「デリシャスパーティ♡プリキュア LIVE 2022 Cheers！Delicious LIVE Party♡」に向けて、キュアヤムヤム／華満らん役・井口裕香さんにインタビュー「ステージから見える皆さんの笑顔を見られることも、キュアヤムヤムとしてお歌を届けられることも楽しみです！」【連載第3回】

「キズナ♡スペシャリティ」は目配せしながら歌いたい

──「デリシャスサ～チ！」「キズナ♡スペシャリティ」は、同日にレコーディングされたとうかがっています。

井口：そうなんです！　同日に2曲レコーディングするって生まれて初めてだったんです。だから1曲歌ったら、もう1曲を忘れてしまう、といった感じで「あわあわあわ」となったんですけれど（笑）。無事に終わってよかったです！　

確か最初に「キズナ♡スペシャリティ」を収録したんです。先に花菜ちゃん、茅野さんが収録していたので、色をつけてくれていたふたりの後を追うような感じで、バトンを理沙ちんに託す……といった感じでした。

でも2人の道しるべがあったから迷わずに歌うことができたなって。

──「キズナ♡スペシャリティ」はどのような印象がありましたか？

井口：メロディが綺麗で。私たちの歌声で歌ったらどうなるのかなとワクワクしました。あとキュアスパイシーが歌う落ちサビが楽しみで。そこを早く聴きたいなぁって思っていました。

──清水さんが井口さんから「あそこの落ちサビ部分いいね」と言われたというお話をされていました。

井口：そうなんです。レコーディングは理沙ちんが最後だったので、録りおわったあとにグループLINEで「あとは託したよ！」と伝えていました。

理沙ちんは誰よりも歌がうまくて、お歌の経験も豊富なので、綺麗な歌声で演じつつ歌ってくれて。「ありがとう、いちファンとしてこれが聴きたかった！」と思いました。

──井口さんの歌声も素敵でした。

井口：いやいや、私はにぎやかし担当ですよ（笑）。

──プリキュアで歌ったということもあって「デリシャスサ～チ！」とはまた違った歌声でしたよね。

井口：そうですね。キュアヤムヤムらしさは大切にしつつも、4人で合わさったときにひとつになることを意識していて。

──完成したものを聴いたときはいかがでしたか？

井口：感動しました！　聴いたタイミングがアフレコで4人になったタイミングくらいだったんです。またひとつ思い出の1ページが増えて、絆が強くなったなぁと思いました。

しかもこの曲がドリームステージで流れてビックリしました！　パンフレットに書いてあったんですけど、私は公演が終わるまで見ない派なので「わああ、流れた！」って。感動してしまいました。子どもたちも喜んでくれている中で、プリキュアたちがカッコよく踊っていて。

──ライブではどう表現されるかが楽しみです。

井口：ね！　どう歌うんだろう〜。歌えるのが楽しみです。ライブではみんなが隣にいてくれると思うと心強いなって。目配せしながら歌えたら嬉しいなぁ。

ゆいの「スマイルメニュー◎」が好き！

──デパプリライブで楽しみにされていることはありますか？

井口：なんだろう！　全部楽しみだなあ！　ステージから見える皆さんの笑顔も楽しみだし、キュアヤムヤムとしてお歌を届けるのも楽しみだし、みんなのステージを袖から見るのも楽しみだし……衣装もグッズも楽しみです！

あと今回は出演されないのですが、せっかくマリちゃん、拓海君の曲もあるから出てくれたらいいのに〜って勝手に思っています（笑）。

もっと言うと、私はあまねちゃんのお兄ちゃん（菓彩ゆあん／みつき）“大好き過激派”なので（笑）。あんみつのキャラソン、もしくはアクスタ出ないかなあ……。

──（笑）。個人的にローズマリーちゃんが大好きなんです！

井口：分かります！　前野（智昭）さんはすごく良い人で。いつもプリキュア4人で収録しているんですけど、先日、組み合わせの関係で、プリキュア3人と前野さんと録ったんです。

プリキュア以外と録るのが久しぶりだったので、私も、理沙ちんも、花菜ちゃんも「テレビでいつも聴いている声が！」「本物だ〜！」って言ってました（笑）。

当の前野さんは「どうもどうも」って感じでしたけど（笑）。マリちゃんはお話上でも本当に素敵な立ち位置で。頼りになる大人なので、一緒に録ったことでマリちゃんに対する愛しさがより増しました。

できることならね〜……前野さんにマリっぺの格好してステージに出てもらいたいんですけどねぇ……。

──（笑）。今回のボーカルアルバムの中で気になっている曲やお好きな曲はありますか？

井口：ゆいちゃんの「スマイルメニュー◎」がすごく好きです！　レコーディングが初めてということで緊張していたようなのですが、彼女は普段のアフレコでも「緊張する」と言いながらも、いざマイク前に立つと誰よりもパワーを発揮するんです。

緊張すらも力に変えてしまうというか。人を元気にさせる声を持ってる人だなと思っています。

だから歌声を聴いたら自然と笑顔になってしまいました。技術だけではない、心から出てくる温かなものを感じて。

この先も花菜ちゃんはそういう子だと思うんですけど、特に今はデビューしたばかりだし、10代だし、いろいろなものが新鮮に映っていると思うんです。今にしかない花菜ちゃんの瞬間が詰まっている貴重な1曲だなと。

