音楽
舞台『カラソニ』山﨑晶吾さん(宝田伊織 役)インタビュー

率直な感想は「歌うんか~!?」でした(笑)──「『東京カラーソニック!! 』 the Stage」舞台化記念連続インタビュー企画 第3弾 宝田伊織 役 山﨑晶吾さん

春飛の印象は「実は闇を抱えているのでは」。春飛と伊織は同じ天才でも「光と影」かも!?

――バディを務める春飛の印象をお聞かせください。

山﨑:私見ですが、明るくて、イタズラ好きな人ほど闇を抱えているのではないかと(笑)。そういう人は殻を破った時に飛躍的に成長や進化すると思っていて。

春飛も人に明るく接するのは心の弱い部分を見られたくないからではないかなと思うし、今後どんなふうに成長していくのか楽しみで、大きな魅力を感じています。春飛と伊織は過去に組んでいた「グラビティ」というバンドについてもすごく興味津々です。

春飛と伊織、どちらも天才ですが、タイプはまったく違って、まるで光と影のような。どちらが光で、どちらが影なのかはまだわかりませんけど(笑)。

――春飛を演じる高本 学さんとお仕事やプライベートでご一緒されたことはありますか?

山﨑:今回が初めましてです。一緒に写真を撮る機会があって、初めてお話しさせていただきましたが、まだ人見知りしている気がします(笑)。

僕も自分から積極的に話しかけていくタイプではないですが、ひとたび仲良くなれば、めっちゃしゃべります(笑)。同じ大阪出身ですし、年齢も近いのでもっと仲良くしたいです。

――では高本さんへメッセージをお願いします。

山﨑:この舞台では春飛と伊織の関係性だけでなく、僕ら2人の関係性も現れると思うので、仲良くしましょう! まずは一緒にご飯を食べましょう!

――本作では、音楽バトルが繰り広げられますが、ご自身にとって一番好きな歌、大切な歌は?

山﨑:最近、アクロバットを習い始めて、「頭から落ちたらどうしよう?」とか想像してしまって、怖くなることがあります。そんな時に、ももいろクローバーZを聴くようにしています。「走れ!」を聴くと、「よし行くぞ!」と気合が入るんです。だから勇気がほしい時は必ず聴いています。

――音楽フェスをご覧になったことはありますか? 

山﨑:ないですね。僕はインドア派で、できることなら1日中家でぼーっとしていたいので(笑)。

海は好きだけど、このご時世になってからあまり外出しなくなりました。あと人が多いところが苦手で、誰かとご飯に行く時も最大で4人までです。やっぱり見るよりも見せるほうが好きなのかもしれません。

 

山﨑さんいわく、「自分は役に恵まれた役者」。その理由とは?

――2.5次元ステージの魅力やおもしろさとは?

山﨑:やっぱり作品のキャラを生身の人間が演じることで、舞台上で生きているところに意味があると思います。舞台では毎回同じ表情をするのは難しいし、複数のキャストとお客さんで作り上げていくものなので、一度たりとも同じ作品にはなりません。

そして役者も回を重ねるごとに慣れたり、気付くことがあって、それをフィードバックさせていくこともあるし、あるキャラクターの解釈が変わったり、感情の変化があったら周りも合わせないといけないし。例えば春飛が変わってきたとしたら伊織も変わらないと内容に説得力がなくなりますよね。

だからリアルに生きている人がお芝居している分、ズレが生じることもあるけど、そこを調整していくことで千秋楽でより良いものになって。いわば2.5次元の舞台は生もので、人間そのものと言ってもいいかもしれません。

――印象に残っている舞台を挙げるとすれば?

山﨑:ミュージカル『テニスの王子様』3rdシーズンで滝 萩之介を演じたのが初舞台だったので印象に残っています。その他にもミュージカル『薄桜鬼』や『Fate/Grand Order THE STAGE』、最近出演したミュージカル『刀剣乱舞』などターニングポイントになった作品も印象深いです。

僕はすごく運がよくて、役に恵まれた役者だなと思っています。ミュージカル『テニスの王子様』3rdシーズンでは台本上は半ページしか出てこない役なのに、みんなが応援してくれて。

ミュージカル『薄桜鬼』では沖田総司を演じさせていただいたり、何章もある『Fate/Grand Order THE STAGE』ではメインキャラの1人を演じさせていただいたり、ミュージカル『刀剣乱舞』という大きいコンテンツの中で、自分と合う役に出会えて。

『東京カラーソニック!!』も、ターニングポイントや飛躍のきっかけになる作品になればいいなと思っています。

――好きなマンガやアニメ、今ハマっているマンガやアニメがございましたらご紹介お願いします。

山﨑:マンガやアニメが大好きですが、最近ハマっているアニメはNetflixで配信されているアニメ『コタローは1人暮らし』です。マンガもいろいろと読みますが、もっぱら家にいる時にiPadで読んでます。

――皆さんへメッセージをお願いします。

山﨑:『東京カラーソニック!!』自体が新しいコンテンツなので、大きな可能性を感じますし、もう舞台化するということで、それくらい魅力的な作品だと思っています。

舞台化されるということは、たくさんの方の愛情や熱があるからだと思います。この作品に出会えたことは嬉しいですし、この作品と一緒に成長できたらいいなと。伊織が好きな方の愛情に応えたいと思います。

これから伊織のことをもっと知っていかなければいけないし、この舞台が日々生活していくパワーの源になったり、今悩みを抱えている方が見終わった後にすっきりして帰ってもらえる舞台にしたいです。

『東京カラーソニック!!』をまだ知らない方も音楽というわかりやすいものがあるので、初見の方にも何かを感じていただいたり、心を揺らしたり、楽しんでいただけると思います。そして、この舞台が上演される頃には少しでも世の中に明るさが戻っていますように。

『東京カラーソニック!!』the Stage

2023年2月18日(土)から26日(日)まで、東京・シアター1010にて公演!

原作:「東京カラーソニック!!」(eternal voyage)
脚本・演出:伊勢直弘/NAOHIRO ISE

<劇場名・公演日程>
シアター1010
2023年2月18日(土)~2月26日(日)

<キャラクター名/キャスト名>
小宮山 嵐 役/岸本勇太 ARASHI KOMIYAMA/YUTA KISHIMOTO
霧島 宙 役/北川尚弥 SORA KIRISHIMA/NAOYA KITAGAWA
宝田伊織 役/山﨑晶吾 IORI TAKARADA/SHOGO YAMAZAKI
加地春飛 役/高本 学 HARUHI KAJI/GAKU TAKAMOTO
瀬文永久 役/北村健人 TOWA SEBUMI/KENTO KITAMURA
財前未來 役/樋口裕太 MIRAI ZAIZEN/YUTA HIGUCHI
倉橋海吏 役/安井一真 KAIRI KURAHASHI/KAZUMA YASUI
高槻神楽 役/小波津亜廉 KAGURA TAKATSUKI/ALLEN KOHATSU

『東京カラーソニック!!』the Stage公式サイト
https://www.marv.jp/special/stage-tcs/

『東京カラーソニック!!』公式サイト
https://sprout-pj.jp/tcs/

(C)COLORATION (C)『東京カラーソニック‼』the Stage製作委員会
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