音楽
舞台『カラソニ』安井一真さん(倉橋海吏 役)インタビュー

『カラソニ』が2.5次元ステージに! 各ペアの音楽バトルの行方は!? 「『東京カラーソニック!! the Stage』」舞台化記念連続インタビュー企画  第7弾 倉橋海吏 役 安井一真さん

 

バディの神楽は苦手なタイプだけど正反対のもの同士が組むおもしろさも。神楽を演じる小波津さんの印象は?

――バディを務める神楽の印象をお聞かせください。

安井:神楽は僕が苦手なタイプです(笑)。アーティスト気質の海吏とも正反対な性格で、たぶん苦手……というより嫌い?(笑) じゃないかな。音楽の趣味も即興ソングが得意な海吏と、クラシックが好きな神楽と。

そんな二人がバディを組むのはおもしろいし、そこがいいなと思います。曲の作り方もたぶん神楽は理詰めで曲を作っている気がするけど、僕は直感型でコードを鳴らした時の響きからインスピレーションを得たりするので。

――神楽を演じる小波津亜廉さんとお仕事やプライベートでご一緒されたことはありますか?

安井:この公演で初対面&初共演になります。いきなりバディの撮影だったので、すごく緊張しました。

前夜から「ヤバい人だったらどうしよう?」と思いながら朝を迎え、スタジオに入ってからも撮影前、メイクさんに「亜廉さんって怖いですか?」と繰り返し尋ねてしまっていたくらい(笑)。

いざご一緒するとすぐにいい人だなとわかりました。優しくて、懐が深い方で、レッスンでも引っ張ってくれそうですし、学べることがたくさんありそうなので楽しみです。

――では小波津さんへメッセージをお願いします。

安井:「僕は足を引っ張りまくると思うので、よろしくお願いします」ですね。お芝居は好きだけど、自分はまだまだだと思っているので、映画だったら監督、舞台だったら脚本などのポジションを通じて、お芝居が上手な方と一緒にお仕事したいと考えていて。

特に自分でMVの撮影や編集をしているくらい映像への欲があるんですけど、役者としてはまだまだ未熟なので、亜廉さんや今回初めて共演する皆さんから学べたらと思っています。

――本作では、音楽バトルが繰り広げられますが、ご自身にとって一番好きな歌、大切な歌は?

安井:玉置浩二さんの「行かないで」です。玉置さんが好きで、歌い方をマネたりしていたほどで(笑)。元々好きな曲でしたが、欧米の方のリアクション動画で、韓国のシンガーさんがカバーしているのを聴いてサビあたりでボロボロ涙を流しているのを見た時、言葉もわからないのに心を打つ、そんな曲を作りたい、歌いたいと思う気持ちが強くなりました。

――音楽フェスに行かれたことはありますか?

安井:フェスといえば野外で人が多いので、ちょっと……。あと僕、お腹が弱くて、低音が響くとお腹を刺激するんです。自分がライブしている時は大丈夫ですけど。1度体験してみたいと思ってはいますが、音楽は家でこっそり聴くのが好きだから行かないかな(笑)。

――安井さんが好きなマンガやアニメ、今ハマっている作品があれば教えてください。

安井:最近、『仮面ライダー』の原作の石ノ森章太郎先生が描かれたマンガ版にハマっています。『仮面ライダー』シリーズはポップな作品も多いけど、平成の『仮面ライダー』作品は割とダークなものがあって、小学生の頃にリアルタイムで見ていて「怖い」と思いつつもどこか惹かれました。

そして、1~2年前に偶然、『仮面ライダー』1号、2号のマンガを見つけて、読んでみたらすごくダークで、おもしろくて。昔のマンガはコンプラの制限が今ほど厳しくなかったからか、ダークな作品が多いので、それらの作品を読むことにハマっています。

衣裳やヘアメイクなどビジュアルを忠実に再現。今まで見たことがない2.5次元ステージをぜひ劇場で!