──菱川さんの姿を見て、10代の頃の自分を思い出されることもあるのんでしょうか？

井口：いや〜思い出します！　あんなにしっかりしてなかったから、本当にすごいなって思いますね。例えばアフレコのディレクションひとつとっても、頭では分かっていても、それをどう言葉にするかってすごく難しいことだと思うんです。

でも彼女は迷うよりもやってみよう！ってタイプなのかなと。それが気持ちが良いしすごいなって思います。

グッズを「フル装備で来てほしい！」

──ところで、さきほどグッズの話題が上がっていましたが、今年もライブ限定グッズが発売されます。井口さん的に気になるグッズはありますか？

井口：ペンライトが10色発光ですごく素敵だなって！　ステージ上から見たいです！　みんながニコニコ・ピカピカと笑っている姿を見られたらいいなぁと思っています。シェアリンアクリルキーホルダーは下の部分がつなげられるんですね。

ごはんをシェアできる！ブラインド（ランダム）なんですね！　これはぜひとも皆さん、頑張って推しキャラを……！（笑）　

ああ、でもひとつに絞れない。全部可愛いです！（笑）アクスタも可愛いですね。ライブ限定Tシャツに名前が入っているのも嬉しい！

ぜひみんなでお揃いで、Tシャツを着て、マフラータオルを巻いて、シリコンバンドを巻いてもらって、首から垂らして……フル装備で着てもらいたいです。

有観客で開催できるということも嬉しいです。ここ数年は我慢していたことも多かったので、今回はみんなを笑顔にできるようにしたいなと。おなかいっぱいにしてもらいたいです。

──「デリシャスサ～チ！」には、＜しあわせな栄養　みんなと受け取りたいんだ＞という言葉もありますし……！

井口：ね！　楽しみたいです！

──ご時世的にはなかなか「ごはんをシェアする」ことは難しいかもしれませんが、ライブ後、お客さん同士で美味しくごはんを食べられたら良いですよね。

井口：そう思います！　黙食だったとしても、ライブ後にみんなで「いただきます」「ごちそうさまでした」できたら、きっと素敵な時間になりますよね。

　
私たちもライブが終わったらビールで乾杯したいです！（笑）　大人の我々だけですけどね。花菜ちゃんはもうちょっと先だけど。

──キャスト陣のリレーインタビューでは次の方に向けて質問を預かっているんです。清水さんから質問を預かっているのですが、井口さんがものすごく肌が綺麗で、おしゃれでというお話をされていて。

井口：えええ!?　そんなことないですよ。

──きっと「えええ！？　そんなことないよ！って言うと思うんですけど」、ともおっしゃられていました（笑）。

井口：能力者か！（笑）

──で、いちばんオススメの美容法を教えて欲しいとのことだったんですが。

井口：それ聞いてどうするの!?（笑）　ないよ〜！　ない！　よく食べ、よく寝る！　でもきっと理沙ちんもそうなんじゃないかなぁ。私たちの共通点は食べること、お酒が好きなことで。

少し（コロナが）落ち着いた時期に、オープンテラスで軽くごはんに行ったこともありました。アフレコ後だったので「楽しかったね〜」っていう話をして。そうやって大好きな人たちと美味しいものを食べて、感情をシェアして……っていうのが、いちばんのデトックスになっている気がします。それが美容方法な気がする……！　

というか、私が知りたいですよ！　理沙ちんのあの美しさ。本当に綺麗な方です。同じ年なのに、ものすごく大人っぽくて。お芝居もかっこいいし、立ち姿も綺麗だし。いつも私は理沙ちんを見て「ああ、すごい、素敵！」って思っています。

──清水さんもきっと同じことを思われているんじゃないかと。

井口：いやいや、彼女は本当に謙虚なんですよ。私が清水理沙だったらあんな謙虚に生きていられない（笑）。でもそこが彼女の魅力だとも思うし、ここねちゃんにも通じるんですよね。その謙虚さが可愛い。だから……私が言えることは何もありません（笑）。

──おふたりは共通点も多いですよね。

井口：そうですね。同じ年で、若い頃からお互いお仕事をしているんですけど、私はアニメ畑のお仕事が、そして彼女は外画の吹き替えのお仕事が多くて。

そして今、お互い声優として夢だったプリキュアになれた。交わらそうで交わらなかった2人だからこそ、似たものを持っていたり、全く違うものを持っていたり、刺激を与え合える仲だなぁと思っています。

──『デパプリ』を通じて、素敵な出会いがあったんですね。

井口：前でも先でもなく、今このタイミングで、このメンバーで『デパプリ』を作り上げることができて、本当に幸せだなと思います。シリーズディレクターの深澤 敏則さんをはじめ、本当に温かいチームです。

いつか妖精チームやマリちゃんたちとも録れたらいいなと思っています。メンメンとは変身する回しか一緒に録れていないんですよね。もうメンメンが本当に可愛くて……！

　
『映画 デリシャスパーティ♡プリキュア 夢みる♡お子さまランチ!』でのメンメンも可愛いです。おっとりおとぼけなところが愛しいですよねぇ。ぜひ劇場版でのメンメンも楽しみにしていてください！