの顔は見られなかったので「前に声優さんっぽい方がいるなあ」なんて思っていたんです。そしたら「おはようございます! 寺島拓篤です!」って声が聞こえて「えええええ!」って後ろでびっくりして(笑)。その後、マネージャーからは「ごめんね。お肉奢ってあげるから許して」って言われました。なのに未だに奢られてないんです! これ、書いておいてください! 待ってますから!(笑)
堀江:その時って寺島さんとは面識あったの?
今井:はじめましてでした。だから「誰だこいつ」って思ったんじゃないかと……。
堀江:寺島さんはそんなこと思わないだろうけど、(今井さんの)見た目がチャラいからね……。
今井:あの日はみんなテンパってましたよ。突然僕がきたから(笑)。(音楽ディレクターの佐藤)純之介さんも。僕は邪魔にならないようにすぐさま逃げました。
――その後、アフレコで寺島さんとはご挨拶をされたとうかがいました。
今井:「その節は」と挨拶して謝りました!「全然気にしないてくださいね」って言ってくれて「めちゃくちゃ良い人だ!」と。
堀江:寺島さん、めちゃくちゃ優しいからね。でも連絡ミスなら今井くんは悪くないとは思うけど(笑)。
――その寺島さんが、東山奈央さんも含め「3人がいい人だから現場が楽しかった」といったことをおっしゃってました。
堀江:マジすか! 嬉しい!
今井:あら! 間違ってない!(笑) 各々優しさのベクトルは違うけど。
堀江:そこは否定しない(笑)。でもそれは僕自身も感じていましたね。現場の居心地がいいというか……。
今井:先日、キタエリさんと別現場でお会いしたんですけど、キタエリさんもおっしゃってましたね。
堀江:本当に!?
今井:楽しかったという話をしてました。「神クズ現場濃かったね」って。
――キタエリさんとおふたりはアフレコでご一緒されていたのでしょうか。
今井:2、3回くらいかな。寺島さんと同じくらいご一緒できました。
――寺島さんは別ブースで録られたとうかがっています。
堀江:そう、同じブースで収録できたことはなくて。ちょっと特殊な作りのスタジオなんです。だからあまりトークはできなかったんですけど、収録後に「楽しいね」って話を何回もしました。
――「二期やりたいね」って話もされていました。
今井:(即答で)やります。
堀江:どの権限を持って断言してるのか(笑)。でもやりたい、マジでやりたい。別現場で、スタッフさんから「あ神クズ見てるよ」ってやたら言われるんですよね。「すごく面白いね」って。
今井:僕も言われますね。スタッフの皆さんから人気の高い印象があります。中には「原作を読んでたんだよね」って方もいらっしゃって、うちの事務所にも何人かいました。だから「いろいろな人が見てるんだな」って。みんな「入りやすい」って言ってましたね。
――気軽に見られるけど、笑って泣けるというのは本作の魅力のひとつですよね。
「濃密だった」アフレコの思い出を振り返る
――いそふらぼん肘樹先生はプレアフレコにも参加されたとのこと。その後の本番のアフレコでの今井さんの覚醒っぷりに驚いていたようです。
今井:マジすか! プレアフレコっていつだったっけかなぁ……。
堀江:プレアフレコは暑い時期だったような気がします。(スタジオに向かっている途中)後に今井くんだと知る人物が目の前を歩いていて。夏なのにすっごく暑そうな格好で歩いていたことを鮮明に覚えてる(笑)。
今井:バカでチャラい男が……。
堀江:それでスタジオに入って、同じブースにいるという。
今井:後に「絶対に仲良くなれないと思った」と言われました(笑)。
堀江:(笑)。だって夏なのにレザーですよ。
――なぜレザーを着られていたんです?
今井:……気分が上がるから……。
――勝負服のような感じですか?
今井:そうです、そういう感じ! 最近は外を歩く時、長袖のスウェットとか着ますよ。
堀江:えっ、今8月だけど……。日中も? なんで?
今井:……気分が……上がるから……。
堀江:ちょっと、怖いんだけど!(笑) だって夏だよ? どういうこと? 若さ?
今井:僕が言うのもなんですけど、そんなに(年齢)離れてないでしょ!(笑) ……こんな感じで、現場では結構いじられましたよ。いちばん新人なのに「尖ってる」って。
堀江:良い意味でいじりやすいんじゃないですかね。僕、東山さんが現場で誰かをいじってる姿って見ないんですよ。そんな東山さんも、今井くんに対しては砕けた感じで接していて。
――へえ!
今井:にぎやかな現場でしたよ、すごく。あと、おふたり(堀江さん、東山さん)には「ギャグが分かりにくい」ってよくツッコまれました。「冗談なのか、本気なのか分からない」って帰りのエレベーターでもキレられましたね。
――例えばどんなギャグを言われるんです?
今井:他愛もないジョークです。いろいろと話したあとに「……まあ、嘘ですけどね」って僕が最後に言うと「えっ、そうなの?」ってちょっと深刻な感じの反応をするんですよ。あまりにも伝わらないから、僕はいつも反省して帰ってましたよ……。
――ほう……。
今井:まあ、(反省したという話も)冗談なんですけど……。
――……。
堀江:こんな感じなわけですよ。
――なるほど!(笑) 確かに難易度が高いかも……!?
一同:(笑)
堀江:そうです(笑)。というか、毎回めちゃくちゃ背筋伸ばして帰ってたでしょ!
今井:そんな感じで、しょうもないことばっかり言ってます。
――今井さんの事務所(Rush Style)代表であり、本作ナレーターの速水奨さんにもそういったやりとりをされるんです?
今井:速水さんは(自分と同じことを)言われる側です。僕がスルーしています。速水さんのギャグを捌けないんです。
堀江:社長に対する扱いがひどい!
今井:でも速水さんは嬉しそうに(バリトンボイスを真似して)「今井はアタリがキツいなぁ」って言ってますよ。
堀江:速水さん可愛い……なんて言ったら大先輩に対して失礼かもしれないですけど。アットホームな事務所だなあ。
――速水さんには第1話のアフレコ後に「(全力出して)痩せた?」ってツッコまれたとか。
今井:ああ! なんか僕、いつも速水さんに「痩せた?」って言われるんです。太りにくい体質なので、会うたびに「細くなったね」って。そのいつものノリで「痩せた?」って聞かれたので「いやいや、昨日会ったばっかりじゃないですか」って返したら「違うよ、この現場でやつれたかって話だよ」と。それくらい大変だったでしょう、という速水さんならではの励ましだと捉えています。
――実際、1話の収録はそれくらい大変だったのでしょうか?
今井:1話はわりと大変でした。プレアフレコで同じ内容をやっていたんですけど、数ヶ月空いて、それまでに4~5曲を録っていて。楽曲録りからはじまっていたので、自分が思っていた仁淀像を調整するのが大変だったんです。自分の中でドタバタしながら、監督と相談してアフレコをしていました。2話以降は「安定していた」とおうかがいしたので、うまく合わせられてよかったなと。
――堀江さんは1話はどうでした?
堀江:僕は「今井くんしごかれてるな」と横で思っていました。僕自身はあまり大変といった印象はなくて。パブリックな吉野くんは可愛らしく、王道のアイドル像でイメージしやすかったんですよね。1話ではあまりセリフもなかったですし、吉野くんの内面の葛藤が描かれるのは結構先だったので、大変そうにしている今井くんをぼへっと見ていました(笑)。
今井:(笑)。