――2.5次元ステージの魅力やおもしろさとは?

安井:僕はアメコミ映画が好きで、マーベル作品を結構見ていますが、そのたびに「これぞ、2.5次元だな」と。マンガやアニメは日本の武器ともいえるサブカルな文化ですが、マンガやアニメを具現化して、生身の役者が演じる「2.5次元」のステージは素晴らしいし、日本独自のものとして誇れるものだと思っています。

また2.5次元ステージに立つ役者さんもお芝居やアクション、ダンスや歌など求められるものが多くて。たくさん努力を重ねて、作品の世界観を作ろうとみんなで一つになれて、達成感もあるので素敵だなと思うし、今後も続けていきたいです。

――印象に残っている舞台を教えてください。

安井:2021年10月に出演した『劇団「ドラマティカ」ACT1/西遊記悠久奇譚』です。『あんさんぶるスターズ!』の登場人物が在籍する劇団「ドラマティカ」が西遊記をテーマにした舞台を上演するという劇中劇で、僕は三蔵役を演じさせていただきました。

自分が演じるキャラが更に舞台で役を演じるという試みがおもしろくて。僕はアニメやマンガのキャラが出ているシーン以外でどう過ごしているのか気になるほうで、そういう行間を描いた番外編もあったらいいのにと思っていました。

この舞台では、ファンの皆さんが知りたかった先、掘り下げてほしかったことが見られたと思うし、僕自身も発見できたこともありました。こういう機会がまたあればいいなと思っています。

――では皆さんへメッセージをお願いします。

安井:衣裳のデザインや髪型、メイクなど、『東京カラーソニック!!』のビジュアルが忠実に再現されていると思います。

僕自身も衣裳を着たり、メイクすることで、海吏と同体になったような感覚を感じました。今までにない2.5次元のステージを皆さんにも見ていただけるのではないかと思います。

歌手とクリエイターがバディになって、2人の絆や楽曲が生まれるまでのドラマ、そして巨大な音楽フェスで各バディがしのぎを削り合うというワクワクする音楽青春劇になっています。

それぞれのバディの曲には彼らの想いや関係性も描かれているし、音楽や歌は直接的に感情を揺さぶる効果もあるため感情移入しやすくなっているので、『東京カラーソニック!!』に触れたことがない方や2.5次元ステージ未体験の方にもぜひ見ていただきたいです。

「海吏きゅんはおもしれー曲しか歌わねえから、そこんとこよろちくぅ!」。

『東京カラーソニック!!』the Stage

2023年2月18日(土)から26日(日)まで、東京・シアター1010にて公演!

原作:「東京カラーソニック!!」(eternal voyage)
脚本・演出:伊勢直弘/NAOHIRO ISE

<劇場名・公演日程>
シアター1010
2023年2月18日(土)~2月26日(日)

<キャラクター名/キャスト名>
小宮山 嵐 役/岸本勇太 ARASHI KOMIYAMA/YUTA KISHIMOTO
霧島 宙 役/北川尚弥 SORA KIRISHIMA/NAOYA KITAGAWA
宝田伊織 役/山﨑晶吾 IORI TAKARADA/SHOGO YAMAZAKI
加地春飛 役/高本 学 HARUHI KAJI/GAKU TAKAMOTO
瀬文永久 役/北村健人 TOWA SEBUMI/KENTO KITAMURA
財前未來 役/樋口裕太 MIRAI ZAIZEN/YUTA HIGUCHI
倉橋海吏 役/安井一真 KAIRI KURAHASHI/KAZUMA YASUI
高槻神楽 役/小波津亜廉 KAGURA TAKATSUKI/ALLEN KOHATSU

『東京カラーソニック!!』the Stage公式サイト
https://www.marv.jp/special/stage-tcs/

『東京カラーソニック!!』公式サイト
https://sprout-pj.jp/tcs/

(C)COLORATION (C)『東京カラーソニック‼』the Stage製作委員会
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